アルツ村 閉ざされた楽園
南 杏子
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刊行日 2025/06/13 | 掲載終了日 2025/06/16
ハッシュタグ:#アルツ村閉ざされた楽園 #NetGalleyJP
内容紹介
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DVから逃れた女性が迷い込んだのは、
高齢者だけが身を寄せ合って生きる山奥の村だった──
老老介護、ヤングケアラー、介護破綻……
日本における「認知症のいま」を問う問題作。
そして衝撃のラスト!
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夫のDVに耐えかねて札幌の自宅を飛び出した明日香は、道北の見知らぬ村にたどり着いた。7歳になる娘のリサといっしょに。
村で匿ってくれたのは修造という高齢男性と、床に臥すハツの夫妻だった。
修造は認知症なのか、明日香のことを孫娘と勘違いして「なっちゃん」と呼ぶ。近隣の住民からも温かく迎えられた明日香親子であったが、この村は何かがおかしい。住民は皆高齢で、しかもほぼ全員が認知症を患っているように思われるし、そもそも自立した生活が成り立っていないようなのだ。
村まるごとが高齢者用施設ということなのか──。
現役医師作家のメディカル・サスペンス!
※本書は2022年3月に刊行された単行本を改題し、文庫化したものです。
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著者/南 杏子(みなみ・きょうこ)
1961年、徳島県生まれ。日本女子大学卒業。出版社勤務を経て、東海大学医学部に学士編入。卒業後、慶應義塾大学病院老年内科などで勤務したのち、スイスへ転居。スイス医療福祉互助会顧問医などを務める。帰国後、都内の高齢者病院に内科医として勤務。『サイレント・ブレス』(『サイレント・ブレス 看取りのカルテ』に改題)がデビュー作。その他の著書に、映画化された『いのちの停車場』、NHKで連続ドラマ化された『ディア・ペイシェント 絆のカルテ』、『ステージ・ドクター菜々子が熱くなる』(『希望のステージ』に改題)、『ブラックウェルに憧れて 四人の女性医師』、『ヴァイタル・サイン』、『いのちの十字路』、『いのちの波止場』などがある。
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出版情報
ISBN | 9784065398494 |
本体価格 | ¥890 (JPY) |
ページ数 | 464 |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー

看護者の視点とジャーナリストの視点から認知症の介護現場が緻密に描かれている。ヤングケアラーや認知症介護者の介護疲れの実態などの社会の課題が迫るように提起されている。驚くべき最終展開。
つい2年前に近しい親族を看取り介護し、また近時は別の親類の認知症懸念を迎えて、タイムリーにこの書籍の推薦が上がってきたことに驚きながらも、今は全く無関係の人たちにもこの問題について考えてほしいと思う書籍。

戦慄が走った 正にふたつの大型台風が同時上陸したかのようだ
この終着 この手腕 声も言葉も出ない
夫の暴力に耐え兼ねた逃走劇 はじまりから 怒髪冠を衝く勢いだった
愛娘とようやく逃げ込んだ先は こともあろうに所在地非公開の場所
出会うのはほぼ老人 おそらくみな認知症
超高齢社会とはいえ 山に囲まれた集落とはいえ
金属柵は何のため? 病院に行っても医療費支払わないんですか
バンショウさん 貴方は誰?どこからきたの?
そこは 通称アルツ村
私は介護当事者ではない なにも知っていない
その事実に驚愕に思考が決壊している
取材メモと称して、時折挿み込まれる第三者の記載がある
九州の久山町の疫学研究も触れ フィクションを凌駕するひっ迫感に襲われる
人は誰もがみな死を迎える
日本はいま、米に紛争している
当たり前に享受できると思いこんでいた米に奔走している
わたしたちはちゃんと死ねるのだろうか