雨の日は、一回休み

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刊行日 2021/06/14 | 掲載終了日 2021/06/10

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内容紹介

「おじさん」は、なぜ変われない!?

男性は「そうなんだよ」と共感、女性は「こんな人に困ってる!」と思わず頷く。

「居酒屋ぜんや」シリーズの著者が、働くおじさんの日常を時におかしく、時に切なく描く連作短編集。

●セクハラを訴えられた男が、次の日から部下の対応に四苦八苦。

●女性の後輩に出世競争で敗れた男は、次の生きがいを見つけられるのか。

●浮気で離婚された男が、十年ぶりに娘と再会した場所は……。

●四十代で派遣社員。ストレス解消にネット上で女子高生を装う男がピンチに。

●定年後、公共マナーを注意することが生きがいとなった男の孤独とは。

「おじさん」は、なぜ変われない!?

男性は「そうなんだよ」と共感、女性は「こんな人に困ってる!」と思わず頷く。

「居酒屋ぜんや」シリーズの著者が、働くおじさんの日常を時におかしく、時に切なく描く連作短編集。

●セクハラを訴えられた男が、次の日から部下の対応に四苦八苦。

●女性の後輩に出世競争で敗れた男は、次の生きがいを見つけられるのか。

●浮気で離婚された男が、十年ぶりに娘と再会した場所は……。

●四十代で派...


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784569849454
本体価格 ¥1,600 (JPY)

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NetGalley会員レビュー

ダイバーシティ推進が叫ばれ、男も女も平等に、年功序列も廃止、という時代に、「おじさん」を主人公にするというのは意外な盲点だと気付かされた。
ダイバーシティの対象には、おじさんも入っているはずなのに。
「男は、女は、こうであれ」という価値観に生きてきたおじさんたちも、頑張って生活している。
前時代的だと抑制されてきたおじさんたちの声が、主張が叫ばれていて、そう思っているのか、と勉強になった。

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性別関係なく共感の嵐ではないでしょうか!
この作品、凄すぎます!
人が過ごした時代によって常識は違うし、その分時代によって変わるということを意識しないといけませんね。と自分を思わず省みてしまう。
この作品に登場したおじさんたちは、運良く考えを変えることができた。それを幸運だと分かっていて、読んでいて思わず笑顔になる。
おじさんと関わる女性たちもなんと懐の大きい方達だ!と尊敬してしまう。
ただ、第四話の山川あかりは許せない。なーにが「あたしも養われたーい」だ!!
お世話する子どもがいるってのは大変なんだぞ!門前も門前だ早く帰れ!離婚カウンター回ってるぞ!!
と思わず熱くなってしまう。
ともかく、この作品はたくさんの人に読んでもらいたいなー

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おじさんながらの気持ちで?と思うところもありましたが、基本的にあっという間変わってしまった世の中や人に対して、どのように順応すれば良いか分からない人達の話で、分かる分かると思いながら読んでいました。また、定年までの時間はまだもう少しあるものの、今から生き方は考えないとだなあと思いました。

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揃いも揃ってムカつくおっさんばかりな、この小説。
どの話も冒頭から中盤まではイライラと嫌悪が混ざりあって、無性に腹がたって仕方がありませんでした。しかし、おじさんたちの哀しみややるせなさみたいなのがふっと訪れるんです。そしたらなんだか、しょうがないなぁという気になってくるから不思議です。
どのおじさんもその時代に合わせて必死に生きてきたんだと思います。時代は変わり、その生き方が否定されて、じゃあどうしろというのか。
おじさんだけではなく、全ての世代に言えることだと思います。昔はこうだった。あの頃は良かったとか言わずに、柔軟に生きていきたいと思いました。

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各章に出てくる主人公の男性は
どの人も昭和のど真ん中で働いてきた。
わかる!
「俺が頑張って働いてきた」
「家族のために働いてきた」
でもそのために犠牲になったものも多い。
それが、後からしっぺ返しのようにやってくる。

50代の男性方には、しっぺ返しの理不尽さも含めて
主人公と同化できるのではないだろうか。

女性の著者だから、昭和の男性を客観的に
描けていると感じた。
途中まで昭和の頑固おやじにイラっと来たが
これもまた著者にしてやられているのだ。

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坂井さんはどうしてこんなに男性の気持ちがわかるんだろう。
これは以前『妻の終活』を読んだときにも感じましたが。こういう困った人、いるなぁと。でも同時に、男性側の主張の中にわかるなというところもあって、お互い歩み寄りたいよねと思いながら読み終えます。
今回も人生後半に差し掛かった男性たちの日常が、切なくもおかしくて愛おしい。

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坂井さんほんとはオジサンなんじゃ、、、、?と思ってしまうほどこういうオジサン居るよね!のオンパレード。
オジサン以外の人が読んでも作品中の奥さんや娘の気持ちがよーくわかってちっともわかっていないオジサンたちに怒るの通り越して唖然とします。
世の男性方、絶対読んだ方が良いですよ!
良かれと思ってしていることが全部裏目に出てるって気づきます!
でもオジサンたち、決して悪気はないということは伝わってきて不覚にも頑張れ、なんて思ってしまう。
坂井さんは本当にこういうお話がお上手だなぁ。やっぱり実はオジサンなのかしら?笑

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必死すぎるおじさんの繰り言が、なんともリアル。おじさんたちにはいつも、いつでも、大義名分があって、だから自分の言動を顧みろと言われれば平気で牙を剥く。剥いた牙を突き立てるものがないにも関わらずだ。
「男たるもの」という昭和の形骸にすがる無意味さがわからないおじさんたち。
でも、読むほどに滲み出す哀愁に、ちょっぴり同情も禁じ得ない。
わたしも心しよう。おばさんだって「最近の若い者は!」的な思考は、胸の底にあったりするのだ、ここだけの話。

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どの章もとても良かった‼︎ 今、隣にいる自分のパートナーが、まさに本書のおじさん達と同年代。ここまでではないかも‥と思うところもあれば、ある、ある‼︎と読み聞かせてあげたい位に当て嵌まるところもある。そうなんですよ!一時代を築いて来たと自負のあるおじさん達は、なかなか今が生きづらいのでしょう。かつて上の世代に感じていた事は、時代の流れで当たり前に感じられる側に回っている事に気付かない。女性の方が周りに上手く合わせられる分、こんなおじさん達を優しく包んで、次のステージに送り出せたら良いなと優しい気分になれた。

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妻の終活にしてもこの物語にしても、おきくさんは男なのかい?
と思うことがある
5章にわたるお話全てに納得できる
まさしくバブルの落とし子である私は、自分の親父もいかにもこの中に出てくる親父とおなじだったし、上司に至ってはこの5人全員いたと思う
それぞれがその時代第一戦で頑張っていたことはわかるが、今の時代から見たら過去の遺物
本人たちだけはきづかずに今も生きている
親父たちよ、この本を一回読め!
自分たちはこんな風に思われてるんだぞ
そして受け入れろ!時代は変わったんだ
そこで変われる親父こそ、最高に素敵なジジイになれるんだ!
皮肉いっぱいの面白さでした
これからババアに近づいていく私も気をつけなければ💕

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興味深く読みました。とても面白かったです。
〈圧倒的多数のジジイたちが(世の中という)歯車から弾き出されて蠢いている。
自分がいったいどこでなにを間違えたのかもわからぬままに〉
同世代とは思いたくないような酷い男たちが次々と…。
定年が延長されても、彼らは自分の考え方、態度、言動は変わらないのでしょう。
結婚したとき、親になったときなど、変わるチャンスはいくらでもあったのに。
周囲に誰もいなくなったときは手遅れなのです。早く気づきましょう。

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5編とも『雨』の名称の付けられた短編。一口に『雨』と言っても様々。私の住む地域もそろそろ梅雨入りしそうでそんな時に家にこもって読むのに最適だろう。5編とも主役は男性でリレー形式となっている。家事に育児、仕事と女性は大変と心底思っていたが、この作品を読むと男性も色々大変なんだなぁと少し可哀想になってくる。部下にセクハラを訴えられる、定年後の心配や、『男』としてパワフルでいたいという強い思い、派遣社員でうだつの上がらない男性、定年後の時間を持て余す男性。男性達へのエールが詰まっている。

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全5話からなる自分のこだわりから抜け出せない男達の滑稽な物語
 前話の脇役が次の主人公になる構成で、感情移入しやすい
 気がつかないだけで、きっと自分も同じような過ちを犯しているんだろうな
 男性では、書けない物語
 自分の挙動を再点検させてくれます😅

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おじさんたちの理不尽さになんだかなーーと読み進めましたが、改心した姿はちょっと涙が出そうなくらい、よかったよかった、あなたのこれからの人生そんな気持ちでいた方が絶対楽だし楽しいはず、と現実のまだ自己に向き合えてないおじさんたちに視線を移さないでもありませんでした。

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短編ひとつひとつに主人公がいて、面白い内容となっています。
その短編にもつながりがあり、そこがまた会面白い。
主人公それぞれに人間模様が設定されていて、どれかに感情移入が出来るのではないでしょうか?

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おじさんの哀愁漂う短編集だった。世代間ギャップとでも言うのか、こんなにも思考がすれ違うものかと面白く、またおじさんではありませんが自分も同じ世代なので、参考になりました(笑)1話目が一番印象に残っています。

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