ソラモリさんとわたし

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刊行日 2021/12/17 | 掲載終了日 2023/10/06

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内容紹介

小学6年生、美話の秘密のメモ帳をひろったのは、ふしぎな大人「ソラモリさん」。

コピーライターをしている「ソラモリさん」は、

おとなげなくて、ときどきだらしないけれど、

美話にとって、忘れられない大切な「レッスン」をあたえてくれた…。

「言葉」を輝かせたいと願うすべての人に贈りたい、

第3回フレーベル館ものがたり新人賞大賞受賞作。


小学6年生、美話の秘密のメモ帳をひろったのは、ふしぎな大人「ソラモリさん」。

コピーライターをしている「ソラモリさん」は、

おとなげなくて、ときどきだらしないけれど、

美話にとって、忘れられない大切な「レッスン」をあたえてくれた…。

「言葉」を輝かせたいと願うすべての人に贈りたい、

第3回フレーベル館ものがたり新人賞大賞受賞作。



おすすめコメント

★児童文学界に、新しい風が吹く!

第3回フレーベル館ものがたり新人賞大賞受賞作


★「言葉をちゃんと使えるひとになれたら、

言葉にならない心が読めるようになる」(本文より)

――どこまでもまっすぐに、「言葉」を追いかけたひと夏をえがいた意欲作。

対象児童だけでなく、本を愛する人、言葉を扱う職業の人ならだれしも胸をうたれます。

★児童文学界に、新しい風が吹く!

第3回フレーベル館ものがたり新人賞大賞受賞作


★「言葉をちゃんと使えるひとになれたら、

言葉にならない心が読めるようになる」(本文より)

――どこまでもまっすぐに、「言葉」を追いかけたひと夏をえがいた意欲作。

対象児童だけでなく、本を愛する人、言葉を扱う職業の人ならだれしも胸をうたれます。


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784577050163
本体価格 ¥1,400 (JPY)

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NetGalley会員レビュー

表紙の綺麗なお姉さんのイラストに惹かれてリクエスト。が、そんな期待を見事に裏切ってくれたお姉さんことソラモリさん。変わり者で正しくない大人代表のソラモリさんと、クールな主人公美話とのやりとりは軽快でコミカル。文章自体もリズミカルで、おしゃれな作品だった。登場人物がみんなどこか明るい点も好き。気持ちのいい作品。

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この気持を誰かに、今すぐに伝えたい!ソレに応えてくれたのがSNS、スマートフォンかもしれませんね。
でも、言葉を大事にする、ソラモリさんはきっと違うことを教えてくれそう・・・
美話と一緒に映画を見た時も、「映画はね、観ている時間と同じくらい、観たあとの時間が大切なんだよ」
受けっとった感動が、すぐに、胸からあふれ出しそうになっても、あわてて言葉にしない。どうして、そんなに自分が感動したのか、じっくり自分とおしゃべりする時間、それが大切なんだよ。適当な言葉で終わらせて、せっかくの感動をつまらないものにしてしまうなんて、もったいないじゃない。
自分とのおしゃべりの中で磨かれた言葉は、やがて深い光を放つ結晶のようになっていく。言葉にできない大切な思いを運ぶ、言葉の外側の光。もちろん、それを見る事ができる深い人にならなければいけない。その深さは、熟成の時間、自分との正直な対話の中から生まれる。つらくても、こわくても、逃げないで、ごまかさないで。
ぐたぐたなところ、へんてこなところ、おとなとしてどう?って感じのソラモリさんがものすごく素敵な人に見える瞬間があります。恋しそうです。
もったいなくて、口を開きたくなかったけれど、本当に心の底で、光り続ける宝石をもらったような本でした。
挿絵もイメージにぴったりです。ありがとうございました。

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読んでいる間、読み終わった後、そこで一貫していたのは、「この作品を幼い頃から手に取れるのが心底うらやましい」という感情でした。
私事ではありますが、30代も半ばに近づき、ようやく映画や音楽、そして本に触れ、それぞれの作品やそれにまつわる自身の記憶と会話し、言葉に変換することができるようになってきたかなあ、と感じています。
耳触りがいいだけではなく、身の回りにある風景(良いものばかりでもないし、悪いものばかりでもない、同じモノでもその時々で見え方が変わることだってあるでしょう)とじっくり会話を重ねて吐露された言葉は、きっといい方向へ自分を導いてくれる。それが「言葉をちゃんと使う」ということだと思いますし、ソラモリさんと美話とのやり取りを見ていて、より強くそのことを感じました。自分にとっても、とてもいいタイミングで読めた気がしています。
本も一つの風景です。書店員として、店頭でこの作品を手に取り、読んだ子どもたちが、心から湧き出たそれぞれの思いを言葉にしてくれたら嬉しいですし、その思いを多くの人と共有してくれることを期待しています。

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小学6年の女の子美話は、落とした秘密のメモ帳の拾い主のお姉さんと知り合う。夏休みに、自由人なコピーライターのソラモリさんと不思議な交流を深める中で、無口だった美話の「言葉」が少しずつ成長していく。爽やかな印象の挿絵がマッチしている。

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独特の文体に最初は少し読みにくさを感じた。
子どもの頃に読んでいたら夢中になっていたかもしれないな、なんて大人ぶったりもして。
ところがどうだ。
主人公が「言葉」を紡ぐことに挑戦するさなか、横でふふんと得意げなソラモリさんの魅力にいつしか虜になっていた。
ソラモリさんは立派な大人だ。自分の言葉を獲得して、自分の足で立つ大人。
だからって、過剰な言葉をかけることは決してしない。
言葉は自分で見つけるものだからだ。
子どもたちにこの物語はどんな風に映るだろう?
「今」はなんだか面白い物語だったなと思うだけかもしれない。
けれど、この物語には大切なことがたくさんつまっている。
躓いたとき、挫けそうなとき、自分の心をのぞいてみて。そしてそれを言葉にしてみて。
これさえできれば生きていけるって、本から聞こえてこないかい?

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無口な美話は、秘密のメモ帳を拾った「ソラモリさん」と流れで交流することに。ソラモリさんと仲良くなっていくにつれ、美話は自分のなかの言葉を輝かせていきます。
自分の気持ちを形にしたのが言葉なのかもしれません。なんのために言葉があるんだろう……そういう問いに対して優しい物語で答えてくれる本だと思います。
また、ソラモリさんはさらっとこなしているように描かれているのですが、コピーライターの大変さを感じました。たった一行がなかなか描けないものです。おしごと小説でもあるんじゃないか、と思いました。

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作品の内容が内容なだけに、物語のなかの一文一文を意識してくださっているのを感じました。子供がこんな形で、興味ある分野に近づいていけたら、とても幸せだと思う。文や、言葉を形にしたい子たちに、ぜひ読んでほしい。

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コピーライター(26歳女子)と小学生(6年生女子)、2人の夏休みを描いた作品。
小学生の美話の落とし物から始まるソラモリさんとのお付き合いは、ゆるくて心地よい。小学生や中学生の子供を導くメンター的な役割を負う人はおじさん、という作品が多い。けど、ここでは若い女性であるソラモリさんが美話を、美話の言葉を引っ張り出してゆく。
2人の関係は上下というよりは、もう少し近い位置にある。先輩と後輩、という感じが一番しっくりくる。仲良くおいしいものを食べつつ、太ったことを突っ込み合いつつ、伝えるべきところはしっかり伝える。そんなソラモリさんのような大人として、子供さんたちのそばにいられたらいいな、と思った。

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言葉少なく、あまりしゃべらない美話が、ソラモリさんと出会ってから、言葉を大切にするようになって、自分の気持ちを表現するのが上手になっていく。
子どもの吸収力はすごいけど、それを引き出すソラモリさんもすごい。ダメダメな大人のギャップも、人間らしくて好き。

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コピーライターの「ソラモリさん」に、大事なメモ帳を拾われてしまったことから、いやおうなしにつきあいが始まってしまった主人公の「美話(みわ)」。

美しい話という字の通り、美しい物語を書きたいと思っている小学六年生ですが、自分で「わたし、小学生なんだ」とびっくりするくらい、心の中はおとなです。

お母さんが亡くなってお父さんと二人暮らしになり、おとなにならなくちゃ、と自分で暗示をかけているのでしょうか。お母さんとの最後の会話を思い出しては、あわててストップをかけてしまったり。

そんな美話に「あなたは小学六年生」と教えてくれたのが、ソラモリさん。

「言葉を仕事にする人」から、プロの技を伝授されて、言葉の世界と深くつきあっていきます。

誰も読まないような地味な鉱石の本について、ソラモリさんは言います。(以下引用)「これを書かなきゃと、つき動かされたんだよ。誰かが読んでくれる。きっと誰かが必要とする」

ソラモリさん自身、いつか誰かにとっての光る石になりたいと思っているのかもしれません。自身でも現実とおりあえない部分をもつソラモリさんの、必死に言葉を探し出そうとする姿に、美話の心も重なったんじゃないだろうか、と、読者の私自身も心を重ねつつ思いました。

美話の心がどうやってときはなたれるのか、繊細な陰影の色彩が続きますが、ある日、すべての色彩が合わさったようなことがらが現れ……。

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児童書ですが、おとなでも、自分の中のおりあえない部分や、子どものまま残ってしまった部分に、いろいろとささる本です。

私自身、3年前に母を亡くし、なかなか思い出とつきあえずにいます。また、好きな映画や本や音楽を、言葉にしにくく、言葉にしたところでどうしようもない、と思っていたからかもしれません。けれど、美話と映画を一緒に見たあとの、ソラモリさんの言葉にはぐっときます。思い出も、感動も、自分のなかでゆっくりと発見されて、もっと大切なものになるのだと。(以下、引用)

「胸のなかにあふれている言葉を。いまは口にしなくていい。帰ったら、ひと晩、ゆっくりじぶんとおしゃべりしてごらん。どこがよかったのか、なぜこんなにうれしいのか……じぶんと話しあうの。そうすると、新しい発見が生まれて、もっと大切な映画になるから」

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子どものとき出会う、ちょっと変わった大人っていつまでも記憶に残ることが多い。
たとえ過ごす時間が短くても。
人生観を変えられてしまったり。
香りや本の中でその人との記憶を思い出したり。
影響を受ける。
忖度しないこの関係。
それでもお互いを尊重してる。
あぁ、いいなぁ。そう思う。
本との出会い、人との出逢い。
知っていたはずなのに。
かけがえのないものだ、と再確認させてくれました。
ありがとうございます。
装丁のオシャレな感じもとても好きです。

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小学六年生の美話(みわ)とコピーライターのソラモリさんが過ごしたひと夏を描いた物語。
伝えたいことはたくさんあるはずなのに、なかなかうまく言葉で表現できない美話が、ソラモリさんと交流していく中で言葉の大切さを学び、やがて成長していく。
友人として、同志として、お互いを尊重しながら思いやるふたりの関係がとても良かった。

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まず主人公の名前がいいなと思いました”美話(みわ)”。「ことば」を大事にする人の名前です。美話と交流するコピーライターの”ソラモリ”さんは、大人ですが、時々子供のようなことを言って、でもしっかりプロの部分は美話には伝わっていく、そんな人です。ソラモリさんが美話に”ことばのレッスン”をしていくのですが、特に二人が映画を見た後にソラモリさんが美話に伝えることばは共感でき、作者がプロのコピーライターの方であることも、こんなところに活きているのかなと思いました。
児童書のジャンルではありますが、読者対象が子どもだけになってしまうのはもったいないと思いました。装丁を変えて大人向けの本としても(大人が手に取りやすい形で)出版されたらいいのになと思いました。

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この物語は、小学六年生の少女日高美話とプロのコピーライターソラモリさんとのひと夏の交流のお話です。美話ちゃんは、担任宿題で動揺をつくらないといけません。そんなときにソラモリさんとひょんなことから出会いました。ソラモリさんは、時に同級生のように、時にダメな大人として、そして全体的には、美話ちゃんに言葉の大切さを指導するように接しています。ソラモリさんは26歳ということですが、美話ちゃんには、小学21年生と思われる時もあるようです。そんな美話ちゃんとソラモリさんの会話はなんともユーモラスで楽しい思いがします。でも子供は成長の過程で、こんな人と出会うことが大切なんだと、そんなことを感じさせてくれる作品です。

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最初はソラモリさんてちょっといいかげんで大人気なくてだめな人だと思った。
でも、言葉を使う仕事をしているからその力と意味を正確に使い熟す姿と仕事をしていない時の抜け殻のギャップが人生を楽しむ良い加減なのか、それがだんだん格好良く見えてくる。
小学生の頃に読みたかったとちょっと悔しさが滲み出て、こんな大人になりたいのはまだ間に合うかと言葉の使い方を大事にしようと思いました。

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大人のソラモリさんと小学生の美話。
一見、おおざっぱでマイペース。でも、実は、情が深く、感性豊かで人の心を大きく動かす力を持つソラモリさん。美話とソラモリさんの関係がとても爽やかで心地よい。軽快な会話の中で自然と行われていた言葉のレッスン。
2人の偶然の出会いによりつくられたこの優しいつながりが、美話の中に埋もれていたものを引き出し、新しい世界へと導いてくれる。ひとつの出会いにより人生が大きく広がることがあるのだとこの最高の出会いが羨ましくなり、言葉の大切さ、言葉の魅力をとても感じました。大人になっても子どもとこんなふうに接することのできるソラモリさんがとても魅力的でした。偶然の出会いが1人の少女の世界を変えた物語。美話の成長が楽しみです。

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上下でも横並びでもないななめの人間関係のよさを伝えてくれる本。言葉を大切にする人と早い時期に出会えることの幸運も。ソラモリさんみたいな大人と子どもの頃にやりとりしたかった!
チップスサンドはアイルランドの国民食(とガイドブックに書いてあった)で、旅行中や旅行後にちょいちょい食べていたのが懐かしくなりました。あれはたしかに食事です。常用すると危険ですが。

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軽妙な会話劇がクセになる作品。
「わたし」(美話)とソラモリさんの交流はゆるゆるながらも、学校では教わらない学びに満ち溢れている。

特に言葉、作文や作詞の分野は教師によってセンスにむらがあるので、こういう物語を読む事の方が、大切なものを掴みやすいのかも知れない。

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コピーライターのソラモリさんに振り回されそうになりつつも、会話しながら自分というものを少しずつ考えていく主人公の姿がよかったです。
作者自身もコピーライターということで、まだそれほど馴染みのない仕事についても知ることができ、職業の学習の参考資料としても使えそうです。

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時に友だちのように、時に姉妹のように、時に母のように、得体の知れない関係。

胸の中に溢れる感情をとっておく。
人数が少なくても、誰かが必要としてくれると思って書く。
言葉にできない思いも大切。
言葉には人を刺す力がある。

等々、本好き、言葉好きにはたまらない心に響く言葉がたくさんありました。

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ソラモリさんと美話の不思議な空気感がとてもよかったです。
小6の美話が成長していくストーリーももちろんなのですが、ソラモリさん(つまり大人たち)もまだ未完成なのだと、美話が気づいていくような流れがよかった。

コピーライターのソラモリさんのお仕事の視点も面白くて、お仕事小説としても勧められるなあと思いました。
小学高学年〜中学生まで、幅広く紹介できるような内容で、うれしいです。図書館でおすすめしたいです。

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小学6年生の美話(みーたん)と、コピーライターのソラモリさんの夏休みの交流の物語。
人とのやり取りが少し苦手で、ちょっとひねくれた視線からの美話のストレートな独白に、はっとさせられることがしばしば。そんな彼女から見ても、謎の感性に満ち溢れたソラモリさん。彼女に対する尊敬とがっかりの両極端の往復が続く。でも、美話は気づく。ソラモリさんは言葉を大切にする中で、彼女を「ひとりのひと」としてあい対してくれていることに。そして、ソラモリさんの想いを感じたのだろう。言葉の更に向こうにあるものを示したい、という願いを。
そして、とうとう美話の童謡が完成する。各連の最後に1行ずつ付け足す事だけで。何が足りなかったか、美話は自分の力で気づいたから。しっかり感じていたのに、それを気づかぬうちに封印していたこと、それを言葉にする=気づくことができたから。
ソラモリさんは触媒。自分に対して自然体でいる、同じ時間を過ごすことでその大切さに気づかせていく、触媒だから。そして美話は、更にその先まで気づくいたはず。ソラモリさんだって、過去を背負い現在進行形で歩んでいることを。だから、美話もソラモリさんも横並びに歩いてるということを。
だから、美話は『「いる」と「いない」の真ん中にある言葉』を見出したのだろう。そのして、亡き母の思い出を受け入れられた。「美話」でなく「わたし」と自分を呼べた。言葉を介さずに、ソラモリさんの気持ちと向かい合えた。
大人へと向かっている子供の変化、それは短い時間の中で起きる。美話という名前の「わたし」も夏休みという短い時間で。そして、その変化はソラモリさんと共にこれからも続いていくのだろう。この物語が終わって、その次のページに書かれた最後の最後1行を読んで、そう思った。

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小6の美話とコピーライターのソラモリさん(26歳)のひと夏の物語。とにかくテキストのテンポがいい。そのくせ、だいじなことをストレートに伝えてくる、その捻じ込み具合がいい。美話とソラモリさんの軽妙な掛け合いの中に散りばめられた光ることばたち。美話の夏の宿題、市主催の童謡コンテストの下書きをひょんなことから見られてしまったことで、関わることとなったふたりはいいコンビだ。ちっとも大人らしくないソラモリさんはいつでも「ソラモリさん」を生きている。ことばで伝えることの難しさもすばらしさも、実体験として知った美話。血の通ったことばがそこにありました。

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日本語を正しく使いたいと常々思っている私にとっても、ソラモリさんは魅力的な師であった。
心がやわらかく繊細な年頃にソラモリさんのような大人と出会い、友情を築き、影響を受けたみーたんの今後がとても楽しみになった。
最後のお手紙の渡し方はソラモリさんらしいなと思って、わかれの寂しさも薄れた。
みーたんもソラモリさんみたいな大人になっていくのかな。

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