したいとか、したくないとかの話じゃない

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刊行日 2022/01/18 | 掲載終了日 2022/03/09

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内容紹介

「セックスレス」はきっかけにすぎなかった・・・・・・

崩壊か? 再生か? 

妻の叫びが共感を呼ぶ家族小説

 

●内容紹介

売れない脚本家の夫に愛想をつかし、内緒でシナリオコンクールに応募、見事に最優秀賞を受賞し脚本家デビューを果たすとともに、経済的にも精神的にも自立しようとする妻を通し、夫婦とは、子育てとは、家族とはを問いかける家族小説。「セックスレス」を入り口に、「男親の家事育児への意識の低さ」「発達障害を持つ子へのケア」「コロナ禍での家族のあり方」などを盛り込んでいる。著者自身も妻と二人の子供を持つ父親で、自身の体験も本作には大いに反映されている。ダメ夫を描いた小説&映画『喜劇 愛妻物語』などの作品がある著者が、はじめて夫と妻両方の視点で夫婦を描いた意欲作。


●著者プロフィール

足立紳(あだち・しん)

1972年鳥取県生まれ。日本映画学校卒業後、相米慎二監督に師事。脚本を書いた『百円の恋』が第一回「松田優作賞」を受賞。同作は日本アカデミー賞最優秀脚本賞も受賞する。『14の夜』で映画監督デビューも果たす。小説家としても活動しており、著書に『喜劇 愛妻物語』『14の夜』『弱虫日記』『それでも俺は、妻としたい』などがある。


「セックスレス」はきっかけにすぎなかった・・・・・・

崩壊か? 再生か? 

妻の叫びが共感を呼ぶ家族小説

 

●内容紹介

売れない脚本家の夫に愛想をつかし、内緒でシナリオコンクールに応募、見事に最優秀賞を受賞し脚本家デビューを果たすとともに、経済的にも精神的にも自立しようとする妻を通し、夫婦とは、子育てとは、家族とはを問いかける家族小説。「セックスレス」を入り口に、「男親の家事育児への意識の低さ」「...


販促プラン

※発売前作品のため、ネタバレや、読書メーターやブクログなど外部書評サイトで発売前にレビューを投稿することはお控えください。

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出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784575244847
本体価格 ¥1,700 (JPY)

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NetGalley会員レビュー

深夜のグルメドラマの脚本家、監督を務める主人公の元女優の妻が描いた脚本が新人コンクールで優勝する。
奇しくも同業者になってしまった夫婦のすれ違いを描く切ない物語。「子は鎹」なんて甘い。持て余す性欲に、厄介な肉親、思い通りに育たない子供・・・
ままならない中年夫婦の厳しい描写に心が痛くなる。
セックスは夫婦を・・・救うわけじゃない。

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とても読みやすく、私が女性のせいか、妻側の心の葛藤が胸に刺さった。
性生活あるなしに拘らず、お互いの信頼感や許容度、今まで積み重ねてきた時間など、様々な事が一番わかりやすい性生活に行き着いてしまったのだと思う。
最後の着地点は、逆パターンでも爽やかに読み切れたのではないかと思う。
読もうと思わせた1番のきっかけである、表紙もすごく良い。

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落ち目の映画監督の夫と元女優の妻という設定が我が家とは全く異なるが、主人公の仕事と家庭のバランス、家事や子育ての分担に悩む、ごく普通の暮らしぶりや、等身大の悩みに共感を覚えた。
私も結婚していて子育て中なので、夫の態度に不満を感じたり、子どもの成長に不安を覚えたりする気持ちがよく分かる。
読み始めは性愛に関する記述が赤裸々過ぎて、多すぎるように感じたが、終盤まで読むと重要な要素だったのかと腑に落ちた。
普段自分では選ばないタイプの作品だったので、とても楽しめた。

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タイトルに惹かれて読みました。夫婦のすれ違いや葛藤、性の話が生々しく心にズキズキ刺さる小説でした。保育園のママ友と明け透けに性生活の話をしたり、お互いの親にそれぞれが八つ当たりのような態度をとるとるのは、夫婦揃って幼すぎるのではないかと感じましたが、仕事をしながら育てにくい子どもと向き合い、子どものためにと思い悩む姿には共感し、2人を応援したくなりました。子どもの療育が順調に進んでいれば、この夫婦ももう少しお互いを尊重でき、違う結果になっていたのかなと思います。孝志がマリモの部屋を覗き見する場面はやりすぎな気がしたものの、恭子の二階堂への気持ちが急速に冷めていく場面はとてもリアルで、気持ちの変化が手に取るように分かりました。恭子の書くシナリオが、この作品自体とリンクしながら進む書き方が読み手を引き込んでいく感じが良かったです。夫婦関係、親子関係をいろいろ考えさせられる作品でした。

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装画の田中海帆さんがきっかけで選書。
店長がバカすぎて、や小野寺史宜さんのまちシリーズ担当の方。
著書は映画化されている100円の恋を書かれた方。(すみません、初めて知りました)
読んでみたら面白くて気付いたら読み終えていた。
私は友人と夫婦生活について赤裸々に語ることはないが、登場するざっくばらんなママ友の素直さがなんかとてもいいなって思った。
この人とじゃなきゃ嫌だ、って長年過ごした人に思うのってなかなかすごいこと。
どこに重きを置くかは人それぞれ。
身体を重ねなくても、会話が多くても少なくても、お互いを思い合って関係性が良好であるなら永続的に続くのだろう、そうも思う。
相手を尊重出来なくなったら。
それに加えて相手といるときの自分が嫌いになってしまったら、辛い。
コミカルな展開で、コロナ禍での仕事や生活のこと、義父母との関係性など色んな題材が含まれていて楽しかった。

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最初はあまり家事育児に協力的でない夫に対する妻の不満という部分に意識が向きましたが、妻は妻でいろいろやり場のない感情を持て余していて、でも一度駄目だと思ってしまうと、そこからやり直すのは簡単ではないのかなと痛感させられました。再構築された家族三人の関係がどんな未来に繋がってゆくのか、その結末がちょっと気になりました。

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親と子のたった2、30年の間に実はちょっとずつ時代は変わっている。コロナの流行ひとつで世の中は変わる。
何かの変化や、変化に適応できない自分をわたしたちは誰かのせいにしてしまいがちです。
たまに落ち着いて考えてみると自分を成長させてあげられるかもしれない。
世の中の動きや時代観のめまぐるしさを、タイムリーなコロナウイルスの相乗効果で伝えています。

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