桜風堂夢ものがたり

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刊行日 2022/01/12 | 掲載終了日 2022/01/11

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内容紹介

あらすじ

月原一整がいる桜風堂へ向かう道、それは「会いたい人に会える」、という奇跡の起こる道。

桜風堂に関わる人たちにまつわる物語を描く、連作短編集。

今回も「温かい涙」が流れます!

第一話「秋の怪談」

桜風堂に月原一整がやってきたことで救われた少年・透。彼は友人たちと、町外れにある「幽霊屋敷」に冒険に出かけるのだが……

第二話「夏の迷子」

一整のかつての上司、銀河堂書店の優しい店長・柳田。彼は桜風堂書店を訪ねた帰り道で迷子になる。不安に襲われた彼に語り掛けてきた声とは。

第三話「子狐の手紙」

一整のかつての同僚、三神渚砂は桜風堂へ向かう途中、両親の離婚でもう何年も会っておらず、今は病床にいるはずの父と出会う。

第四話「灯台守」

かつて家族と哀しい別れをして天涯孤独の一整。しかし、彼と暮らす猫は、ずっと一整のことを見守っている人物の気配に気づいていた。

あらすじ

月原一整がいる桜風堂へ向かう道、それは「会いたい人に会える」、という奇跡の起こる道。

桜風堂に関わる人たちにまつわる物語を描く、連作短編集。

今回も「温かい涙」が流れます!

第一話「秋の怪談」

桜風堂に月原一整がやってきたことで救われた少年・透。彼は友人たちと、町外れにある「幽霊屋敷」に冒険に出かけるのだが……

第二話「夏の迷子」

一整のかつての上司、銀河堂書店の優しい店長・柳田。彼は桜風堂書店を訪ね...


おすすめコメント

桜風堂書店のある桜野町に続く道。そこには不思議な奇跡が起こる噂があった。田舎町の書店を舞台とした感動の物語。シリーズ最新作。

桜風堂書店のある桜野町に続く道。そこには不思議な奇跡が起こる噂があった。田舎町の書店を舞台とした感動の物語。シリーズ最新作。


出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784569851112
本体価格 ¥1,500 (JPY)

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NetGalley会員レビュー

また桜風堂の皆さんに会えるとは!村山早紀さんの描く世界はいつも優しくてあたたかい。誰もがきっと抱えてる心の傷もそっと包んで、そのままで大丈夫、と言ってくれるような、ちょっと弱っているときに猫がいつもよりおとなしく近くにいてくれる、そんな優しい寄り添いを感じます。
番外編の今回はタイトルどおり夢のような話でした。内にこもりがちな今だからこそ、誰かが見てる、気づいてないみたいだけどあなたもわたしも愛される存在なんだ、と示してくれてるようなそんなあたたかい気持ちになりました。親と心の距離があるからでしょう、子狐の手紙、が特にグッときました。わたしは不思議を感じとるチカラはないと思うので、会えるうちにちゃんと会いにいってこようと思いました。

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桜野町の人たちは、温もりに溢れている。
 静かに見守って、必要な時には手を差し伸べてくれる。
 私は透のように、ちょっと臆病で、冒険なんてしない子だった。
 そもそも、そんなドラマチックな冒険の機会には、ちっとも出会わなかった。
 第一話は透と音也と楓太と一緒に冒険に出かけたようで楽しかった。
 彼等を見守ってくれているような優しく強い大人に、私もなりたいと思う。

 そして、第一話。名言続きなのです。
読書が好きな人には、ぜひぜひ、読んで欲しい。

 私は村山先生の作品を読んでいて、泣いてしまう事が多い。今回も、不覚にも泣いてしまった。読んだ人が絶対泣ける、とは言わない。あくまでも、私の経験談。
 泣ける、なんて本の帯に書いてあったら、構えちゃって、入り込めない。

 本を読みながら泣く、なんて、本当は私はしたくない。村山先生の作品で泣かされるか。泣かずに読み終われるのか。もはや先生と私の勝負なのかもしれない。(考えすぎである)
 ああ感動するなぁ。なんて思いながら読んでいて。二話の柳田さんの無事を見届け、ホッとして、三話。ここで涙腺崩壊。よりによって、ここ数ヶ月、実は、私は父とほんのり冷戦状態。ネタバレを避ける為に細かくは言わない。でも、物語とちがって、私には渚砂に起こるような奇跡も感動もきっとないのだ。
 なんて考えたら、ちゃあんと、仲直りしなくっちゃいけないと。私の父も、私が子どもの頃は本当に子煩悩な人で。それなのに、今、一体どうしてこんなに二人して意地張ってるんだか。
 不意打ちのように父と娘の話が用意されているものだから。ボロボロ泣いた。
 父と冷戦なんてしてなかったら、私は泣かずに読めたはず?なのに??

そして四話
 私達が気がつかないだけで。もう共に過ごす事が出来ない人達が、そっと見守っていてくれるなら。どんなに幸せな事だろうと。
 一度決壊してしまった涙の堤防は、なかなか修復が追いつかずにいるのです。
 村山先生、これからも桜風堂ものがたりのシリーズ続編を…。できれば一整君の老後まで追いかけていただきたい。彼が誰かと恋をして。誰かと過ごして。彼がどう生きていくのか。世に残していただきたいのです。やさしい気持ちになれる物語をありがとうございました。

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これまで『桜風堂ものがたり』では書店員たちの比較的リアルな物語が描かれていましたが、この作品はファンタジー寄りで、村山さんの本領発揮!という感じがしました。私は村山さんのファンタジーがたまらなく好きなので、大変素敵で感動して読了後はほくほくしました。『桜風堂ものがたり』の登場人物たちはみんな好きなので、彼らの生活が少し覗けたのもとても嬉しかったです。
「会いたい人に会う」ということがコロナ禍でより難しくなった今、より物語が心に沁みるような気がしました。渚沙さんの物語は特に涙が止まりませんでした。

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今まさに家族を見送ろうとしている病室で読ませてもらいました。
突然の別れに戸惑う私の心に寄り添い、「大丈夫、ちゃんと聞こえているから。」と隣でささやいてくれるような優しいお話が心に染みました。
後悔の全くない別れなんてないのだなと思いますし、多分その後悔は一生消えることはないのだろうけれど、救われたような気がしました。今回語られなかったサイドストーリーも楽しみにしています。ありがとうございました。

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著者の本や書店、図書館に対する愛情が伝わってきました。
夢ものがたり、とあるように1話読み終えるたびふわっと夢を見ているような感じがしました。不思議なことってこんな風にどこか境目があいまいで、とっても自然な流れでやってくる気がします。
桜野町の人々の優しさが、世界中にひろがって、このたくさんの疲れた人達を癒やしてほしいと願います。

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また会えた、この優しい人達に。桜風堂書店の彼らに、銀河堂書店の2人に、桜野町の人々に会えて本当に嬉しいです。村山早紀作品を私は定期的に読みたくなります。体が、心が欲します。実は今回もそういうタイミングでした、不思議なぐらいに。
少年たちの冒険、傍から見たら頼もしい店長さんやカリスマ書店員な2人の柔らかな傷のような過去、一整さんの日常…そこに起きる不思議な奇跡。夢ものがたりだと彼らは感じるだろうけど、彼らを守る不思議な奇跡はたしかに桜野町にある―――。ああ、私も行きたいです、桜野町に。けど、案外私が住んでいる場所だってそうなのかもしれませんね。
いつもながら、多分私以外の書店員さん達は多くの人がそう感じるのでしょうけれど、本当に“書店員”という存在に寄り添ってくれているなあと胸がキュッとなります。毎回ラブレターみたく感じるこの「桜風堂シリーズ」、今回の番外編も素敵でした。
これまたクリスマスプレゼント的な時期に読ませて頂き幸せです。

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桜風堂ものがたりの番外編。懐かしい面々が出てきます。
不安なとき、悩ましいとき、孤独を感じるとき、桜野町では心が求める人に会える不思議な出来事が起こります。それは過去からの贈り物のよう。
四つのお話はどれもささくれた心を癒やしてくれるような温かみがありました。
書店に勤める者としては、ところどころで励まされる描写があり、嬉しくなったりしました。
特に第四話が意外性に満ちていて、さもありなんなSFファンタジーな設定がとても好みでした。本当にこうして見守ってくれる存在がいると考えるだけで、楽しいじゃないですか。
村山早紀先生の優しい眼差しが宇宙にまで広がって、星空を見上げたくなりました。

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なんてあたたかい夢ものがたりでしょう!私はこちらの作品がシリーズ物だと知らずに読みはじめました。こんなにあたたかくて優しい作品があったなんて、今まで読んでこなかったことが悔やまれます。
元々ファンタジーが好きなので、どのお話を読んでも私の心にグッサグサと突き刺さりました。そして優しくてどこか懐かしいような雰囲気にのまれて、自然と涙が溢れていました。号泣ではなく静かな涙が出ました。特に第二話の夏の迷子はたまりませんでした。読みながら自分の子供の頃のこと、大好きな人達のこと、もう会えない人達のことなどいろんな事が頭をよぎりました。たぶんこの本を読む人みんなが同じようにいろんな思い出に浸り、懐かしんでは切ないけど幸せな気持ちになるんだろうなぁと思いました。(あわよくばあの峠に行ってみたい!!)
この素晴らしい本を読んだ後の満足感はとてつもないです!
さらに読み終えて改めて表紙を見て、また涙が流れてしまいました。
私は今、とても幸せです。こんな素敵な作品を読む機会を与えて下さり、本当にありがとうございました!

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心に眠る会いたい人、忘れられない思いが夜の力を借りて、心にそっと寄り添うように現れる。そして大丈夫だよって励まして消えていく。こういう不思議をまとい、他から隠されたようにひっそりと、でも確かにそこにある桜野町だから、一整や透のように傷ついたり孤独を抱えたりしている人でも受け入れられて元気を取り戻していくのだろう。こわくはない不思議、そしてあたたかいお話。

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桜野町はあんなにも愛に溢れているというのに、奇跡のようなファンタジーな世界まで広がっているとは…。
桜風堂の世界はいったいどうなっているんだっ!
どうして自分は桜野町の住人じゃないんだろう。羨ましい!行きたい!住みたい!!
今作も先生の魔法の言葉がすべての物語に星のように散りばめられていて、
読んでいる間だけは自分も夢の世界の住人になれる、まさに夢物語。
夢から覚めてしまうことが嫌で、じっくりと味わうように隅々まで堪能させていただきました!

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あなたも温かい涙で心を癒されてみませんか?この物語は桜風堂シリーズから生まれた珠玉のファンタジーです。桜風堂書店の舞台となっている桜野町は傷ついた人を癒してくれる優しい町です。この町の癒しの力には理由がありました。その力によって巻き起こる数々の魔法や奇跡のような不思議な現象は、あなたの心を揺さぶり、流れる温かな涙によって世界が優しく見えるようになるでしょう。

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大好きな「桜風堂ものがたり」だ!これは読めずにはいらないれない!って思い読み始めたら、思いのほかファンタジー感が強くてびっくりしました。が、こちらは番外編だったのですね。どのお話も優しさにあふれるステキな物語でした。

特に「子狐の手紙」が大好きです。日頃はすっかり忘れていた、今は亡き父との思い出がよみがえってきて思わずほろりと泣いてしまいました。
私もあの峠道歩いてみたいです!

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本好きの人なら誰でも気にいるであろう物語です。読んでいる間に本屋に駆けつけたくなる衝動を抑えるのに苦労しました(笑)夢物語とあるように、ファンタジー寄りの話で、幽霊や宇宙人が出てきたりしますが、みんな優しく、ほっこりした気分になります。寒い冬の時期に読むと暖房効果も期待できます!

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灯台守のお話が好きだったなぁ
妄想癖のある私は地球って、どこかのホシの箱庭なんじゃないかって考えることがあって。
それはファンタジーではなくて、地球にいる命あるもの動物植物、災害、すべての事柄は起こされているんじゃないかって、病みそうになってくることがあったりもするけれど、今回は私の妄想がファンタジーに、心温まる方向に転換されそうでほっこりしました。また前シリーズを読み返したくなりました。

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桜風堂書店とそれを取り巻く人々のスピンオフ作品。
桜風堂書店がある場所は、不思議であたたかな奇跡が起こる場所なのです。
先生の本を読んでいると、普段、知らず知らずのうちに溜め込んでしまった良くないものを解毒されたような気持ちになります。
今回、ファンタジーかと思い読み進めていると、ラストで少しSF?な展開は意外で楽しかったです。
やわらかな気持ちに包まれるってこういう事。優しい奇跡がぎゅうっと詰まったような物語です。

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村山早紀さんの本愛にあふれた、桜風堂ものがたりのファンタジー。
桜風堂ものがたりの番外編的な連作短編。
絶版になった本にも、お気に入りの読者がいて、それぞれの物語がある。そんなことを想像させられました。
桜野町に行ってみたくてたまらなくなりました。
そして不思議な体験をしてみたい、いや桜風堂書店に行くだけでいいです。

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寒い季節に心の中からほっこり温まることのできるファンタジー作品。ときには涙が頬を伝うこともありながら、人の温かさ、大切な人や本を愛しむ気持ち、死んでもなおお互いを思いやる気持ちがじーんと心の奥深くに染み渡る。しばらく会えていない家族や友人、天国に旅立った大切な人たちのことを思い出す心温まる読書時間だった。
読む順番が逆になってしまったが、桜風堂ものがたりを読んだことのない私でも楽しむことができた。登場人物たちの理解を深めるために、桜風堂ものがたりも読んでみようと思う。

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私たちは繰り返される奇跡に守られながら生きているのかもしれない。懐かしい彼らに再び会えた喜びと彼らに起こる出来事があまりに優しすぎて、心にふんわりとあたたかな光が降り注ぐ。これは幻?それとも現実?たぶん、これは心にかけられた優しい魔法。誰かを想う愛おしい気持ちが涙とともにあふれてきて、私の中で流れ出すしあわせな時間。移り行く未来でもみんな一人ではない。不思議な力は、やさしいまなざしで愛しい人たちをそっと見守り続けていくのだと思うと、胸がいっぱいに。この作品は、思いやりと夢のようなぬくもりで心をやわらげてくれます。

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また桜風堂ものがたりを読む事ができて嬉しいです。
私は、一章を読むたびに泣きました。
このお話は誰もが大切にしなきゃいけない事でも普段は忘れてしまっていたり、まだ気づいていなかったりする、人との繋がりの大切さを教えてくれるものがたりです。
コロナ禍でなかなか思うように会えない人や両親やペットたち、過去に出会えて良かった人たち、たくさんの人を思い出してはその人たちに想いを馳せて涙が止まりませんでした。いつ終わりが来るのか分からない時代にこんな時代だからこそ、人との繋がりは大事なんだと思います。

たくさんの人に読んでほしい。そして思い出してほしい、大事な事、大切な人を。

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大好きな桜風堂シリーズの続編が出るとは思っていなかった。まさに夢のよう! 
読んでみると、本当に夢のようにファンタジー色が強くて、「あれ? 本編はこういう話だったかな?」と思ったが、あとがきを読んで、納得。
それに、ここに登場する一整と彼を取り巻く人々は、変わらず、温かく、優しい。そんな人々が夢のような時を過ごすことができるのは、普段の努力へのご褒美とも言える。
そして、それを読ませてもらえる私たち読者も、温かい涙とともに幸せな気持ちになり、大切なことを胸に刻めるのだから、何の問題もない。
今回、登場しなかった人たも出番を待っていると思う。
村山先生、よろしくお願いします!

#桜風堂夢ものがたり #NetGalleyJP

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『桜風堂』スピンオフは予想外のファンタジーでした。
「会いたい人に会える」、という奇跡の起こる道。
桜野町らしくて、どの話もよかったけど、
透・楓太・音哉の三人の冒険『秋の怪談』が好き。
透の祖父 桜風堂書店店主が透に語った
「ひとは、一冊の本を読むことに、きっと、その分だけ、優しくなれる」
このフレーズは大切にしたい。

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桜風堂ものがたりの番外編。
月原一整の周りの人々が主人公になった短編集。
懐かしい人たちにまた会えたよろこびで胸がいっぱいです。
どの短編も良かったのですが、銀河堂書店の書店員である三神渚砂が主人公になった子狐の手紙が1番好きでした。
桜風堂ものがたりの根底にはいつも優しさがあって、読み終えた後は温かい気持ちになれます。
次回は苑絵目線のお話が読めたらいいなぁ。

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おかえりなさい!
桜風堂が好きな人たちはきっとこう出迎えるだろう。
夢ものがたりということで、少し不思議でファンタジーでしたが、そこがとてもしっくりくるというか、もう当たり前でしょう!と違和感なんかなかった。
桜風堂を取り巻くみんなの物語が読めてとても嬉しい、楽しい!ステキな時間でした。
各話ごとに涙がポロリとなってしまう。心があたたかくなる作品をありがとうございます。

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超超インドア派で山も海も出来ればご遠慮したい人間ですが、1日バス2本か徒歩で山道を30分の場所でも桜風堂さんに行ってみたい理由が増えました。桜風堂さんとそれと都会にはない自然と会いたい人に会えるかも知れない不思議な逸話がある山道。少し休息をして元気と勇気を充電してまた職場で働けるように、そんな場所で人見知りだけど知り合いを増やして友人と呼べる人が出来たらいいなぁと思いました。

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「桜風堂書店ものがたり」に感動してから続編も読み、また優しい気持ちになれるかなあと期待しつつ読ませていただきました。やっぱり桜風堂書店行きたいなあと思ってしまいました。疲れた心持ちのときに読むと、なんともほっこりするお話ばかり。私は短編より先が気になって読まずにいられない!というタイプの本の方が好きなので、ちょっと物足りなさも。ただ、移動中に読むのにはちょうどよかったです。

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テレビの悪い人が出てこない脚本家さんみたいなお話。
一番初めの銀河堂書店では、悪い人は出てきたと思うが(記憶が定かではないので)銀河堂を辞めてからは悪い人は出てこない。
この手の話は、読み手の頭の中で色々な人が想像でき人物が出来る。その想像上の人物がお話を作って行ってくれる。
桜風堂シリーズは今のところ、全部読んでいるので出来れば続けて欲しい。

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おかえりなさい。また巡り会えて嬉しい桜風堂書店の月原一整さん。あなたの周りにいるのは、優しさに溢れた人たちばかりでした。今回はそんな人たちの夢物語。

秋の怪談
少年たちは、ハロウィンの夜幽霊屋敷への冒険に出かけます。

夏の迷子
一整を見守り支えてくれる元上司柳田さん。桜風堂書店からの帰り、なぜか道に迷ってしまい森で一夜を過ごすことに。

子狐の手紙
元同僚、カリスマ書店員の渚砂さん。休暇を利用して桜風堂書店を訪れたときの不思議な物語。

灯台守
年齢不詳のお爺さんの正体とは…桜風堂書店にいるのは、三毛猫のアリスと鸚鵡の船長。彼らにだけ見える不思議な物語。

今回それぞれ登場人物のバックグラウンドが描かれています。桜野町は、訪れる人々を優しく包み込む不思議な町。美しい四季の中、会えないはずの人に会えると言われる峠があっても驚きません。夢かうつつか、幸せな再会であることに間違いありません。

著者の紡ぐ言葉の優しい世界、文字や言葉、本への思いがギュッと詰まった一冊でした。

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今回も泣きました。
ホントに優しい気持ちにさせてもらえます。表紙の雰囲気も本の内容にピッタリだと思いました。この本は先読みしてても、実際に手にとって読みたい本です。
特によその星から来た彼が大好きです。
ずっと続編が出ますように!

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本屋さんと書店員、編集さんなど、本に携わる皆さんの本に対する深い愛情を感じられる『桜風堂ものがたり』シリーズ。

桜野町の桜風堂書店と月原一整のその周囲で登場してきた人々を主人公にしたお話で、それぞれの持つ過去や事情に触れているのは、『桜風堂ものがたり』のファンにはたまらないですよね!
今回はお化けや宇宙人など怪談&ファンタジー色強めの4作品ですが、そこはさすが村山早紀さん!もう会えないはずの「会いたかった人」に会える奇跡が起こるというところ、桜野町の山ならそんなこともあるのかもな…などと感じてしまうところもあって(笑)

最後の猫のアリス目線のところが私は特に好きで、本当に猫はこんなふうに人間のことを見ているのかも、なんて微笑ましく読ませていただきました!

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会いたい人に会えるかもしれない、そんな峠を私も歩いてみたい。
一人で峠を歩くのは少し心もとないけれど、私も優しい不思議体験をしてみたい。
「子狐の手紙」がすごくうるっときました。私も父を亡くしているので、会えるなら会いたい。
そして子狐からの手紙の真相もすごく素敵だった!

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今回は、少しのホラー風味とSF風味が加わったものの優しい話なのは変わりません。会いたいと思う相手に会える峠。誰かが誰かを思いやり心。本や書店が大好きな人達があふれ、暖かい気持ちでいっぱいになる本でした。

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「ああ!素敵なお話だった!!」と、読了後に声に出して言ってしまうほど、心がほこほこあったかくなり優しく嬉しい気持ちになりました。
 
「桜風堂ものがたり」シリーズの番外編にあたる今作。各章で今までシリーズに関わってきた人達が思いもかけない出来事に遭遇していきます。
元々のシリーズが大好きだった事もありますが、それを抜きにしてもこれは本当に大好き!!と声を大にして言いたい!!と思う気持ちに溢れています。作品名についてもなるほどなぁと納得したところで4章で度肝を抜かれました(個人的に一番ワクワクしながら読み進めました。笑)。
なにより、今回また大好きな彼らに会えたことが本当に嬉しく幸せでした。

人生の中で、自分自身の存在意義や存在価値で悩むことや苦しむこと、絶望から抜け出せず世界でたった一人うずくまって苦しい時が過ぎるのを頑なに待っているような時期がくる事といきなり出会ってしまうことが世の中にはあります。
誰にもどうしようもできなくて、自分にもどうしようもできなくて、ただただ孤独で辛くて苦しい。けれど、そんな時でも自分のことを思ってくれている人や自分が会いたいと思い浮かべる人達や物や場所はあったりする。今回、この作品を拝読しながら改めて自分のあれやこれやを思い出したりしていました。

早紀先生の作品は「現実に起こってほしいけれど絶対にこんなこと起きないだろうな」という世界と「いつかひょっとしたらどこかでこんなこと起きてたかもしれないし自分が知らないだけですでにどこかで今も起こっているのかもしれない」世界がグラデーションのようになっていてどこからどこまでが本当なのかわからなくなるのです。
そして、そのわからないところが最高に素敵で先生にしか創れない世界なのだなと思うのです。

この世には辛いことや苦しいことがたくさんあって、悲しいこともやるせないこともたくさんあるけれど。
幸せなことも嬉しいことも魔法みたいなタイミングで不思議なことがおこることもたくさんあって、多くの優しくあたたかい人達が周りにいてくれる事もたくさんたくさんあるのだと思います。

この作品を通してまた1つ、村山早紀先生という素敵な魔法使いに、素敵な魔法をかけてもらえた気がします。

「いま、息をするのも苦しいよ」「なんだかちょっと疲れちゃったよ」と心のどこかで思っている人ほど、この本に触れてほしい。
優しい魔法に触れて、少しでも心を休めてほしいのです。

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こういう優しい奇跡に誰もがあってみたいと思うでしょう。
誰もがいつかは迎える最期の時のために毎日を大事に過ごしたいです。
おはなしの中にいる時は時間がゆったりと時間が流れます。日常ももう少しゆっくり過ごせる時間があってもいいなぁと思いますが、現実は中々そううまくはいかないものですね。

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大好きな桜風堂ものがたりの最新作。
続編ではなく、番外編の立ち位置だそうです。「夢」がタイトルにある通り、桜風堂ものがたりのファンタジーの一面を覗くことができる作品です。

夢と現実が曖昧になった、絶妙なファンタジーが、本当に本当に素敵なので、絶対に読んでもらいたい。
本に対する愛情が溢れているので、図書館には必須のシリーズだとおもいます。

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『桜風堂ものがたり』を存じておりましたが、未読のまま、本書を拝読しました。
桜風堂に行く途中、思いがけず、会いたい人に会えた人。
森で思いがけず、助けられた人。
桜野町を見守る人。
どれも不思議なお話でしたが、そのどれもが愛しく、心温まるお話でした。
サンタクロースのお話は、本当にそうかもしれない、なんて思えてくる。
次は『桜風堂ものがたり』を読もうと思います。
ステキな1冊を、ありがとうございました。

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『桜風堂ものがたり』とその続編の『星をつなぐ手』の番外編にあたる物語。主人公月原一整をとりまく人々に焦点をあてた四編の短編集。本編よりもファンタジー色が強いが、私は好み。
そして、全編に流れる雰囲気は相変わらずやさしい。
この街が非現実的な雰囲気を持っている理由が明かされる。自分はそうなのか!!!と大変腑に落ちた。
本編は完結しているとの事。とても残念。この街に流れる時間のようにゆっくりと続いてほしい作品。

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今回は、番外編。
一整の周りにいる人々に起こる不思議。
桜風堂に向かう道は、精霊峠、魔法峠とも呼ばれ、会いたいけれど、会えないはずの誰かに出会う不思議が起こる山道。
桜風堂店主の孫、透の友情と森の幽霊屋敷で起こる不思議。
幻か妖か銀河堂店主が道に迷って出会った従姉や貸本屋のおじさん、幼い頃いなくなった仔猫。
銀河堂カリスマ書店員の渚沙がわだかまりがあって会いに行くのを躊躇う父。
猫のアリスやオウムの船長が感じる一整を見守る家族の気配。
あとがきに書かれた今回入れられなかったお話は、いずれ読んでみたい。😊

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桜風堂の外伝というか、スピンオフ。
おなじみの登場人物たちが出会う、SF(少し・不思議)風のエピソード。
その現象のカギを握る老人の正体と身の上にはちょっとびっくり。
そこまでガッツリとそういう話を組み込んでくるとは思わなかったので。
賛否両論あるかと思いますが、個人的には好きです。

あとがきにあった、今回はかけなかった物語たちが気になります。

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桜野町の桜風堂に続く道。
この道は想う人に会える道?
それとも町が見せてくれる夢?
その奇跡の道は過去から未来へ導いてくれる。
不思議な町の住人たちは、目に見えるものも、見えないものも、あたたかい目で見守ってくれる。そんな町に根を張ろうとする一整。そして一整を訪れる人々にも前に進むための道に導く。
やさしさに包まれた人は、きっとさらに優しくなれるに違いない。

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本のすきな気持ちがぎゅっと詰まった本です。
登場人物たちの、著者さんの、本のすきな想いに本の虫の読者も共感させられます。誰かにこころをあたためてもらいたいときに、ほっと一息、開いてみてください。
本を読んで、たくさん考えて、それを自分に反映してただのあぐらをかいた読者でなくて素敵な本に見合う読者になれるようにわたしもがんばろうと思いました。

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また一整たちに会えるとは思いませんでした。シリーズの番外編ということで、ファンタジーな展開の作品集。「本好きに悪い人はいない」という一文がありましたが、村山早紀さんの作品を好きな人にも、悪い人はいないでしょう。本、書店、猫、冒険、幽霊、サンタクロース⁉︎まで登場。お馴染みの登場人物たちの、その後が読めて嬉しかったです。

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大好きな桜風堂ものがたりシリーズの番外編は、いつもとは違うSFテイストで新鮮な気持ちで楽しんだ。少年たちの冒険には一緒になってわくわくし、不思議な峠での出来事にはともに切ない涙が流れた。また違ったかたちでの番外編があれば読んでみたい。書店のあの人が出るのかな?あの人が出たら面白いかも、と想像が膨らんで止まらない。

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桜風堂ものがたりの番外編。短編が4つ、ラストの物語は今いちだが、他3つは読み応えあり。ファンタジーの臭いに優しさが混ざっててとても心地よい。最初の森の幽霊屋敷を少年たちが冒険する話しはキングのスタンド・バイ・ミーぽくて好み。老婆の正体が良い。2つ目の話しと3つ目の話しは似ている。書店主が森で迷子になりながら過去と対面する話しのほうは温かい。次の書店員と死んだ父のプチデートは感慨深く、何となく父は死んでいるのだろうなと思っていたのだが、やはりであった。石川啄木の詩の引用はとても良し。

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前作も読んでます。
が、内容は忘れちゃってました。問題なく今作も楽しく読むことが
出来ました。
だから”夢ものがたり”なんですね。
1話から不思議な感覚で読み進め、どの話も大事な本に関するお話。
私は3話の話がこころにギュときました。

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いつものあの空気だな。
と、数行読んですぐ、思いました。
優しくて穏やかで、でも奥に潜む苦しい心、悲しい気持ちなどのネガティブも感じられる。
そしてそのネガティブなものを乗り越えてゆく、立ち向かってゆくしなやかな強さがある。
書店の物語でありつつ、いつもながら人を感じる物語であると思いました。

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『桜風堂ものがたり』のスピンオフ小説。
なんだか少し不思議な感じの短編連作集です。
リアルなようなファンタジーなような。
実は、『桜風堂ものがたり』本編を読んでません。
でも、そんな人でも楽しむことができます。
本編を読んでみます。

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春夏秋冬にちなむような短編であるが、季節の順に並んでいないこともよかった。
桜野町の一年間ではなく、おりおりに触れての物語という風に読むことができたらから。
本を開けば、いつでも桜風堂に行くことができる。
三毛猫のアリスがおり、オウムの船長がいる、素敵な素敵な本屋さん。
物語のひとつひとつが、世の光となって灯し続ける、その世界を感じることができる。

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「桜風堂」…この店名を目にしただけでフッと心が穏やかになる気がする。
逢いたかった人にまた逢える、こんな奇跡に出会えたらと願わないではいられない。
寒い日に暖かくしてココアでもそばに置いて読むのがオススメかな?

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