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教育関係者 645139

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《「いきたくない」も、たいせつな気持ち》

表情がよく描かれた絵で、見ているだけで気持ちが伝わってくる。

あやちゃんは優しくて、手先が器用。
ただ、自分の気持ちを相手に伝えるのが、ちょっと苦手なんだね。

だから、りこちゃんに自分のモヤモヤを伝えられなかったのか。それでもりこちゃんの気持ちを考えて、
「うん、いこう」
と言ってしまったのだろう。

でも、2回目はちょっと伝えられたね。
「わたし⋯⋯ いきたくない」
って。
ドキドキしながらも。頭が痛くても。

それでも、りこちゃんが怒ってしまったんじゃないかと心配になる。
あやちゃんは、それだけ相手の気持ちを大切にしているんだね。

そんなあやちゃんが見つけたのが、〈のんびりルーム〉。

そこは、さわがしいことが苦手な子のための部屋。
自分でしたいことが、静かにできる部屋。
こんな部屋があったんだね。

でも、またソワソワモヤモヤしてしまって、胸が苦しくなってしまった、あやちゃん。

そんなあやちゃんの様子に気づいたのが、〈のんびりルーム〉をつくったくまのさん。

くまのさんは、あやちゃんと静かに話を始めました。
しゅうくんも一緒に聴いています。

それは、《せんさいな心の守り方》。
さて、どんなお話になるのかな?

⸻

HSC(Highly Sensitive Child)という、周囲の刺激や環境を敏感に受け取りやすい子どもを表す言葉があります。

HSCそのものは病気や障害の診断名ではなく、感じ方の特性を捉える考え方です。

こうした繊細な子どもの中には、あやちゃんのように目立つことなく、ひとりで苦しんでいる子もいます。

でも、その繊細さは「克服させて直す」ものではありません。
安心できる環境を整え、自分の気持ちを伝える方法や、対処のしかたを学んでいくことが大切です。

それを実際に示してくれるのが、まさにこの絵本でした。

繊細な子どもにはもちろん、そうでない子どもにも。
さらには、お父さんやお母さん、先生にも読んでほしい絵本だと思いました。

ぜひ本作品をお好きな書店で注文、または購入してください。