世界のすべてのさよなら

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刊行日 2017/06/20 | 掲載終了日 2017/11/27

内容紹介

離れたくなかった。失いたくなかった。

別れと後悔と痛みの先のストーリー。

〈著者コメント〉

「すごく仲がよかったけれど、今はもう会わなくなった人が何人かいます。いろんなことを共有できる仲だったからか、どこかでわだかまりが残っているのを感じていました。この小説を書き出したのは、そんな過去のつながりを、どうにか肯定できないかという気持ちがあったからです。」

離れたくなかった。失いたくなかった。

別れと後悔と痛みの先のストーリー。

〈著者コメント〉

「すごく仲がよかったけれど、今はもう会わなくなった人が何人かいます。いろんなことを共有できる仲だったからか、どこかでわだかまりが残っているのを感じていました。この小説を書き出したのは、そんな過去のつながりを、どうにか肯定できないかという気持ちがあったからです。」


出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784344031319
本体価格 1300.00

NetGalley会員レビュー

同じ時を過ごしていても、各々感じることや抱えていることは、重なっていたり、すれ違っていたり。些細なすれ違いも時と共に大きくなっていたり。
突拍子のないことは起きないけれど、何かしら抱えている、現実味溢れる4人の人生。どこかで共感できる部分があるはず。4人それぞれの視点から描かれている為、各々の細かな心情を感じられる。読み終わりは何だか穏やかな気持ちになれる1冊。

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さらっと読めてじんわり心に響く、いい作品でした。一時宮本輝さんの群像劇にはまりましたが、そちらとはまた違った味わい。改めて読み比べてみたいと思いました。

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30歳になった美大出身の男女4人の物語。
将来を模索する姿や日々、悩みながら前に進んでいく姿に共感しました。
学生の時とは違い、時間が経てばお互いが必要とする環境が変わっていくとともに4人の距離感も少しずつ変化。。お互いに重ねてきた時間を心に刻んで「さようなら」の後に、それぞれの未来が待っている。今度は共に時間を重ねられない未来。

自分の学生時代を重ねながら読むとちょっぴり寂しさが混じる懐かしい気持ちになりました。
過ごす環境は変わっても大切に想う気持ちは今も同じ。。
温かい気持を思い出させてくれる、とても素敵な内容でした。

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大学時代の男女4人組が、社会人になって少し経ってからのストーリー。
自分も4人と年齢が近いので、それぞれの友人や恋人に対するエピソードに、当てはまる節が多数あった。
他人にしてしまったことだけでなく、されたことも4人とリンクするところが多く、
当時は「どうしてこんなことを言ってくるんだろう」と友人に対して腹が立っていたことも、
今思うと、自分の知らなかったところで相手も、彼らのようにこんな風にもがいていたのかな~と思い返してみると久々に旧友に思い切って連絡を取ってみたくなった。

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とても仲の良かった大学の仲間たち。卒業して社会に出ると、皆いろいろな壁にぶち当たる。そんな時、助けてくれるのは、甘えられるのは、やっぱり学生時代の仲間なんだ。前を向いて一歩を踏み出せる物語。

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