身代わり忠臣蔵

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刊行日 2018/02/20 | 掲載終了日 2019/06/17

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内容紹介

《殿の身代わりとなってお家を御守りください》

江戸城松之大廊下で、高家・吉良上野介が播磨赤穂藩藩主・浅野内匠頭に斬りつけられた。浅野は即日切腹にお家は断絶、吉良は額と背中を斬られただけで一命を取り留めたはずだった。しかし……。衣食住に女にと、何不自由ない暮らしを謳歌する〝吉良上野介″だったが、赤穂浪士の仇討ち話を耳にして――。

替え玉人生の極楽と地獄を描く《異聞》忠臣蔵!!

《殿の身代わりとなってお家を御守りください》

江戸城松之大廊下で、高家・吉良上野介が播磨赤穂藩藩主・浅野内匠頭に斬りつけられた。浅野は即日切腹にお家は断絶、吉良は額と背中を斬られただけで一命を取り留めたはずだった。しかし……。衣食住に女にと、何不自由ない暮らしを謳歌する〝吉良上野介″だったが、赤穂浪士の仇討ち話を耳にして――。

替え玉人生の極楽と地獄を描く《異聞》忠臣蔵!!


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 0004344000003
本体価格 ¥1,500 (JPY)

NetGalley会員レビュー

「超高速!参勤交代」のみごとな脚本を書いた著者が放つ超絶「忠臣蔵」。ほとんど資料のない吉良上野介の弟・孝証を見つけ出した目の付け所。そして散々芝居に映画に脚色されまくり、パロディもコントもやり尽くされた題材からあえてほとんど名場面を排除。つまりこの作品はパロディではないのだ。冗談のようでありながら、むしろ「忠臣蔵」の本質を鮮やかに描き出した快作だろう。「三暗愚」に運命を翻弄された者たちの側から描くことで、現代の私たちの心情にしっくり寄り添う作品となった。楽しめました。

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吉良や浅野家の人々のキャラクターはあえてステロタイプに留めておいて、そこからのまさかの影武者という展開。語りつくされた感のある忠臣蔵テーマにおいて、ワンアイディアが巧く活きていて斬新。

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とても面白かったです。さすが土橋節!と唸るコミカルな描き方で本当に楽しめました!ストレートなタイトルそのまんまのインパクトと面白さ、良い読書体験でした。

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