憎しみに抗って

不純なものへの賛歌

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刊行日 2018/03/16 | 掲載終了日 2018/04/04

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内容紹介

 人種主義、ファナティズム、民主主義への敵意――ますます分極化する社会で、集団的な憎しみが高まっている。なぜ憎しみを公然と言うことが、普通のことになったのだろう。

 多くの難民を受け入れてきたドイツでも、それは例外ではない。2016年には、難民の乗ったバスを群集が取り囲んで罵声を浴びせ、立ち往生させる事件が起こった。それまでのドイツではありえなかったこの事件は、社会に潜む亀裂をあらわにした。

 自分たちの「基準」にあてはまらない、立場の弱い者への嫌悪、そうした者たちを攻撃してもかまわないという了解。この憎しみの奔流に飲み込まれないためには、どうしたらいいだろう。

 憎しみは、何もないところからは生まれない。いま大切なのは、憎しみの歴史に新たなページを加えることではなく、基準から外れたとしても幸せに生きていく可能性をつくることではないだろうか。

 著者カロリン・エムケはドイツのジャーナリスト。自分とは「違う」存在を作りだして攻撃するという、世界的に蔓延する感情にまっすぐに向き合った本書は、危機に揺れるドイツでベストセラーになった。いまの世界を読むための必読書。

 人種主義、ファナティズム、民主主義への敵意――ますます分極化する社会で、集団的な憎しみが高まっている。なぜ憎しみを公然と言うことが、普通のことになったのだろう。

 多くの難民を受け入れてきたドイツでも、それは例外ではない。2016年には、難民の乗ったバスを群集が取り囲んで罵声を浴びせ、立ち往生させる事件が起こった。それまでのドイツではありえなかったこの事件は、社会に潜む亀裂をあらわにした。

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出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784622086703
本体価格 ¥3,600 (JPY)

NetGalley会員レビュー

タイトルを見て、あまり憎しみという感情について考えたこともないけど、と気軽に読み始めたが、じわじわと鈍器で頭を殴られたような衝撃を受け続けたこの本。
—民主主義とは単なる多数派の独裁ではない
今の日本社会に生きる私たちにも必要な言葉が、
指針が示されている。ただの傍観者である事、不可視の存在として見もしないこと、その罪深さに気付かされる一冊。

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