雛口依子の最低な落下とやけくそキャノンボール

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刊行日 2018/09/20 | 掲載終了日 2018/09/18

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内容紹介



                     ちくしょう。

 

 マンションの屋上から落ちて植物状態だった雛口依子の兄・新太が、期せずして目を覚ました。しかし暴力的だった兄はまったくの好青年に生まれ変わり、困惑する家族。借金まみれの父は、妻子をのこして失踪、おそらくもう死んでいる。のこされた依子たちは、また”色川のおじさん”の家で世話になることに。依子たち家族は、数年前にこの色川家から逃げ出したのだ。色川家は独自のルールで成り立っており、依子と母は“おつとめ”をし、兄は“出張”にいく日々。合言葉は”駄目になっちゃ駄目!”。

 そんな奇妙な家で再び暮らしていた依子は、無差別射殺事件に巻き込まれる。依子含め2人が重症、3人死亡。しかし、なぜ「その事件」が起きたのかはいまだにわからない。事件から3年後、犯人の妹が依子の前に突如現れ、「姐さん、あの事件をネタに加害者の妹と被害者になりかけた女性とでルポを書きましょう」、と持ち掛け、事件の全容解明に期せずして乗り出すことになるが――

 監禁洗脳生活を余儀なくされた少女と、無差別殺人犯の妹。あらゆる不幸を背負い込んだ満身創痍の最凶女子二人が、この世のすべての理不尽にマシンガンをぶっ放す!

 どこまでもどん底な世界の仕組みを、予測不可能な爆走筆致で描き出す!

 本格的ブレイク前夜、最注目作家が削り出した抵抗と冒険の物語。



                     ちくしょう。

 

 マンションの屋上から落ちて植物状態だった雛口依子の兄・新太が、期せずして目を覚ました。しかし暴力的だった兄はまったくの好青年に生まれ変わり、困惑する家族。借金まみれの父は、妻子をのこして失踪、おそらくもう死んでいる。のこされた依子たちは、また”色川のおじさん”の家で世話になることに。依子たち家族は、数年前にこの色川家から逃げ出したのだ。色川...


販促プラン

出だしから最後までとても引きが強く、ものすごく面白いのは保証できる作品なのですが…

ジャンルが何なのか、どう売ったらいいのか、販売部で日々議論するも答えが出ず…

読んで下さった方、面白いと思われましたらぜひ、売り出し方のアイディアを授けてください!!!

出だしから最後までとても引きが強く、ものすごく面白いのは保証できる作品なのですが…

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出版情報

ISBN 9784334912383
本体価格 ¥0 (JPY)

NetGalley会員レビュー

何だこれは。何なんだこれは。
ミステリー?ホラー?エンタメ?ジャンルを超えた超大作。とにかく続きが読みたくて電車でもトイレでも夢中になってしまった。
狂った世界観がなぜか無性に愛おしく、ことごとく裏切られる展開が心地いい。
いやぁ、唸った。面白い。

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とにかく先の読めない展開にまいった。
降参です。
それはもう不平等に、日常的に、狂気と暴力と理不尽が降り注ぐ。雛口依子がやけくそになっても誰が責められよう?
そして「毒母VSメンヘラ娘」、これはもはや希望の光でしかない。

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もう何なのだろう。
酷い酷すぎる、普通じゃないと思いながら、でも何故だかわかるような気もするのです。
途中、私にはちょっと読みにくい口調の言葉使いも出てきたりして、違和感もあったりするのに、引きずられていく。

世の中って何が正しくて、何が絶対で、何の為に動けばいいの? 常識的って何?
私って何なのだろう。

自分を信じて自分に正直にって言われても、自分がわからない。そんな気持ちになったこと、誰しも1度はあるのではないでしょうか。 
自分自身に問いかける小説でした。

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まともな登場人物は一人もいない。
まともな言葉使いも出てこない。
救いなんて微々たるものだ。
ただ雛口依子は暗くて、何にも知らないけど、痛快だった。
「あー、面白かった!!」って読後感が欲しければこの本です。

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担当の方が書いてらした通り、とにかくいろんな要素が詰め込んであって大人のおもちゃ箱みたいでした。もう少しなにかのジャンルに絞ったほうが読みやすかったも。個人的には例の事件を髣髴とさせる直視したくない場面が多くて内容に入り込めなかったので、万人向けではないなと思いました。

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めちゃくちゃ面白かった。初っぱなからエグさ全開で鷲掴み。依子の天然な語り口と、葵の姐さんキャラがべらぼうに面白い。胸糞悪い狂気と暴力が支配する世界に笑いながら、かるーく引きずりこまれていく。終盤の痛快さ、爆発っぷりは例えようがない。もう泣き笑いでグシャグシャだよ。「毒母vsメンヘラ娘」わたしも読みたいよ! 

*311ページ12行目
殴らていた → 殴られていた?

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なんだこれ。
なんだこれ!!!

読了後に思わず口から出た言葉は「うわぁ........!」でした。
正直、話の展開や表現で、今まで世にでて来ている文芸作品とは全く違う意味で、好みが別れる作品ではあるとは思います。

でも、自分としては
「もうなんか凄いもん読んだ!」
「面白かった!!」
に、つきます。読み始めるまで、とても怖かったのですが、気がついたらぐいぐいとこの世界に引き込まれ、一気読みしてました。

そして、「こんな斬新なジャンル今まであった?!」と、困惑しつつもとても気分が高揚している自分がいます。

ほんとに!面白かった!!

(好みが別れやすいかも、という点であえて星を1つ減らしましたが各地の書店さんで、どんな形でこの作品が展開されるのか、ぶっちゃけ楽しみです♪)

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最初の印象は、なんだこれ…でした。
読みやすい文体ではあったので、全体の二割ぐらいのとこまで、サーっと読み進め、これは…!と思い1ページ目に戻り本腰を入れて読み直すことにしました。それぐらいの価値がある作品だと思ったので…。
結果めちゃくちゃ面白かったです。
なんだこれ…という印象はそのままですが笑
軽すぎる文体の下で、その水面下で、何かとてつもないことが起きているんじゃないかとドキドキが常にありました。
伏線の張り方も面白くて、今までめちゃくちゃに散らばっていたそれが、バシッとハマる瞬間はとても気持ちが良かったです。そして読後の自分は、数時間の前の今まさにこの作品を読んでいる最中で色々と展開の予想を巡らせている自分に言いたいです。「無理だよ、常人がいくら考えを巡らせたところで、こんなとこまでたどり着けるわけがない」
こんなヤバい本がもうしばらくしたら全国の本屋に並べられるなんて思うとゾクゾクしますね。
めちゃくちゃ面白い、面白いけどなんなんだこれは!

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内容紹介通り、「何だこれは!」なお話。無差別乱射事件の被害者依子と犯人の妹葵が、事件の真相をルポにするために奮闘する…そもそも現在の二人がめちゃくちゃだけれど、依子の過去が凄いのです。何だこれは、と思いながら話にあっという間に取り込まれ、ひたすら彼女の過去と現在の葵にシェイクされました。バイオレンスシーンの連続なので、苦手な人にはお勧めしませんが、感想としては面白かった!に尽きます。まさしく題名通りの最低な落下とやけくそキャノンボール。ハードボイルドミステリを堪能しました。

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ストーリー、スピード感、セリフの言い回し、どれをとっても完全に好みど真ん中でした!今のところコトイチ!無料で読ませて頂きましたが、呉さん応援したいので本買います!!最the高!!

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引きこもり、家庭内暴力、借金、監禁、洗脳、虐待、麻薬、殺人などあらゆる不幸と理不尽を掛け合わせてかき混ぜて破茶滅茶にぶっ飛んだストーリーとしか言いようがないし、読んでて何が面白いのかわからないけど何故かページをめくるのを止められなかったです。なんか映画の「パプリカ」を見たときに似た感じがしました。

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興奮が鳴り止まない。
物語を読み終えて、だいぶ経つのにまだ心臓がドキドキしている。
絶対みんなに読んで欲しい、読んでこの脈拍の乱れに共感してもらいたい。びっくりしてもらいたい。
なんていったら読んでくれるかな?
オモシロイヨなんて一言じゃこの昂ぶりは伝わらないしなあ・・・読み終えてからそんなことばかり考えている。

こんなにも凶暴で、胸糞悪くて、不謹慎で、でたらめで、痛快で、ほぼイカレちゃっているのに、どうして涙が出そうになって、拳を握り締めてしまったんだろう。

死んだように生きていた依子の中に「ちくしょう」が芽生えた瞬間、感動してしまったのだ。
まだ死んでなかった。
そこからの依子の巻き返しがヤバい。
1度も燃えることなく、放って置いたら湿気っちゃって捨てようとしていた花火。
とっくに駄目になっていたと思ったらまさかの着火、からの炸裂。
そんな情景が思い浮かんだ。
いけ依子!ぎゃふんと言わせてやれ依子!

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