ルーム・オブ・ワンダー

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刊行日 2018/08/25 | 掲載終了日 2018/08/25

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内容紹介

シングルマザー、テルマの生きがいは、12歳の息子ルイと、セクハラにもパワハラにも耐え抜いて手に入れた仕事だった。その大事な息子が目の前で交通事故に遭い昏睡状態に陥ったときから、テルマの人生は音を立てて崩れていった・・・。そんなある日、ルイの部屋で見つけたあるものが、テルマに新たな生きる目的をもたらした。ルイに残されたわずかな時間、テルマはその目的達成にかける決心をした。

デビュー作にしてベストセラーに躍り出た、涙と笑いとウィットにあふれるフランスの現代小説。

シングルマザー、テルマの生きがいは、12歳の息子ルイと、セクハラにもパワハラにも耐え抜いて手に入れた仕事だった。その大事な息子が目の前で交通事故に遭い昏睡状態に陥ったときから、テルマの人生は音を立てて崩れていった・・・。そんなある日、ルイの部屋で見つけたあるものが、テルマに新たな生きる目的をもたらした。ルイに残されたわずかな時間、テルマはその目的達成にかける決心をした。

デビュー作にしてベストセラー...


おすすめコメント

刊行前に世界の20か国以上で出版が決定した話題作。ひとことで言うなら、ハリウッドのロードムービー風現代小説。主人公テルマは、同世代の女性共通の悩みや壁にぶつかりながらも、滑稽なほど一生懸命生きています。価値観の違いで母と疎遠になり、道ならぬ恋の果てに未婚の母となる道を選び、一人で子育てしながら弱みを見せずに仕事に全力投球するテルマ。けれど彼女を襲った不幸な出来事が、本当の幸せとは何か思い出させてくれます。働く女性におすすめの夏の痛快な読み物です。

刊行前に世界の20か国以上で出版が決定した話題作。ひとことで言うなら、ハリウッドのロードムービー風現代小説。主人公テルマは、同世代の女性共通の悩みや壁にぶつかりながらも、滑稽なほど一生懸命生きています。価値観の違いで母と疎遠になり、道ならぬ恋の果てに未婚の母となる道を選び、一人で子育てしながら弱みを見せずに仕事に全力投球するテルマ。けれど彼女を襲った不幸な出来事が、本当の幸せとは何か思い出させてく...


販促プラン

関連リンクより、本書のプロモーション動画がご視聴いただけます。


【書店様へ】
上記動画を店頭拡材としてDVDでご用意しております(ループ加工済)。再生機器をお持ちでご希望の書店様は、弊社営業担当までご連絡いただければ幸いです。
※数に限りがございますので、恐れ入りますが品切れの際はご容赦ください。


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出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784140056974
本体価格 ¥1,500 (JPY)

NetGalley会員レビュー

「ルーム・オブ・ワンダー」、一気読みした。普段通りの朝のやり取りから、思わぬ事故という流れでグッと心をつかまれ、そこから思いがけない母親の行動に夢中になった。「テルマ&ルイーズ」は、いまみんなわかるかなぁ。母親を支える祖母の存在が素敵。もう一回、じっくり読もう。

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どれほど闇は深くても、いつか道は開ける。
しかし、希望の道への扉を開けるには、闇と真剣に向き合わねばならないだと、この作品は語りかけてきます。

交通事故で意識を失ったまま植物人間になってしまった息子。テルマは、キャリアを大事にするあまり子どもが夢中になっていることに無関心でした。本当は仕事が忙しいからではなくて、子どもの好きなことに価値を認めなかったからでした。親に認めてもらえないことが、どんなに息子を傷つけていたかを思い知らされます。

昏睡から目覚めなければ、治療は打ち切られてしまう。わずかな時間の中で、息子が「不思議の手帳」にこっそり記した夢を自分が体験しよう。それを息子に話して聞かせよう。本当は聞こえているかもしれないから。生き続けたいと思って欲しいから。

一縷の望みにもしがみつく親心に、深い共感を覚えます。愛する人たちに、「大好き」や「ありがとう」を伝えるのが、どんなに大切かにも気づかせてくれます。でも、この作品が描いているのは、それだけではありません。
息子のユニークで楽しい夢の数々は、愛も友情も避けてきたテルマの生き方を変えてゆくのです。

この本の中には、大事なものを失う恐怖を乗り越えようとする人々がいます。ひとりの少年への愛ゆえに、人生を再生させてゆく人たちがいます。その勇気に励まされます。深い闇の底から、希望の歌が響いてきます。

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NetGalleyとNHK出版のご厚意で読了させて頂いた。

一言で言うと、すごい。最高だった。

シングルマザーのパリジェンヌ、テルマは、事故で
息子のルイが昏睡状態に陥る不幸に見舞われた。

医師の見立てはどこまでも厳しい。
でも、ルイを意識を戻すには、周囲の人々の
働きかけが重要と言われ、テルマはある行動に出る。

さあ、ここからが問題。一体彼女は何をしたのか。

悲嘆にくれたあとの、テルマの行動は、意外の一言。
そして、すごい。

多くは言わないが、あなた、パリから東京まで
来る?その状況で。

彼女が何をしたかは、実際読んでいただきたい。

お医者や薬を探して旅に出たのでのはない。

それならよくあるお話で、闘病小説のパターンねと
思うけど、正直予想の全然斜め上を行く展開だった。

すごすぎて絶対にネタバレしたくないのだ。

全編、状況は切迫している。でも全然暗くない。
疾走感さえある。テルマはルイの状況が刻々と
厳しくなることはちゃんと理解をしている。

した上での『行動に次ぐ行動』。

それがルイの生還に、プラスに働くかマイナスに
働くかは、最後の最後までわからない。
予想さえつかない。その峻厳さが、
このお話にリアルさをもたらしている。

こんなお話、読んだことがない。

私は最初、テルマのことを、愛息が事故にあった
せいで、心を病んでしまうのかしら?
って思っていた。

いやいや。そんなつまらない展開じゃない。

ちょうどテルマの年齢は、まだ
エネルギーもあって、転機を掴める年齢だ。

本当に自分が愛しているものはなにか。
本当にしたかったことはなにか。

きっと読み終わると

「遅すぎるってことは、ないはず。」

と、呟きたくなると思う。

また、この本に登場する映画
『テルマ&ルイーズ』を楽しんでから、

ルーム・オブ・ワンダーの映像化を
脳内キャスティングするのも
読後の楽しみにお勧めする。

ぜひ多くの人に読まれて、映画にもなって欲しい。

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ルイの母は、シングルマザー。バリバリ働きながら、心底ルイを愛し、でも分別のある大人として自分でさまざまな制約を自分に課して生活していた。突然のルイの交通事故、そして昏睡。その時母が取った行動は。
さまざまな制約も何もかも、今までは自分の本当の姿だったんだろうか。
ルイの残したやりたい事ノート。
読者はいつしか、ルイの母と併走している事に気づくだろうし、その行動力とそれを支える周りを応援しながら脱帽する事だろう。

母は強い。でもその原動力は母であること以上に1人の人間としての人生を、図らずも取り戻して行くことになっていることにも気づく。再生しなければならないのは、ルイだけではないのだ。意外なラスト。そこで真の再生の意味を理解するのではないだろうか。
感動だけではない、深い一冊。

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デビュー作とは思えないほどとてもよかった。
中には日本の描写も出てきたので是非自分の周りの人たちに、日本を知ってもらううえでも読んでいただきたいなと思った作品でした。
衝撃的な冒頭、絶望を感じた母が、息子ルイのやりたいことノートを見つけ、それをどんどん行動し、希望を見出していく。最後まで気が抜けない作品でしたが、とてもよい作品でした。

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シングルマザーとして、子供を養い仕事で成功する!常に心を奮い立たせていたこの信条が、息子の突然の事故でまるで役に立たなくなった。生死を彷徨う息子を前にして、空っぽな心で途方にくれる母親に力を与えたのは、息子の一冊のノートでした。
息子の無茶苦茶な夢を実現するため、なりふり構わずぶつかって行く。
負けない気持ちを応援したくなる本です。

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子どもが交通事故にあって昏睡状態になるという状況の中、自分に出来ることは何か思いついてからの行動力やエネルギーが凄い。

考えと選択次第で最悪なことが起きたとき、良い方へ良い方へ導いてくれる希望が持てます。やりたいこと、行きたい場所リスト書いてみようかな。

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女として、親として、これまで駆け足で通りすぎてきてしまった人生を取り戻していく物語。
主人公のテルマはシングルマザーでキャリアウーマン。仕事ではタフな彼女も、息子のルイが交通事故で昏睡状態になってしまったことをきっかけに、事故を防げなかった後悔や、これまでの自分の母親ぶりを振り返って、深く落ちこんでしまっていた。
そんな時にルイのやりたいことを書いた手帳を見つけたテルマは、半分捨て身、もう半分は奇跡を信じて、クレイジーな手帳の指示を実行していく。
旅をして、体を酷使して、ティーンエイジャーのようにハメを外して、息子の友だちと友だちになって、自分と母と仲直りして、恋をして……。
初めはルイのためにやっていたのだが、いつの間にか、テルマ自身が救われていく。
明日のことなんか分からない。分からないからこそ、どうにでもなる。未来への絶対的な希望を持つことで、現在の苦境を乗り越える力を得ることができる。
そんな可能性に満ちあふれた読後感だった。

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特別斬新でもない普通にいい話を、久し振りに読んだと思った。これがデビュー作と知りいい意味で驚いた。
あらすじをロクに読んでなかったから、何か悪い事が起きる、と曖昧に読み進めた。息子の視点になってまさか、死んだかもと言われるとは思わなかった。
その後も息子の視点は度々ある。母の話を聞いて笑ったりするが表に現れない。いや、涙が出たシーンはある。医学的には無でも親として何か感じるものがあるのかも。
話は、見つけた息子のやりたい事ノートから始まる。中身を母が実行する。動画に編集して、息子に聴かせる。つまりは病室で動画を流す訳だから、看護婦などの目に止まる。
それが、周りの人にも励ましになってるのが良かった。

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