AGRI 三鷹台おでん屋心霊相談所

ミタカダイオデンシンレイソウダンジョ

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刊行日 2018/11/16 | 掲載終了日 2019/01/18

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内容紹介

〝霊が見える〟心霊現象絶対否定派理系男子と
〝霊がいるとくしゃみが出る〟(ただし本人は無自覚)オカルトマニアの天然文系男子
正反対のふたりが、不可思議な超自然現象の解決に挑む、超常現象解決ミステリー!

Anti Ghost Research Institute(否心霊調査研究所)とは、霊などのオカルトを否定するために調査を行う機関である――。
立ち上げ発起人の、霊が見えるけれどもそれを否定したい須森天哉と、幼馴染で霊は見えないけれど信じている野間陽太。
これは、二人が霊の仕業ではないかと持ち込まれる相談を科学的に解き明かしていく、四話からなる物語。
第一話:家守――悪夢を見るというおでん屋の女将の依頼。原因は霊による干渉なのか、それとも精神的ストレスや家の構造の問題なのか……。
第二話:泣声――独り暮らしの家で料理に浮いた歯や爪を見てしまう青年。ストーカーによる生霊なのか、それとも……? 
第三話:おくりもの――朝起きると見知らぬメールが携帯に保存されている……。打っているのは誰なのか?
第四話:呪――〝チャーリーゲーム〟で悪霊が憑いた、と不登校になった少女。本当の原因は……?
そしてやがて、霊に関して考えの違うふたりが、どうしてコンビを組んでいるのか、過去にあった事件が原因と分かり、その事件が再び二人の前に浮上して――。
温かな感動も呼び起こす、少し不思議な怪奇ミステリー。

〝霊が見える〟心霊現象絶対否定派理系男子と
〝霊がいるとくしゃみが出る〟(ただし本人は無自覚)オカルトマニアの天然文系男子
正反対のふたりが、不可思議な超自然現象の解決に挑む、超常現象解決ミステリー!

Anti Ghost Research Institute(否心霊調査研究所)とは、霊などのオカルトを否定するために調査を行う機関である――。
立ち上げ発起人の、霊が見えるけれどもそれを否定したい須森天哉と...


出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784866511078
本体価格 ¥1,400 (JPY)

NetGalley会員レビュー

ホラー&推理&感動!新感覚ミステリー!気がついたら一気読みでした!

霊が見えるがそれを否定したい天哉と、霊は見えないがその存在を信じている陽太。二人が始めた心霊相談所に持ち込まれた事件や出来事は、果たして霊によるものなのか?それとも科学で説明がつくものなのか?そして、二人は同時期の記憶が抜けていることに気づき、その記憶が蘇るとき――。

テレビや雑誌など、様々なメディアの中には、心霊現象を肯定するものと、「科学的に証明できる」として否定するものとがあります。この本はそのどちらの要素も持っていて『信じたくないのに見える』『信じているのに見えない』という正反対の2人の組み合わせによってストーリーに抑揚が生まれ、読み手をひきつけます。

ホラー好き、心霊好きはもちろんのこと、普通のミステリー小説に飽きたあなたにオススメな一冊です!

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幽霊が見えるくせに幽霊否定派で「これは幻覚」「夢」と言い聞かす天哉と、幽霊は見えないが幽霊がいるところにいるとくしゃみが出る幽霊アレルギーの陽太のライトなミステリー。

「見えてるじゃん!」とか「アレルギー出てるじゃん!」なんてもやもやしつつもあくまで科学的に依頼を解決しようとする二人の姿がおかしくもありとても楽しく読めました。

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心霊を信じる陽太。信じない天哉。その2人が始めた心霊相談所。心霊現象は、全て説明がつく!と言う天哉に対し、絶対に霊の仕業だ!という陽太の掛け合いが面白い☺
2人のでこぼこコンビが問題を解決していく所は「なるほどね😏」と思う反面「やはり😏😏」と感じる部分もある。

その2人には共通して記憶がない過去がある。その記憶とは??
最後に謎が1本に繋がるところがスカッと!!!!!面白かった😁

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幽霊はいるのか、原因は他にあるのか、もしくはその両方か。
本当のことは誰にもわからない。でも、悩める人の悩みが解決するのなら、それらしい理由が見つかりさえすればいいのかもしれない。人は「安心」が欲しいから。わからないものは怖い。
天哉と陽太。幽霊を信じていない方が心霊現象(?)にであい、幽霊を信じている方はそれに気づかない。そこが面白かった。

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視えるのに否定する、くしゃみが出てるのに気づかない、ふたりがなんだかとても可愛かったです。
心霊現象は知らない方が幸せか、知って対処をする方が賢いか、どちらにせよあまり関わり合いたくはない。

ふたりにはぜひとも今後も仲良く一緒に仕事をしてほしい。

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理論派の秀才天哉と直感的で明るい陽太のコンビは、大好きな「都会のトム&ソーヤ」を彷彿させ、楽しく読めました。
心霊現象は全て科学で説明できると言い切る天哉と、霊は絶対にいると根拠なく信じきる陽太の二人が数々の依頼を解決していく中で自分達の空白の過去にあった出来事を思い出して···というちょっとしたミステリー要素も味わえる小説でした。
依頼人の1人でもあるおでん屋の日和ちゃんや霊媒師のおばあちゃん等、他の登場人物達も魅力的でした。

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