毒よりもなお

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刊行日 2019/03/01 | 掲載終了日 2019/04/30

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内容紹介

都内でカウンセラーとして働く美谷千尋は、自殺願望のある高校生、奈央から〈首絞めヒロの芝居小 屋〉という自殺サイトの存在を知らされる。そこに犯罪の匂いを感じた千尋は、サイトの管理人が 8 年前に故郷の山 口県で知り合った「ヒロアキ」ではないかと疑いを抱く。千尋によって徐々に明らかにされていくヒロアキの恐ろし くも哀しい過去。ヒロアキはなぜ連続殺人犯になってしまったのか? 千尋は奈央の命を救うことができるのか? 千尋とヒロアキの間に流れる 8 年間の物語とは? ――衝撃の結末が待ち受ける、哀しく切ないミステリ!

都内でカウンセラーとして働く美谷千尋は、自殺願望のある高校生、奈央から〈首絞めヒロの芝居小 屋〉という自殺サイトの存在を知らされる。そこに犯罪の匂いを感じた千尋は、サイトの管理人が 8 年前に故郷の山 口県で知り合った「ヒロアキ」ではないかと疑いを抱く。千尋によって徐々に明らかにされていくヒロアキの恐ろし くも哀しい過去。ヒロアキはなぜ連続殺人犯になってしまったのか? 千尋は奈央の命を救うこ...


おすすめコメント

本作は、2005 年に話題になった「自殺サイト」殺人事件に着想を得ています。当時、白いソックスに興奮するとい う性癖、自身の犯行を小説に著すといった異常性ばかりがクローズアップされ、犯人の実像がよくわからないまま、 数年後に死刑となってしまいました。著者は、この点に長年疑問を抱いており、本作の執筆を決意。猟奇性や異常性 だけを取り出すのではなく、トータルとしての犯人の内面に迫りつつ、エンターテインメント作品として仕上げたい、 と考えた意欲作です。ラストに驚きの真実が用意されておりミステリ要素も十分。青春を強制的に奪われた若者の孤 独を表した、新機軸ミステリです。(担当より)

本作は、2005 年に話題になった「自殺サイト」殺人事件に着想を得ています。当時、白いソックスに興奮するとい う性癖、自身の犯行を小説に著すといった異常性ばかりがクローズアップされ、犯人の実像がよくわからないまま、 数年後に死刑となってしまいました。著者は、この点に長年疑問を抱いており、本作の執筆を決意。猟奇性や異常性 だけを取り出すのではなく、トータルとしての犯人の内面に迫りつつ、エンター...


出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784041079621
本体価格 ¥1,600 (JPY)

NetGalley会員レビュー

最後、どの人物が実在で、どの人物が虚構なのか、どの話が実際の出来事で、どの話は小説なのか、妄想なのか、煙に巻かれた感じ。ただ家庭が人間の心を作る基盤なので、愛のない親に育てられた子供は不幸だし、実際にありますが、躾と称して、親の思い通りに無理やり従わせることは、決してやってはいけないことだということはすごくよく分かりました。

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読みやすい文章で一気読みした。
主人公のカウンセラー千尋の気持ちがよくわからなかった。
なぜあそこまで執拗に「ヒロアキ」のことを調べるのか、追いかけるのか。
ずっと考えながら読み進めていき、最後に奈央を救うためヒロアキと対峙。
その後は「え?どういうこと?」の連続で頭がごちゃごちゃになって多少わかりにくかった。

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『これは、完全に青春を失った若者の偽書。』
「偽書」...?その意味はラスト、思ってもみない形で襲ってくる!

ニュースで殺人事件が報道されてもどこか遠いところで起こった事件で、「殺人犯の心理などわかるはずもない」、「自分には関係ない」と思ってしまう。その殺人犯はどんなことを考え、どんな心理状態で人を殺すに至ったのか...。 育った家庭環境が、人格形成にどのような影響を及ぼすのか?私達のすぐ近くに潜む狂気や、犯罪者の心の闇に興味が掻き立てられ、ページをめくる手が止まりませんでした。

犯罪者の心理、プロファイリング、ミステリー、事実をもとにしたフィクション、いろいろな要素を楽しめる一冊です!フィクションなのに感覚だけがリアルでまるで自分が、誰かの意識の迷路の中に迷い込んでしまったかのような錯覚に陥る。そして自分を現実に引き戻すように、気がつけばプロローグに戻り読み直していた...。

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