元禄五芒星

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刊行日 2019/03/20 | 掲載終了日 2019/04/05

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内容紹介

将軍綱吉の治世後期、元禄から宝永は経済バブルの崩壊と災害が表裏の時代だった。漠然とした不安と鬱屈が世を覆うとき、人びとはいかに生きたか。
美しく死ねた者、なまじ生き残ってしまった者、己が才覚の扱いに悶える者。
人生のさまざまな姿が異常なまでにクッキリと浮かび上がった、魔術的な時空間を描く五篇。

チカラ伝説
元禄不義士同盟
紫の一本異聞
算法忠臣蔵
徂徠豆腐考

将軍綱吉の治世後期、元禄から宝永は経済バブルの崩壊と災害が表裏の時代だった。漠然とした不安と鬱屈が世を覆うとき、人びとはいかに生きたか。
美しく死ねた者、なまじ生き残ってしまった者、己が才覚の扱いに悶える者。
人生のさまざまな姿が異常なまでにクッキリと浮かび上がった、魔術的な時空間を描く五篇。

チカラ伝説
元禄不義士同盟
紫の一本異聞
算法忠臣蔵
徂徠豆腐考


出版社からの備考・コメント

校了前のデータを元に作成しています。 刊行時には若干内容が異なる場合がありますが、ご了承ください。

校了前のデータを元に作成しています。 刊行時には若干内容が異なる場合がありますが、ご了承ください。


おすすめコメント

「元禄」という、江戸時代のあるひとつのピークにこだわりつづけてきた野口武彦氏が「平成」の終わりを見据えて放つ傑作五篇。 京極夏彦さんからは、「地続きの元禄ツアー。旅先で私たちは、そこが現在の起点であると知る。そして、さらに先へと旅したくなるのだ」とのお言葉をいただきました。

「元禄」という、江戸時代のあるひとつのピークにこだわりつづけてきた野口武彦氏が「平成」の終わりを見据えて放つ傑作五篇。 京極夏彦さんからは、「地続きの元禄ツアー。旅先で私たちは、そこが現在の起点であると知る。そして、さらに先へと旅したくなるのだ」とのお言葉をいただきました。


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784065149959
本体価格 ¥2,000 (JPY)

NetGalley会員レビュー

古代史は文字資料がないがゆえに邪馬台国は沢山の夢とロマンを生み出している。
近世、江戸時代は文字情報があふれ出す。虚実を取り混ぜた文書類がさまざまな形で残され現代人をたぶらかす。
 忠臣蔵を巡る記録から新しい角度で忠臣蔵を見つめ直す。虚実を取り混ぜたような資料を丹念に掘り起こし、そこにフィクションを織り交ぜる。歴史小説にありがちなパターンではあるが、この本は魔性的な怪しげな雰囲気を醸し出す。読み始めると癖になるテイストである。
 「チカラ伝説」では大石主税を怪しい美少年に仕立てあげる。「元禄不義士同盟」義士になれなかった赤穂浪士と吉良を討たせてしまった吉良邸の附人たちが不義士同盟どうしで決闘する。中入り「紫の一本異聞」は戸田茂睡の江戸地誌『紫の一本』に題材をとった綺談もの。「算法忠臣蔵」では赤穂の銀札から重商主義の先駆けとしての赤穂を語り、「徂徠豆腐考」赤穂浪士の処遇を具申した荻生徂徠と豆腐屋七兵衛の不思議な交流を描くのである。
 著者の博学ぶりと落差のある登場人物の語り口がおもしろい。

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元禄時代は赤穂浪士一色だったというのがよくわかる1冊でした。
討ち入りに参加しなかった浪士の中に
失敗した時のための第二次軍を秘密裏に進めていたこと。
存在を徹底的に隠すために味方にも伝えていないというやり方に
さすがだなと思う反面、第二次軍の子孫はつらい時期を過ごしたのだというのも
この書籍で知ることになった。

年末に放送される赤穂浪士は討ち入りで終ってしまうが
その後にこそドラマがあるのだと読み取れた1冊でした。

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