これはいいですね。科学行政など通常ではお話を聞けない方のお仕事紹介も載っていて、化学の活躍分野の広さを感じました。学校図書館や進路指導室には置いて欲しいです。英語も必要ですよ、と書いてあるところがあったので英語が苦手な理系男子に読ませようと思います。

これは本当に素晴らしいと思います。理系というワードが飛び交うが、その先がわからない中学生、高校生の世界を広げる一冊だと思います。
そして、無駄にキャラクターなどのイラストを入れないで、よくぞ頑張って下さいました。
息の長い資料になると思います。
センスのないキャラクターやイラストは、逆に手にとってもらえません。

1つの職種につき4ページで紹介されており、さらさらと読めるお手軽感があります。
しかし内容が薄いわけではなく、「ある1週間の様子」のコーナーではよりリアルに業務内容をイメージさせてくれたり、「このしごとに就くには!?」のコーナーでは求められる学問や資格が紹介されており、ポイントを押さえた良書だと思います。
学生さんにとっては進路の選択の際に大きな参考になってくれるのではないでしょうか。

「”図鑑”のわりにページ数も職業数も少ないな」と読む前は思ったのですが、一つ一つの職業内容が丁寧に説明されて、上下二段構成の大ボリューム。この職業のなり方だけでなく出身大学や経歴も載っているので、実際なりたいと思った時、どういった学部を選べばいいのか、何を勉強した方がいいのか、進路を決める際の参考になります。
一日のスケジュール、一週間のスケジュールが載っているのも良いですね。この仕事に就いた時にどういう生活スタイルになるのかイメージしやすいです。理系度、体力のステータス表示も面白い。「化学の仕事がしたい」と考えている人の参考になるようにと作られている本だと感じます。
これからも続刊を出して、色々な化学のおしごとを紹介して欲しいです。

化学を活かす仕事といえば、研究者、開発者、教員などがよく思い浮かびますが、実はほかの仕事もたくさんあります。

この本を読むと、様々な仕事があることや、化学といっても分野は広く、使用方法も多様であることがわかるでしょう。
配色もはっきりしていて、どのような人にも見やすいです。

もし中高に勤務していたら学級や理科室に置きたかった一冊です。

経済的に自立した生活を送るのが、現実問題としてなぜだかものすごく厳しい、先進国としてありえないこの研究者の現状で、中学生が具体的な道を想像できる本でした。奨学金の負債を抱えて、優秀な研究者が海外に流出していくしか道がないような現状が、変わるといいのになと思います。そんな中、こんなふうな働きかたはどうでしょうと、見せてくれるこの本は、ありがたいです。

自分が化学に関わる仕事として思い浮かばなかった職業もいくつかあり、今後の参考になった。実際に働いている人の業務内容や、なぜその仕事に就いたのか、やりがい、1日や1週間の仕事内容などを知ることができる。
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