本にまつわる世界のことば

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刊行日 2019/05/23 | 掲載終了日 2019/07/07

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内容紹介

世界のあちこちで、本を読みふける人たち

本や読書と共に育まれてきた人々は独特のことばを作り出してきた。それらの表現は、ことばや本というものを新しい目で見るきっかけとなり、「ことばをめぐることば」の豊かさを知る機会を与えてくれる。本書は、このような「本にまつわることば」を各国語から集め、第一線で活躍する人気作家、翻訳家たちが書き下ろしたショートストーリーやエッセイと共に紹介した、本好きのための一風変わったアンソロジー。イラストは長崎訓子。

世界のあちこちで、本を読みふける人たち

本や読書と共に育まれてきた人々は独特のことばを作り出してきた。それらの表現は、ことばや本というものを新しい目で見るきっかけとなり、「ことばをめぐることば」の豊かさを知る機会を与えてくれる。本書は、このような「本にまつわることば」を各国語から集め、第一線で活躍する人気作家、翻訳家たちが書き下ろしたショートストーリーやエッセイと共に紹介した、本好きのための一風変わ...


出版社からの備考・コメント

B5判変型上製

B5判変型上製


出版情報

ISBN 9784422701219
本体価格 ¥1,600 (JPY)

NetGalley会員レビュー

創元社の「世界の〇〇」シリーズは以前に何冊か拝読したことがありました。
今回の本の特徴の1つは、言葉の紹介にショートストーリーやエッセイが添えられている点かと思います。
個人的にはこの点が、あまり魅力的に映りませんでした。
せっかく面白い言葉をたくさん紹介しているのに、ショートストーリーやエッセイが添えられているためにその言葉の面白さが薄れてしまっているというか…。イラストはどれも素敵で、眺めるだけでも面白い本だと思いました。

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フランス語の直訳で「豚のように字を書く」は、思いもしないことばでした。字が汚いとのことですが、発想がすごい。似たような意味で、クレヨンしんちゃんで「みみずがサンバを踊っているような字」という表現があったことを思い出しました。
「斜め読み」と「積読」は、私もよくやります。
スペイン語「レトラエリード」、直訳では「傷を負った文字」。ちょっと恐ろしい表現。
ドイツ語「それはひとつの詩だ」、ロマンチック。

この書籍の第二弾があったら、読みたいです。

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手元に栞がなくて頁の角をやむなく折ることがあるよね。
あれって英語で【D◯◯-ear】って呼ぶんだそう。
あと思ったほど普及しなかったという【pase-a-ve(ペジャヴゥ)】は濫用したくなる程に私は気に入った。ロマンチックだもの。
そして【asdfjkl】は脳天から叫んでみたいよ。
読書に夢中になる人を誰も止められないもの!

台湾の小説家 温又柔、韓国文学翻訳家 斎藤真理子、日本の小説家 藤野可織(他)がショートストーリーやエッセイを書き下ろした豪華な企画。
【thundoku】が世界の読書家の合言葉になる日はもう間もなくだよ。

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●「言葉の可能性を見た!」

言葉って本当にすごいですね

私は海外の言葉がわからないので
日本語しか意識したことなかったけれども
海外の言葉を日本語に訳して
その説明をすることがこんなにも
世界を広げることになるとは思いませんでした。

はじめににもありましたが夕暮れどきの
言い方とか その言葉の一遍を知っているのと
知っていないのとでは全然違いますよね

そして物語もさることながら

この中のイラストがまた世界観が
すごく出ていていいです
日本のイラストじゃないって感じが
今まで経験したことのないような
感覚を味わせてくれます。

あ~なんか満喫したいい本を読んだーっていう

読了感で満たされています!

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色々な国の本にまつわる言葉の意味にショートストーリーやエッセイまで!とてもスペシャルな1冊。イラストも素敵すぎて、見ているだけでもその魅力に心奪われ、うっとりと満ち足りた気分に。日本の「積ん読」が英語圏でも「tsundoku」として目下市民権を得りつつあり、読書好きのあいだで人気の表現というのは知らなかったので、なんだか嬉しくなってしまい、この他にも面白い表現もたくさんあったので国を超えて本の世界が広がるような、そんな醍醐味を味わうことが出来ました。

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いま、ここ、日本で本を好きな人たちがいて、出版される本たちがあって、
世界中でも同じように本を愛する人々がいて、本が作られているということをひしひしと感じました。

本書では本にまつわることばやショートストーリー、エッセイが紹介されています。
世界の本にまつわることばの中にまじって日本の「斜め読み」や「活字離れ」、
「積読」など、本をこよなく愛する本の虫たちなら一度は聞いたことのあることばたちも登場します。

各文章に添えられる素敵なイラストも魅力のひとつです。
外国語ということもあり、字面だけではなかなかイメージしづらいものも
イラストのおかげで正しい解釈が伝わり、ことばに潜むユーモアにも気付かされたりしました。

こうして世界のあちこちの日常に本にまつわることばが溶け込んでいることからも
本を読むという行為もまた人々の日常の中の一部になっているということを実感できました。
古い時代から今に至るまで、一部の制約を除けば、本というのは
誰に対しても平等で自由、身近な存在だったのですね。

ページをめくっても本、本、本、と本だらけで
ああ、なんて本への愛に溢れた1冊なのだろうと幸せな気持ちになりました。
手元において眺めているだけでも楽しいし、あるいは本を愛する人に贈りたくなってしまうような1冊でした。

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コップにつく水滴。「ことば」は本に付着する汗である!

世界中の本にまつわることばを探る。市民権を得つつある「積ん読」も見事に僕たちの心情を体現している。
本書に目を通してみれば、本にまつわる言葉から創作されたショートストーリーやエッセイが読み手側の想像力を掻き立てる。さらに挿画がもたらす効用で脳内が爆発する。面白い!
かつて文学的な歌詞や官能的サウンドで一世を風靡した、ブランキージェットシティーの浅井さんが「歌詞なんてコップについた水滴だ」と発言していたのを何かの雑誌で目にした。
言葉が先か?本が先か?
本についた水滴からまた本が生まれる。
こうして文学は進歩してきたのは確かだ。

本が好き!倶楽部
せいちゃん

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お洒落な装丁。絵ももちろんだけど、本にまつわる言葉からインスピレーションを受けたような小さなお話が紡がれているのがまた。

あぁ、こんな文章が書けたらどんなに良いかしら。
世界じゅうにこんなにも本にまつわる言葉があるのね。古今東西、本の魔力に取り憑かれて、さまざまなものが生み出されているのだと、何故だか少し誇らしげな気分になる私はもう、本の魔界から抜け出せなくなっている。

ペルシア語のハルハーン(ロバ読み)は、ちょっと気をぬくと私もそうなっていく。でもその前にピルドクソ(韓国語で必読書)が、まだあなた読んでないでしょ、こんなに読んでないのよ、それで本が好きとか言えるの?と、突き付けられ、豚に舐められる妄想に追われて、積ん読の山に逃げ込み、小さな本の虫、紙虫となっていつしか頁の間に挟まれて死んでいくのだ。そしてそれがまた幸せ。この想い、わかってくれる方がこの本の向こうにおそらくたくさんいる。

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いろんな国の本にまつわる言葉。馴染みのない国の馴染みのない言葉。それぞれにショートストリーが付いてますが、何故か頭に入らず、自分でもびっくりするほど浸れなくて困りました。全ページカラフルなイラスト入りで、見ているだけで可愛いのに…。残念です。

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各国の本(主に読書家)に関係する言葉を紹介している一冊。タイトルから「その言葉の成り立ちや逸話を紹介しているのかな?」と思ったのですが、半分はショートストーリーで残りがエッセイ、残りが言葉の簡単な紹介。

言葉の成り立ち、トリビア、その言葉に関する逸話を求めていたので、「うーん……」という感じ。ですがページ数100程と多くも少なくもないので、読書の合間の気分転換には良さそうです。

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一つの言葉から生み出されるエピソード。それは玉手箱のように、国を変え、想像を増して物語を紡ぐ。

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本にまつわる言葉とイメージしたイラスト
それにちょっとした文章。

こんな言い回しがあるんだ。
と、国が違うと文化も違うため言い回しが違うのは当たり前なのですが
興味を持って楽しく読むことができました。

日本は「積ん読」が出ていて
この言葉も一般的になってきたんだと知りました。

国の事情によって文章の取り扱いの違いも知ることができるので
その国のことを理解するのにも一役買う本です。

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フランス人の夫に「entre chien et loup」って知ってるー?と聞いてみたら「知らない」
本を読まない夫にはあまりこの慣用句はおなじみではないのか・・・・。ほかにもフランス語なのに知らない慣用句が結構ありました。ecrire comme un cochon以外知らないくらいの勢いでした・・・・。ちょっとがっかり。

でも世界のいろんな言葉、言葉好きの私にはすごく良かったです。

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本にまつわる世界の言葉を、面白くユーモア溢れる絵とともに紹介してくれる。
とても楽しい絵なのだが、内容がどこまで本当なのか気になるところ。
面白おかしく書いているのでフィクションポイところもあるが、ノンフィクションとの区別がつきいのがわかりにくい。
とはいえ、面白い発想の本でした。

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タイトル通り、本にまつわる世界のことばがたくさん載っている本。ショートストーリーありエッセイありで楽しませてくれる。積ん読、斜め読み、活字離れ。日本にも様々な言葉がある。それに、各ページに施されたイラストが素敵で、一気読みしてしまった。ちょっともったいなかったかな?

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各国の表現(ことば)の紹介だけでなく表現が含まれた小話がそれぞれ書かれていて、とても興味深く読めた。ものもあった。
そして至極個人的な感想ですが、長崎訓子さんのかわいいかわいいかわいい絵がふんだんでそれだけを眺めるだけでも幸せになれました。

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世界を旅するイラストブックシリーズは、その言葉から、知らない国のひそやかな遊び心や歴史がほんのり感じられます。
今回の「本」は、本好きにとっては待ってましたというもの。
日本の「積ん読」が市民権を得つつあるというところには、ちょっと嬉しくなったり、自分のしている読書中の出来事に名前があったことに感心したりと、楽しませていただきました。
言葉とイラストがとても素敵です。

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世界の本にまつわる単語やことわざ、その言葉をイメージして作られたショートストーリーを掲載。
いま日本の「積ん読」が「Tsundoku」となり海外でも市民権を得ているらしい。
本を積んでおくのは、日本人だけではなく世界中のBook loverの性なんだと思うとこの言葉がなんだか愛しく感じた。
ショートストーリーでは本を擬人化したり、文字に意識を持たせたりする趣向が面白い。
また挿し絵がとても可愛いので、眺めているだけでも楽しい。
紹介されている言葉をSNSのタグで使ってみたら面白いだろうなと思った。

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本にまつわる言葉には興味深いものが多かったけれども,残念ながら添えられている文章に魅力を感じませんでした.そんな中で,一番面白かった言葉は,“Das kommt mir spanisch vor.” ドイツ語で直訳すると「それは私にはスペイン語のように思われる」.知人のドイツ人とスペイン人の顔を思い浮かべると,面白い.

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本好きならそっと傍に置いておきたくなる美しい本。何気にページをめくるとほっこりします。
何かを得ようと読む本とは違う気がします。ちょっとしたプレゼントに、気持ち通う人に贈りたい本だと思います。たとえ感じることが同じでなくても。

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本にまつわる様々な国の言葉を、ショートストーリーやエッセイと共に紹介していく作品集。
それぞれの言葉を見開き1ページ使ってオールカラーのイラスト付きなのも豪華だし、文章を書かれている方が何人かいらっしゃるので、気がつくと好みの文章を書く方を発見できたりしていました。1日数ページ眠る前の楽しみにしながら読み進めていくのにピッタリな作品でした。  

また、ショートストーリーにはそれぞれ単語以外に何らかの書籍がテーマになっていて、まだまだ読んだことがない書籍が沢山あって、そちらもチェックしながらじっくり読み進める楽しさがありました。

本を通して様々な国の本に対する言葉や想いを垣間見ることができるのは、とても幸せで楽しかったです♪

本好きさん、活字好きさんへのプレゼントにオススメです♪学校の図書館にも、常備してあったら嬉しいなと思いました。

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