すきなひと

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刊行日 2019/05/21 | 掲載終了日 2019/05/19

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内容紹介

人気作家が恋をテーマに絵本に挑む新シリーズ、創刊!

恋愛観や結婚観、ジェンダー観などが変わりつつある今。

プリンセスストーリーではない、“人を好きになる”という純粋な気持ちの肯定と、現代の感覚に響く恋を絵本で描いたシリーズが誕生しました。

これから恋を知る人、今恋をしている人、かつて恋をしていた人へ贈る珠玉の絵本です。


『すきなひと』桜庭一樹・作/嶽まいこ・絵

◆ストーリー

あるよる、じぶんとすれちがった。

「すきなひとがいるからおいかけてる」と言う。

すきなひとなんていないのに。でも……。

桜庭一樹と嶽まいこが誘う、夢のような満ち足りた時間。


◆作者プロフィール

桜庭一樹 (さくらば・かずき)

1971年鳥取県出身。1999年「夜空に、満天の星」で第1回ファミ通エンタテインメント大賞佳作入選。『AD2015 隔離都市ロンリネス・ガーディアン』と改題した同作で作家デビュー。「GOSICK」シリーズ、『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』など少年少女向け小説を経て、一般向け小説に。2007年『赤朽葉家の伝説』で第60回日本推理作家協会賞、2008年『私の男』で第138回直木賞を受賞。


嶽まいこ (だけ・まいこ)

1985年石川県出身。金沢美術工芸大学卒業。書籍の装画などを手がけるほか、個展で作品を発表。2015年に『なんてことないふつうの夜に』で漫画家デビュー。児童書の仕事に『緑の霧』(作・キャサリン・ヴァン・クリーヴ/訳・三辺律子)、漫画に『世にも奇妙なスーパーマーケット』などがある。 http://dakemaiko.com/


瀧井朝世(たきい・あさよ)

1970年東京都出身。慶應義塾大学文学部卒業。出版社勤務を経てライターに。WEB本の雑誌「作家の読書道」、『きらら』『週刊新潮』『anan』『クロワッサン』などで作家インタビュー、書評などを担当。TBS系「王様のブランチ」ブックコーナーのブレーンを務める。著書に『偏愛読書トライアングル』『あの人とあの本の話』。


◆「恋の絵本」シリーズについて 瀧井朝世

小さい頃、わたしのまわりには、たくさんの「お姫様が王子様と結婚してめでたしめでたし」という物語がありました。それは遠回しに、女の子は男の子に守られるものだ、富と地位を手に入れることが幸せとなのだ、という価値観を植え付けるものであったのではないかな、という気がしています。

一方、幼稚園や小学校では、「みんな好きな人がいて当然である」「好きな人がいるなんてなんだか恥ずかしい」という、矛盾した空気がありました。

だから私は、「好き」をめぐる悩みや疑問があっても、誰にも打ち明けられませんでした。 そんな時に、自分の気持ちに寄り添ってくれ、自分を肯定する一助になってくれるもの――たとえば絵本――があったらよかったな、と今では思うのです。

恋愛を描いた名作絵本はこれまでにもあります。ただ、恋愛観や結婚観、ジェンダー観が変わりつつある今の世の中で、「好き」という素朴な感情を肯定しつつ、現代の感覚に響く恋の絵本があってもよいのではないか。 そんな思いから、このシリーズは生まれました。

この人ならそんな話を書いてくれると信頼する作家陣、作家の世界観を豊かなイマジネーションで可視化してくれると確信する画家陣が、参加を表明してくれました。

子どもたちの気持ちの傍らにいてくれるものであると同時に、大人にとっても、今も心の中にある痛みや切なさに響くもの、慰めや励まし、ときめきにつながるものが出来上がったと自負しています。ぜひ、ページをめくってみてください。

人気作家が恋をテーマに絵本に挑む新シリーズ、創刊!

恋愛観や結婚観、ジェンダー観などが変わりつつある今。

プリンセスストーリーではない、“人を好きになる”という純粋な気持ちの肯定と、現代の感覚に響く恋を絵本で描いたシリーズが誕生しました。

これから恋を知る人、今恋をしている人、かつて恋をしていた人へ贈る珠玉の絵本です。


『すきなひと』桜庭一樹・作/嶽まいこ・絵

◆ストーリー

あるよる、じぶんとすれち...


おすすめコメント

桜庭一樹と嶽まいこが誘う、好きな人を待つ夢のような時間

・ラストの一言「さよなら●●」にご注目! 桜庭ワールド全開ですよ。

・絵の嶽さんが「好きな人があらわれたシーン」で描いたのは、なんと★★! 桜庭さんから「嶽さんの思う待ち望んだ存在を描いて」とリクエストされたそう。


◆恋の絵本シリーズ(全5巻)概要

シリーズ監修:瀧井朝世

体裁:A4変型判/各32頁/ハードカバー

定価:各本体1,500円+税

対象年齢:5、6歳~一般

ラインナップ

①『すきなひと』桜庭一樹・作/嶽まいこ・絵/瀧井朝世・編 2019年5月刊

②『すきっていわなきゃだめ?』辻村深月・作/今日マチ子・絵/瀧井朝世・編 2019年5月刊 

③『まっくろいたちのレストラン』島本理生・作/平岡 瞳・絵/瀧井朝世・編 2020年刊行予定

④『こはるとちはる』白石一文・作/北澤平祐・絵/瀧井朝世・編 2020年刊行予定

⑤『タイトル未定』村田沙耶香・作/米増由香・絵/瀧井朝世・編  2020年刊行予定

桜庭一樹と嶽まいこが誘う、好きな人を待つ夢のような時間

・ラストの一言「さよなら●●」にご注目! 桜庭ワールド全開ですよ。

・絵の嶽さんが「好きな人があらわれたシーン」で描いたのは、なんと★★! 桜庭さんから「嶽さんの思う待ち望んだ存在を描いて」とリクエストされたそう。


◆恋の絵本シリーズ(全5巻)概要

シリーズ監修:瀧井朝世

体裁:A4変型判/各32頁/ハードカバー

定価:各本体1,500円+税

対象...


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784265022410
本体価格 ¥1,500 (JPY)

NetGalley会員レビュー

タイトルは「すきなひと」でも、お話の大半は「好きな人がいない時」のことだ。
いまとなっては、好きな人が誰もいない時ってどんな感じか思い出せないが、この絵本では、とても刺激に満ちて、ドラマチックで、芳醇で美しくて、そして悠久の時のように描かれる。
ずっと眺めていたくなる、ずっとここにいたくなる素敵な時間だ。
そんな素敵な時間を忘れしまったのは、自分が大人になったからなのか、もしかしたら桜庭一樹が示唆するように、「前世」だったのか。
忘れていた宝物が目の前に表れた、そんな気持ちになる絵本です。

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天真爛漫に、自分の生を受け止めて、解き放って、羽ばたけ。走り終わるその時がくるまで、まっすぐに、生きろ。

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直木賞作家が恋をテーマに挑む絵本シリーズだそうだ。とても美しく幻想的な絵に惹かれるが、どういう意味?って何度か見直した。これ解説に対象年齢が5、6歳以上って書いてある。5、6歳にとってみれば、恋は、未知のもの。とてつもなく遠い未来のこと。世界が変わるようなこと。子供たちに、好きな人を待つ想いを桜庭一樹さんが伝えようとしたのかな。このシリーズの他の作品にも興味がわく。

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美しい絵 簡潔な言葉。 最後のページで不覚にも涙。
なんで?と。
ページをめくるたびに感じるものが、異なってきそうな予感。
手元に置いておきたいと 感じた1冊。

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絵が素敵。世界、季節を感じさせます。ストーリーも良いのでしょうが、ベターハーフをずっと探している私的にはちょっとショックでした。

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絵が幻想的でとても美しい絵本でした。
文は、どう捉えるか読み手に委ねているのかな?
自分のその時の心情によっても違う感じ方をするのかもしれません。
いろんな人の解釈を聞いてみたいです。

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●「すごい 絵がすごい!」

いや 絵がすごい

内容もいいのだけれども

やっぱり絵がすごい

めくるだけですごい世界が広がっているので
これ、子どもとかが見たら
想像力が養われると思う!

見るべき価値のある本だと
素直に思います!!

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読み終えて不思議にわからない気持ちに包まれる
慌てて解説とかレビューを見る
ひょっとして怖い話なのか
感動する話なのか
どれも違うような気がしてならない
最後のページとは 好きな人とは
17ページなのか 19ページなのか
しばらく自分なりの答えが出るまで考えてみたいと思う

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この本を見ていると、若き日の心の琴線に触れてくる。
ああ、あの時に戻りたい!

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ある日、もう一人の自分に出会った。
「すきなひとがいるからおいかけてる」と言って走っていった。

 好きな人がいても、いなくても、そんなことはどうでもいい。
 自分が好きなことさえあれば、それを追いかけていられれば幸せなんじゃないかな?
 好きな人と一緒に歩くことも幸せなんじゃないかな?

 自分という人は一人しかいないんだから、他人と同じ幸せなんてないんだよ。
 自分なりの幸せがあればいいんじゃないかな?

 無理して誰かに合わせる必要なんてない。
 だって、わたしは誰かの人生を生きているわけじゃないんだから。

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独特な世界観。
絵の美しさに引き込まれて、ページをめくると、えっ?となってまた始めから何度でもページをめくり。
意味とか理由とか、そんなのはどうでもいいのかな、と思ったら、世界はすきなもので満ちあふれていることに気付くのかもしれない。

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深イイ絵本。すきなひとを待ってるようで、ホントの自分を探しているよう。やっと見つけた時はゴールで旅立ちなのか。すきなひとに出会えてからも幸せをかみしめながら穏やかに日常を楽しみたいです。

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絵がとても美しい。
直木賞作家が、絵本の文を書いているとはなんて贅沢なんだろう。
絵だけではなく、桜は一樹の不思議な世界を堪能してほしい。
色々解釈できて、読後の余韻も楽しめる本である。

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桜庭一樹さんの本は読んだことがないですが、絵がよかったですね。
「絵」を楽しめる本でした。

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とても不思議な絵本。
短い文章と美しい絵。夜を越え季節を超え命を終える時、私達はどこに行くのか?
なんだと読んで余白の意味を解きたくなります。

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どこか哲学も感じさせる……不思議な物語でした。
 すきな人というのは広義でいうと「家族や友達、芸能人」まで含まれると思うんですが、ここでいうすきな人は伴侶、パートナーの事かなと思いました。
 長い人生の中で沢山の人に出会いますが、自分という人間の良いところ、悪いところも受け止め、悲しみも苦しみも分かち合える伴侶を探す長い旅なのかもしれませんね。そんな伴侶に巡り合えるかわかりませんが、そう考えると日々の悲喜交々も広い気持ちで受け入れられるような気がしました。優しくも清々しい絵の効果もあるかな。
 ラスト。現れたすきなひとの姿。あのような姿で描くことで魂との結びつきを表現したのかな。心から結ばれる存在を待つ、めぐり逢うのかなと思うと、じんわり、温かい気持ちになりました。

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絵本を開くと、真っ先に絵の素晴らしさに心をわしづかみされた。
鮮やかな季節感、美しい情景、ページをめくるたびに違った世界が広がる!!
これは本当に素晴らしい。
内容は少し哲学的で難しかったかな。

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とにかく、嶽まいこさんの絵にはっとします。なんて美しい絵。なんて美しい世界。さらさらっと文を読み進めてしまうと、最後のページで驚きます。私が今読んだのは…。もちろん最初に戻って読み返し、読み返し…。読むごとに自分の中に世界が開き、更に明るく色づくのですが、今読んだこの気持ちと、いつかまた読み返したときに私の心に残るものはきっと違うのだと思います。大人として桜庭ワールドを堪能しましたが、まだ恋をしたことがない子供たちは、これを難しいと思うでしょうか。でもきっとこの美しい絵をたどって、好きな人を待つ時間の美しさを感じ取ってくれるのではないかと思います。

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実は桜庭一樹さんの本を読むのはこれが初めてです。
とても不思議な絵本でした。
読む人によって内容の捉え方が変わる
想像がいくらでもできるように書かれた文章に色鮮やかなイラストが印象に残りました。

私ともう一人の私
実在する体の私と心の私
と、捉えました。

ラスト一行は新しい自分に生まれ変わることができた。
そう思って読み終わりました。
何度も繰り返し読める絵本です。

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ラストの意味がわからない。
何度も読み返したのですが、やはり最後がわからない。

でもこれはきっと分からないのが正解なのかもしれない。読んだ人が好きな人、好きなものを自由に想像して好きなように解釈して読めばいいのかもしれない。この絵本を読んでどんな感想を持つのか。可能性が無限に広がる宇宙のような本。
イラストがとにかくとてもきれいで、ずっと眺めていたい。
女の子のわたしと、男の子のわたし。好きな人を待っているうちに融合してしまうのはジェンダーレスという事なのだと、私は受け取った。

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