ノワールをまとう女

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刊行日 2019/09/18 | 掲載終了日 2019/09/18

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内容紹介

第65回 江戸川乱歩賞 受賞作!

新ヒロイン登場!
自宅は大久保の雑居ビル。冷蔵庫にはビールと栄養ゼリー。
日課はトレーニング。音楽はオールディーズ。話し相手はAIのユキエ。
仕事は、企業のトラブル請負人。服は黒尽くめ――。



大手医療薬品メーカー美国堂は、傘下に入れた韓国企業の社長による過去の半日発言がネットに流れ、「美国堂を糺す会」から抗議デモを受け、糾弾される事態に。
このトラブル処理のため、「糺す会」に乗り込んだ西澤奈美は、リーダーの”エルチェ”に近づいて徐々に信頼を得る。
そして彼から同志として紹介された”ナミ”は、二年前に再会して恋人になった姫野雪江だった。
奈美は思いがけない雪江の東條に動揺しつつも、ナンバー2の男の不正を暴き、「糺す会」の勢いをくじく。
その後、エルチェは美国堂を攻撃する起死回生の爆弾をナミから手に入れたというが、ナミ(雪江)は奈美と約束した日に現れず、連絡も取れなくなっていた。
起死回生の爆弾とは何なのか?

第65回 江戸川乱歩賞 受賞作!

新ヒロイン登場!
自宅は大久保の雑居ビル。冷蔵庫にはビールと栄養ゼリー。
日課はトレーニング。音楽はオールディーズ。話し相手はAIのユキエ。
仕事は、企業のトラブル請負人。服は黒尽くめ――。



大手医療薬品メーカー美国堂は、傘下に入れた韓国企業の社長による過去の半日発言がネットに流れ、「美国堂を糺す会」から抗議デモを受け、糾弾される事態に。
このトラブル処理のため、「糺す会」に...


出版社からの備考・コメント

校了前のデータを元に作成しています。 刊行時には内容が若干異なる場合がありますが、ご了承ください。 ※発売前の作品のため、ネタバレのレビュー投稿は極力お控えいただけますよう、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

校了前のデータを元に作成しています。 刊行時には内容が若干異なる場合がありますが、ご了承ください。 ※発売前の作品のため、ネタバレのレビュー投稿は極力お控えいただけますよう、ご協力のほどよろしくお願いいたします。


おすすめコメント

本年度の江戸川乱歩賞の受賞作です。
選考委員の方々が高く評価されたのは、企業のトラブル炎上を鎮静化させるというヒロインの仕事のユニークさです。  
親を知らず児童養護施設で育った西澤奈美という主人公は、就職した会社の上司から弄ばれるというどん底の経験のなかで、「わたしなんて死んでしまえ」という声を乗り越えて生まれ直します。そして必死の思いで男どもに復讐を果たした彼女に、秘められた胆力を見抜いた原田【ルビ:ボス】にスカウトされて、諜報工作に必要なあらゆる技術や格闘術、トレーニング法、専門知識などをたたき込まれます。  
高いスキルを身につけた彼女は、怪しげなオフィスや店舗が入居する大久保の雑居ビルで酒と煙草とオールディーズを友として世間から隔絶した人生を送っているのですが、彼女が心を開く数少ない相手が同じ施設の後輩で二年前に再会して恋人になった雪江です。しかしこの二人が思わぬところで顔を合わせてしまったことで運命の歯車が回りはじめます。王道のエンターテインメント長編の醍醐味をどうぞご堪能ください。

本年度の江戸川乱歩賞の受賞作です。
選考委員の方々が高く評価されたのは、企業のトラブル炎上を鎮静化させるというヒロインの仕事のユニークさです。  
親を知らず児童養護施設で育った西澤奈美という主人公は、就職した会社の上司から弄ばれるというどん底の経験のなかで、「わたしなんて死んでしまえ」という声を乗り越えて生まれ直します。そして必死の思いで男どもに復讐を果たした彼女に、秘められた胆力を見抜いた原田【...


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784065170977
本体価格 ¥0 (JPY)

NetGalley会員レビュー

凄い読後感…読ませていただき、ありがとうございました。
最後の推測を原田に伝えなかった感情は、優しさなのか哀れみなのか。それが守破離ということでしょうか。吸わないのに、読後感に浸りながら紫煙を燻らせたくなりました。
これから奈美はどうやって生きていくのかな。シリーズ化したら嬉しいです。

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第65回 江戸川乱歩賞 受賞作
”ノワール(黒)をまとう女”の題のとおり、黒が効果的に使用されている。
主人公はとても強い。黒をまとうことにより、その強さが際立つ。
その強さと覚悟があれば、これからも孤独に生きていけるだろう。
これからの活躍もみてみたい。彼女はさらに孤独に強くなっていくのだろう。

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新時代ハードボイルドミステリー!
企業のドラブルシューターを生業としている奈美は、製薬会社へのデモ行進を行う集団に潜入する。その会合に参加するうちに意外な人物と遭遇するのだが・・・。
黒の衣装に身を包み、剥き出しの部屋で汗を流し酒を浴びるように飲む姿に安心し、次なる展開を期待させます。
仕事とプライベートの謎が紙縒りのように混じり収束し、さらにまた新たな謎が・・
ラストは哀愁とともに・・

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江戸川乱歩賞受賞作。

なかなか読ませる内容だった。
ここ最近の受賞作は、そこまで入り込めなかったが、本作は引き込まれた。
テーマが昨今話題によく上がる韓国問題なので時事的にはタイムリー。
それを巧く利用した、ハードボイルドミステリー。
探偵ではなく、トラブル解決屋という設定が新鮮で巧く活きていたと思う。
今後の作品にも期待したい。

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主人公の奈美は企業が表沙汰にできないトラブルを解決することを生業としている。
今回の仕事は大手医療薬品メーカーの役員の反日発言に端を発した、抗議デモの鎮圧。
抗議デモの主催者「美国堂を糺す会」に潜入した奈美はそこで思いがけない事態に巻き込まれ…。

主人公が鎮圧を依頼された企業トラブルがとてもタイムリーで、リアリティを感じながら読むことができました。
王道ハードボイルドに少しの変化球と時事性を混ぜ込んだ作品で面白く読めました。

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タイトル通り、往年のフィルム・ノワールを想起させる小説世界でした。主人公がタフであり、寡黙であり、非情であるというのは欠かせない条件ですが、本作のヒロインはそれらの条件を100%ではなく85%程度の匙加減に抑えて、残る15%に弱さや危うさといった隠し味を加えているのが良いですね。スマホに仕込まれた「ユキエ」という名のアプリや、壁に貼られた膨大な付箋が描く巨大なバタフライなど、印象的な小道具やイメージがうまく活用されていいるのも新鮮でした。映像化が待たれる作品だと思います。

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今の時代に性別は関係ないのか。それとも逞しい女性が増えているのか。命のやりとりをするような頭脳戦、生死をかけた戦いがなかったわけではない。しかし、それを男性と対等に、むしろ男性を手玉に取るような主人公。時代は変わる。まざまざと見せつけられた気分。

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全体的にノワール=黒が漂う作品でした。
嫌韓、ヘイト、LGBTなど現代を象徴するキーワードがうまく生かされていて、スピード感があり一気に読みました。
主人公が強い女性というのは、個人的にとても好きです。そして強いだけではないところがまた良かったです。

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女性が主人公のハードボイルド。職業は、企業に雇われ、厄介事を解決する。法律すれすれ、中にはアウトな手段も使って、企業に敵対する存在を排除していく。そのために、敵対する団体に、身元を隠して潜入するのだが、そこで思わぬ人物と出合い…

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