大江戸ミッション・インポッシブル
顔役を消せ
山田 正紀
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刊行日 2019/11/14 | 掲載終了日 2019/11/15
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内容紹介
南町奉行所の最底辺、牢屋見廻り同心・川瀬若菜に吉原随一の花魁から相談が舞い込む。英国人の恋人からプレゼントされた大切な指輪が盗まれたという。江戸の二分する泥棒寄合・川衆の棟梁という素顔を持つ若菜は、盗難事件の背後に、天敵陸衆の蠢きを察知する。
天保の江戸を舞台に華麗な殺し合いが今始まる！
南町奉行所の最底辺、牢屋見廻り同心・川瀬若菜に吉原随一の花魁から相談が舞い込む。英国人の恋人からプレゼントされた大切な指輪が盗まれたという。江戸の二分する泥棒寄合・川衆の棟梁という素顔を持つ若菜は、盗難事件の背後に、天敵陸衆の蠢きを察知する。
天保の江戸を舞台に華麗な殺し合いが今始まる！
出版社からの備考・コメント
※発売前の作品のため、ネタバレのレビュー投稿は極力お控えいただけますよう、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
校了前のデータを元に作成しています。刊行時には内容が若干異なる場合がありますがご了承ください。
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出版情報
| 発行形態 | 文庫・新書 |
| ISBN | 9784065174388 |
| 本体価格 | ￥700 (JPY) |
NetGalley会員レビュー
メディア／ジャーナリスト 606823
必要最小限の説明、ピンチを9割がた切り抜けたところで次のシーンに切り替わる映画的なカット割のような章立て、都筑道夫作品を思わせる江戸らしさとモダンさが融合したようなセリフによる軽妙な会話、などなど、全てが短いカットの積み重ねのような手法で書かれていて、オフビートの物語なのに独特のスピード感を生んでいる。そのため、アクション映画を見ているように、どんどん読み進むことができる。何が起こっていて、誰が敵か味方かも分からない中で不利な戦いを強いられる前半から、バラバラと謎が解けて、登場人物の正体が明らかになると同時に最難関のミッションが最高のメンバーで遂行されるクライマックスへの流れが爽快。最後のミッションでさえ、最後まで書かずにスルリと続刊への期待が高まるラストへと繋ぐ粋さ、スピード感がカッコ良い。ドラマ化しても面白そうな、というか全体が映画の詳細なプロットのようにも読める作品。
