親王殿下のパティシエール(2) 最強の皇女

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刊行日 2020/04/15 | 掲載終了日 2020/04/02

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内容紹介

「ねえ、マリー。夫の心をつかむようなお菓子の作り方を、おしえてくれないかしら」

乾隆帝が最も愛した末娘、無敵のお姫さま登場! 

さあ公主さま、美味しいガトーはいかが?

ベストセラー「金椛国春秋」シリーズの著者が描く、中華スイーツ浪漫第二弾!

フランス革命から逃れ、清の皇帝・乾隆帝の第十七皇子・愛新覚羅永璘お抱えの糕點厨師(パティシエール)見習いとして北京で働く仏華ハーフのマリー。だが、永璘の意向で増えることになった新しい厨師たちは女性が厨房にいることに懐疑的。マリーは彼らを認めさせることができるのか⁉ 春節用お菓子作りに料理競技会、はたまたバレンタインまで! 行事目白押し、そして強烈キャラ登場の、中華美食浪漫第二弾。

【著者略歴】

島根県生まれ。神田外語学院卒業。プログラマー、介護職などを経て、現在ニュージーランド在住。2013年、第4回野性時代フロンティア文学賞を受賞し、受賞作を改稿、改題した『天涯の楽土』でデビュー。深い知識に裏打ちされた世界観と、その中で躍動的に生きる人物像が高く評価されている。著作に「金椛国春秋」シリーズ、「座敷わらしとシェアハウス」シリーズ、『狩猟家族』などがある。



「ねえ、マリー。夫の心をつかむようなお菓子の作り方を、おしえてくれないかしら」

乾隆帝が最も愛した末娘、無敵のお姫さま登場! 

さあ公主さま、美味しいガトーはいかが?

ベストセラー「金椛国春秋」シリーズの著者が描く、中華スイーツ浪漫第二弾!

フランス革命から逃れ、清の皇帝・乾隆帝の第十七皇子・愛新覚羅永璘お抱えの糕點厨師(パティシエール)見習いとして北京で働く仏華ハーフのマリー。だが、永璘の...


出版情報

ISBN 9784758443333
本体価格 ¥0 (JPY)

NetGalley会員レビュー

人気シリーズの第二作ということで期待して読みました。
前作と同じように主人公が引き起こす事件とともに中国とフランスのお菓子に魅了されました。
難しいこともありましたが、
気になる人物も増えさらに面白さが増えました。
次巻も出るような終わり方なので次巻も期待しています。

#親王殿下のパティシエール2 #NetGalleyJP

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前作に続いて、マリーは困難続きです。遠いフランスから、言葉も文化も宗教も違う異国にやってきて、それでもマリーは自分らしく奮闘しています。助けてくれる人たちがいればこそ、自分の力を発揮させられるというものです。自分は見習いで、技術も知識も足りないと自覚しているマリーは、男とか女とか関係なく、まっすぐでカッコいいです。

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1巻は未読でしたが、2作目からでも楽しく、美味しく読みました。

清の乾隆帝の第十七皇子・愛新覚羅永璘お抱えの
女性パティシエール見習いとして北京で働く仏華ハーフのマリー。

マリーは女であることや外国との混血児であることから周囲から冷たい視線を向けられるも、
持ち前の行動力とお菓子作りへの熱い情熱を胸に自ら道を切り開いてゆきます。

身分や性別、異文化に対する偏見や差別が制度として浸透する世の中で息苦しさを感じつつも、
マリーは一番の味方である永璘をはじめ、彼女の料理人としての腕を認め気遣ってくれる
上司や同僚、マリーの人柄を愛してくれる友人たちに恵まれていて、それが救いでもあります。

そんな人々に見守られ、男性料理人だらけの王府で逆境にもめげることなく、
これからもマリーがどんな風に宮廷に新しい風を吹き込んでいってくれるのかが楽しみです。

マリーが作る中華風アレンジの加わったお菓子はどれも美味しそうで、
それをいつもいの一番に食べることのできる永璘が羨ましいなあ…と思いました。

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