伝える仕事

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刊行日 2020/05/26 | 掲載終了日 2020/05/25

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内容紹介

自分らしい仕事とは、なんだろう?
わかりやすいとは、どういうことだろう? 

NHKでの駆け出し記者時代から、突然キャスターに起用され、「週刊こどもニュース」のお父さん役を経て、50代半ばで独立、今に至るまで……。 
池上さんが試行錯誤の経験を率直に語った、体験的仕事論&メディア論です。 

「ニュースキャスターになれと指示を受けても、話し方の訓練を受けたことがありません。途方に暮れてしまいました。そもそもあまり滑舌のよいほうでもありませんでした。さてどうするか。NHKアナウンス室編集の『アナウンス読本』を買い求め、発声方法の基礎から独学を始めました。」 

「専門性がない、という評価はショックでしたが、しばらくして考え直しました。専門性がないというマイナス面は、考え方によってはプラスになると気づいたのです。それは、あらゆるジャンルにわたってニュースを解説することのできるジャーナリストになればいいのではないか、ということでした。ものごとをわかりやすく説明することが自分の専門性なんだ、と思ったのです。」(本書より)

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● 目次

1 深夜にニュース原稿を書き写した
2 文章の中の「私」について考えた  
3 テレビの表現の基本は現場リポートで学んだ  
4 企画書は、読み手の頭に映像が浮かぶように  
5 昭和から平成への移行は皇居の中で  
6 記者からキャスターに  
7「こどもニュース」を担当した  
8「チームで働く」ことを学ぶ  
9 誰もが「わからない」と言っていい現場  
10 独立を考える  
11 フリーランスになった  
12 コメントをする仕事で戸惑った  
13 忖度と空気  
14 選挙特番のキャスターになった  
15 「人の話を聞く」ということ  
16 新聞をめぐる連載で考えたこと  

●著者 池上彰
ジャーナリスト。1950年、長野県松本市生まれ。慶應義塾大学卒業後、1973年にNHK入局。報道記者として、さまざまな事件、災害、消費者問題、教育問題などを担当する。1989年、記者キャスターに起用され、1994年からは11年にわたり「週刊こどもニュース」のお父さん役として活躍。2005年よりフリーになり、執筆活動を続けながら、テレビ番組でニュースをわかりやすく解説し、幅広い人気を得ている。また、大学で教鞭をとる。著書に『相手に「伝わる」話し方』『わかりやすく〈伝える〉技術』(ともに講談社現代新書)、『伝える力』(PHPビジネス新書)、『未来を拓く君たちへ』(日経ビジネス人文庫)など多数。 


自分らしい仕事とは、なんだろう?
わかりやすいとは、どういうことだろう? 

NHKでの駆け出し記者時代から、突然キャスターに起用され、「週刊こどもニュース」のお父さん役を経て、50代半ばで独立、今に至るまで……。 
池上さんが試行錯誤の経験を率直に語った、体験的仕事論&メディア論です。 

「ニュースキャスターになれと指示を受けても、話し方の訓練を受けたことがありません。途方に暮れてしまいました。そ...


出版社からの備考・コメント

校了前のデータを元に作成しています。刊行時には内容が若干異なる場合がありますがご了承ください。

※発売前作品のため、発売後に読まれる読者の皆様のためにも、「ネタバレ」「外部書評サイトへのレビュー投稿」は極力お控えいただけますよう、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
※※リクエストの承認につきましては現在お時間をいただいております。

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出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784065199411
本体価格 ¥1,350 (JPY)

NetGalley会員レビュー

池上彰さんが報道に携わりたいとNHKに入ってから、社会部記者として現場リポートを考え、キャスターとして視聴者に伝え方を考え、退社してコラム執筆や民放の選挙特番を通して国民に何を知って欲しいか考え、と常に考え続けてきた「伝える仕事」。情報番組のコメンテーターがああ言った、こう言ったといちいち批判するよりも、事実のみを自分の中に収めて是非は自分で考えなさい、と言われたようでハッとしました。小学生には少し難しいと思いますが、中高生にはぜひ読んで欲しいと思います。

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この本の主題である伝え方の大事さももちろんだけれど、仕事をしていく上での強味の見つけ方という意味でも参考になる本だと思います。
勝機はニッチにあり、とわかっていてもそれを見つけるのはなかなか難しい。それでも、必要と思うことを求められた以上につきつめてやっていくことが特性を育む力になる、という池上さんの生き方をから、いま自分に強味がないと思っている子にも、これから育てていけると教えてくれると思います。

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今や説明不要な唯一無二の存在であり、日々テレビや雑誌などで色んな教養を教えてくださる池上彰さん。
表も裏も知るジャーナリズムを持ち、その類稀なる希少な半生を振り返り「伝える」とはどういうことなのかと、僕たちはその仕事ぶりから読み取れることができる。
今では当たり前になったリポートの仕方など、実に多岐に渡り基盤を作ってきた功績は大きい。
このようなスタンダードの確立要因は、すべて「わかりやすさ」にこだわったためであろうと伺い知れる。
テレビの特集などで見せる解説は、わかりやすく丁寧なのは皆さんもご存知のとおりであるだろうが、僕が一番好きなのは選挙特番などでの各代表への開示を目論んだ鋭い質問の追撃である。
これは見ていてハラハラ痛快に思うし、池上さんが僕たちの代表となり切り込んでいく姿に勇気をいただくことも多い。
また、池上さんがテレビの中でよく口にする「いい質問ですね」の本当の意味は、そうだったのか!と今後はテレビの見方が少し変わりそうだ。
本書はテレビと政治のつながりにも少し触れている。
正直言えば日本の忖度政治や体制が気持ち悪い。
だから池上さんのような、兄貴的存在を貴重に思う。

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●「池上さんの仕事、仕事観を知る事で見えてくるいろいろなもの」

すごく勉強になりました
池上さんのこれまでの仕事と、その発言。
そして、その中で池上さんが考えたこと
感じたこと。

そういったものが書かれていて
自分と照らし合わせたりできるので
伝え方というよりは生き方を学べる本だと思いました

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今や池上彰さんといえば、学校図書館でもその名前は良く知られている。監修してている書籍も多く、信頼できる冠となっているところだ。本を読まない人でも、TVでよく出てくる人という感じではないかな?すでにNHKの記者だったことやこどもニュースのお父さんだったことを知っている子どもたちの方が少なかろう。その池上さんの記者としての生い立ちや現在に至るまでのお話は興味深い。もっとも印象に残ったのは、これからの新聞やニュースについての言葉だ。新聞を読む人は確実に減った、さらに減りつつあるのは事実である。そしてSNSのおかげで、フェイクニュースなるものも暗躍している。はてさて、私たちは今さら新聞の切り抜きなんてしている場合なのだろうか・・・?

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