ねんどでつくる！　小さなたべもの屋さん　ねんどのパン屋さん

見ているだけでも楽しめる一冊。でもきっと自分で作ってみたらもっともっと楽しめる。子どもも一緒に作ったら、そして一緒に遊んだらきっととても楽しい。そういう一冊だと思う。遊ぶだけじゃなくて飾ることもできるねんどのパン、そしてパン屋さん。こういうものが粘土だけで、ちょっとした工夫で本物そっくりにできるという事を知ることができてよかったと思う。応用もできそうで、想像力とひらめきをとても刺激する本でした。

「7類の棚に新刊を入れたい」という動機だけでリクエストしましたが、一読、脳内の購入検討リストに入れてしまいました。
見開きで、1作品紹介なのに、作り方は左の1ページのみで、しかも6工程だけ。「えっ、こんな簡単なの？」と驚きました。これなら、ぶきっちょさんでも「作れるかも。いや、作りたい。」そう思わされます。私もまんまとそう思いました。
紙コップや割り箸などの工作も大切だけれど、こういう「かわいい」を求めている児童もいるので、所蔵すれば貸し出しがありそうです。夏休みの自由課題におすすめするのもありかな。全3巻の構成も、パン屋、カフェ、ケーキ屋と、完璧だと思いました。

見てるだけでワクワクするミニチュアのかわいいパンやドーナツ！

ねんどの形を作るところから、それぞれのパンの質感を出す作業、そしてこんがり焼き色を付けるところまで写真つきで丁寧に説明されていました。「こんなものを使って質感を出すんだな」とか、「これを使うとチョコレートのようなツヤが出るんだな」と感心してしまいます！私はミニチュアが大好きなので見ているだけでも楽しかったし、作ってみたくなりました。