家族じまい

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刊行日 2020/06/05 | 掲載終了日 2020/07/31

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内容紹介

「ママがね、ぼけちゃったみたいなんだよ」。

突然かかってきた、妹からの電話。

両親の老いに直面して戸惑う姉妹と、それぞれの家族。

認知症の母と、かつて横暴だった父……。

別れの手前にある、かすかな光を描く長編小説。


【著者略歴】

桜木紫乃(さくらぎ・しの)

1965年北海道生まれ。2002年「雪虫」で「オール讀物」新人賞を受賞。07年に同作を収録した単行本『氷平線』を刊行。13年『ラブレス』で島清恋愛文学賞を受賞。同年、『ホテルローヤル』で第149回直木賞を受賞し、ベストセラーとなる。他の著書に『起終点駅 ターミナル』『無垢の領域』『蛇行する月』『裸の華』『緋の河』など。


「ママがね、ぼけちゃったみたいなんだよ」。

突然かかってきた、妹からの電話。

両親の老いに直面して戸惑う姉妹と、それぞれの家族。

認知症の母と、かつて横暴だった父……。

別れの手前にある、かすかな光を描く長編小説。


【著者略歴】

桜木紫乃(さくらぎ・しの)

1965年北海道生まれ。2002年「雪虫」で「オール讀物」新人賞を受賞。07年に同作を収録した単行本『氷平線』を刊行。13年『ラ...


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784087717143
本体価格 ¥1,600 (JPY)

NetGalley会員レビュー

桜木さんの文体が好きだ。ドライな言い方の中に切り離せない情やしがらみが湿り気を持って漂っている。認知症の母とかつて横暴だった父。両親の老いに直面して戸惑う疎遠な姉妹を軸にそれぞれの家族を描く。 誰もがこの家族の状況に共感できるほど様々な状況が詰め込まれている。夫婦、姉妹、親子。傷つけられても離れたくても寄り添わずにはいられない。閉じられた家族の心を動かすのは第3者の介入なのかもしれない。新しい繋がりがこじ開けて気づく愛情があるといい。

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