木は何を見てきたの?

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刊行日 2021/03/01 | 掲載終了日 2021/05/18

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内容紹介

ハンターが森の中で鹿を追いかけた時。農地のために木が伐採された時。産業革命の間に出現したスモッグや工場。丘の上にあるナラの木が見てきた、何百年にもわたって周りの環境が変化する様子を静かに描いた物語。

シャーロット・ギラン 文  サム・アッシャー 絵 

高部 圭司 訳

ハンターが森の中で鹿を追いかけた時。農地のために木が伐採された時。産業革命の間に出現したスモッグや工場。丘の上にあるナラの木が見てきた、何百年にもわたって周りの環境が変化する様子を静かに描いた物語。

シャーロット・ギラン 文  サム・アッシャー 絵 

高部 圭司 訳


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784759821482
本体価格 ¥1,900 (JPY)

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NetGalley会員レビュー

お話の後に、簡単な年表と木の成長過程の説明があるのがいい。人間と違う時間軸で生きている樹木の存在を意識する事で、より現実に目を向けるきっかけになる。どの時代も木のそばで遊ぶ子どもたちの姿があるのがほっとする。

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どんぐり。ならの木。
よい環境のものでは1000年以上生きることのできる木、だと書いてある。
すごい数だ。目で見ても、実際に想像つかない数じゃないか。だって我々はどうがんばってもそんなには生きないもの。
ナラの一生。この木が大きくなる間に日本や世界で何がおきたか(年表)。自分のすむ町を知ろう。木と友達になろう。
木を題材にして、これだけのことを訴えてくる。美しい絵とともに。

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何百年も生きてきたナラの老木の静かな独白。丘の上から野原が森に、森の一部が村に、人間の手が入るようになったことで変遷し続けるそのようすを静かに語る。時は止まらず、経済優先の人の暮らしも変容を続ける。
とうとう一本の仲間もなくなり、幹にはウロができた。それでもまだどんぐりは生る。
千年近く生きるナラの木の生命力に驚くとともに、ナラの木を介して見える人間の傲慢ともいえる発展への希求が愚かに映る。
千年の世界と日本の歴史上の出来事から、わたしたちは学ぶべきものがあると気づく。
巻末の提言をとっかかりにしよう。

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絵が絵画のように美しく、それでいて世界は爆発的な進化をしていて、それはなにかに取り残されたかのような寂しさすら感じるのだった。進化を見つめるとは、こういうものなのかもしれない。それはすごく悲しくて切ない。のだ。

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時代の移り変わりと共に様変わりしていく風景。
同じ構図で描かれているから、凄く視覚的伝わりやすい。細かい所まで描き込まれていて、1ページ1ページ時間をかけゆっくりと味わいました。
変わっていくものと変わらずあるもの、そして新しい生命となんとも素敵な物語で。じんわりと身体に染み込む様なあたたかさだった。

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海辺の山から町を見下ろすナラの木の目線で、長い時の流れを感じさせる絵本。1000年生きるナラの木の一世代と、人間の世界でこの1000年で何が起こったかという巻末の年表を比べると、年を経た古木の偉大さに改めて気付かされます。

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スマホで拝見しました。一つ一つのページを横長で普通に読んだあとに気づいたのです、上からすべてのページが小さくても連続的に見えるではないですか。(PCと比較して縦長に使えるので)
いうことは、「その場に」ずっと立ち続け茂り老いていく「木」の様子が連続的に見ることができたのです。
電子書籍はいかんせん苦手なのですが、そのような見方・見せ方(スライド的な使い方も含め)ができるということは強いとの認識を新たにしたのでした。それに、平面だし。紙の書籍だとどうしてもノドがあり曲面になってしまう。
原画展が開かれたらうれしい。
絵がとても素敵。
「木」はずっと見てきていました、人間の営みを。自分たちの生活のために容赦なく自然を利用し、破壊につなげていく人間の営みを。
私たちは人間ですが、「そうしないで済む方法はなかったのか」と、取り戻せはしないが思いを寄せることを少しでもたくさんの人ができたら、そして次世代に自然の大切さをつないでいくことを、と思ってやみません。
松岡達英『100さいの森』とリンクするよう。
同じ時期に二つの絵本と出会えたことは「時」を感じます。

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