そのひと皿にめぐりあうとき

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刊行日 2021/05/26 | 掲載終了日 2021/05/26

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内容紹介

身寄りもなく、ひもじい思いをしながら終戦をむかえた十七歳の滋。さまざまな事件に遭いながらも、闇市での経験を生かして料理人として成長していく。

一方、現代の高校生、駿は新型コロナウイルスの感染拡大のため、ろくに高校にも通えず、父親のあるしくじりから一家離散の憂き目に遭いかけている。自信の感染疑惑がもとで周囲から冷たい扱いを受け、休学してアルバイト生活に。そこで生まれたある縁が、滋の人生と関わることになる……。

太平洋戦争終戦後、食べるのにも困っている少年たちの成長と、高校に通うのにも気を遣わなければならない現代の少年たちの青春が〈食〉を介して交錯する。

身寄りもなく、ひもじい思いをしながら終戦をむかえた十七歳の滋。さまざまな事件に遭いながらも、闇市での経験を生かして料理人として成長していく。

一方、現代の高校生、駿は新型コロナウイルスの感染拡大のため、ろくに高校にも通えず、父親のあるしくじりから一家離散の憂き目に遭いかけている。自信の感染疑惑がもとで周囲から冷たい扱いを受け、休学してアルバイト生活に。そこで生まれたある縁が、滋の人生と関わることにな...


おすすめコメント

誰にでも刺さる”青春エンターテイメント”です!

太平洋戦争終戦後と現在のコロナ禍がよく似ていることに注目し、人の生き様、生き方を問い直します。

誰にでも刺さる”青春エンターテイメント”です!

太平洋戦争終戦後と現在のコロナ禍がよく似ていることに注目し、人の生き様、生き方を問い直します。


販促プラン

★初回指定承ります★

4月30日まで。

書籍販売部・荒井(☎03-5395-8112)までご連絡ください!

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出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784334914066
本体価格 ¥0 (JPY)

閲覧オプション

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NetGalley会員レビュー

終戦まもなくの頃十七歳の滋はひもじさを抱えて必死に生きて
一方、現代の高校生 駿はなんとなく生きていたが新型コロナの影響で生活が一変する
過去と現代を交互に描いた作品です
過去の物語も現代の物語もそれだけでそれぞれ一本の作品になるぐらいの内容の濃さです 読むに連れ物語に引き込まれていきました
題名も読み終えると考え深いものになりました
配信データを更新していただいた出版社の方有難うございました
お陰で素晴らしい作品を読むことが出来ました

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現代と終戦後の東京!どこかでつながるのだろうまたタイトルのこのひとさらにめぐりあうときの意味はと考えながら読んでいました。現代のお話はコロナの中にいるわたしたちと同じで色んな問題の中生きている姿が書かれていて考えさせられるところがありました。終戦後のお話では大変な中一生懸命生きる滋と瓜生と仲間たちの姿に感動しました!特にラストは最高でした!コロナの今是非読んでもらいたい心が温かくなる一冊でした!

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身体と心の飢えを満たすのは・・
1946年、2020年が17歳の少年の眼で綴られている。物資が絶対的に不足し極限の状態にあった終戦直後と格差やコロナ等の影響もあり精神的な窮屈さに追い込まれることが多い現代の生き辛さが鮮明になり苦しい。ただその中で仲間と言えるものたちと出会い、苦しみ傷つきながらも少しずつ成長する姿はいつの時代も変わらないようである。少し前向きになった二人の少年が邂逅するラストシーンはこれからの希望ともいえよう。
混迷の現代の中、わずかでも光を見出した気にさせてくれた青春小説。

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戦後の闇市を逞しく生きる男の子と、コロナ禍の現代を生きる高校生のストーリーをカットバックしながら展開していく。
両親を亡くした17歳の滋は、闇市で出会った片目片腕の傷痍軍人と食堂を始める。
高校生の駿の父親の会社はコロナで倒産し、自身もコロナにかかる。高校生活も、家庭もうまくいかない。
この2人の人生がじっくりと描かれるからそこ、ラストの感動はひとしおではない。

今も昔も、「生きる」ということは容易いことではない。そして人生には、流れに乗らなければならない時と、あえて逆らわなければならない時がある。その見極めができる者が、その先に進めるということ。
ちょっと読んで寝ようと思って夜中に読み始めたら、存外に面白くて朝まで一気に読んでしまった。読み応えがあるし、エンタテインメントとして非常によくできている。
戦後の混乱とコロナの混乱に類似性を見出しストーリーを構成しているので、カットバックがすんなりと頭に入ってくる。映像化に向いているストーリーだが、緻密に再構成しないと映像作品として成り立たないあたりがなかなかの難敵。

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終戦後最初の正月を迎える少年と、コロナ禍直前の年越しを熱狂する群衆の中で迎える現代の少年。
最初は食事環境がクローズアップされ、「現代は恵まれている」「戦中・戦後はもっと貧しく苦しかった」という、一般的な印象に誘導されます。しかし現代の少年が感じるそこはかとない不安や悩みは非常にリアルで、読み進めるにつれ、そう単純な対比はできないことに気づくと、一気に物語に引き込まれます。
登場人物の一人ひとりが魅力的で、その行動に至った考え方や背景を感じさせます。彼らが物語に奥行きを与えています。
読者がタイトルの意味を知ることになるラストシーンでは、とりわけ、それまでの物語をじっくり噛みしめるような感動をおぼえました。読み始めてから一気に読んでしまい、長く上質な映画を観たような気分でした。

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終戦後の焼け跡を必死に生き抜こうとする17歳の少年と、現在のコロナ禍で生活が一変した17歳の少年の葛藤を、食を介して描いた生命力溢れる青春小説。戦時中~戦後の壮絶な飢餓を通し、現代の食糧廃棄の問題も深く考えさせられた。恵まれた環境では気付き難い“相手の立場に立って考える”事の大切さを、ユニークな仲間たちと助け合いの精神をもって示した心温まる作品。

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物語は2人の17歳の少年によって語られる。1人はコロナ禍の東京に住む高校生。1人は終戦直後の東京で過酷な中を生き抜いている浮浪児。終戦直後の日本の状況は読んでいて辛くなる程。家族を失い、家を失いただただ食べ物の事ばかり考える様な惨状。一方、現在の東京に住む少年は豊富にある食べ物を粗末にする様な生活。そんな生活もコロナの蔓延で一変する。危機的状況において何が本当に大切なのかを教えられた。当たり前のものなんて一つもない。自分の周りの人に小さくてもいい、親切の出来る人でありたいと思う。

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戦後の十七歳のの滋と現代のコロナ禍の高校生の駿。物質的な食糧難の時代の闇市。 失業やソーシャルデイスタンスによる孤立など、話は交錯し合い、支えあうことを学び、やがて 飢えは物質的なものと心の餓えであることを思い知らされる。

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