ここに来るまで忘れてた。
吉田靖直
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刊行日 2021/10/29 | 掲載終了日 2022/05/11
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内容紹介
『タモリ倶楽部』や『共感百景』でもおなじみ、トリプルファイヤ―のボーカル・吉田靖直(34)による、散歩の達人、Webさんたつの人気連載、「ここに来るまで忘れてた。」が、ついに単行本として一冊にまとまります。毎回一つの街をテーマに、自身の思い出をつづるエッセイですが、その内容は、どれもこれもが、とってもダメな話。しかし読めば、誰の心の奥底にも必ずある何かと共感し、おかしく、せつなく、情けなく、どこかひりひりしてしまうのです。吉田靖直やトリプルファイヤ―のファンはもちろん、知らない人でも読めば必ず心に刺さる捨て置けない世界、ひとりでも多くの読者に届くことを願っています。
出版情報
| 発行形態 | ハードカバー |
| ISBN | 9784330055213 |
| 本体価格 | ￥1,500 (JPY) |
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NetGalley会員レビュー
メディア／ジャーナリスト 890602
ものすごく面白いタイトルで興味をそそる表紙だなあという第一印象でした。
はじめの2つ3つくらいで既に著者さんの性格がまるっと伝わってきて、ああこの人絶対やっちゃうよ、やらかしちゃうよ、ああほらやっぱり…とずっと思っていました。
すごくたのしくてコミカルで、些細な日常の一コマです。読者さんのこころのなかにきっとある思い出やツボを刺激してくれます。一緒にたのしくなったり、やんちゃ大学生に戻ったり、感傷に浸りましょう。どんなこともひとりでなければきっと大丈夫。
書店関係者 931509
さらっと目次を見ただけでも著者のダメそうな感じがビンビン伝わってくる。読んでみると予想以上にダメな人物だった！
人間の心理に、人と比べてみて自分はまだ大丈夫だと思ってしまうような傲慢な部分があると思うが、そんな嫌な感情は全く出てこなかった。それどころかむしろちょっと彼のことが心配になってしまう。
私がこれまで読んで面白いと思った随筆の多くは、著者が出会う人たちに恵まれていると感じるものが多かった。この本は著者自身が、とてもダメだけどとても面白くとても魅力的だ。
バンドが本職なのだろうけど絶対に文章も書き続けていってほしい。
