謎解き葬儀屋イオリの事件簿

―いつかの想いをつなぐお仕事―

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刊行日 2022/02/19 | 掲載終了日 2022/02/12

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内容紹介

「謎を残したまま、ご出棺はできませんから――」

お葬式には事件がつきもの⁉ 

お葬式のプロフェッショナルと新米ヒロインがおくる、お仕事ミステリー

大好きな叔母の万里江(まりえ)ちゃんが亡くなり、
悲しみにくれていた西宮輪花(にしみや・りんか)が出会った、「なごみ典礼」の葬儀スタッフ・伊織永汰(いおり・えいた)はお葬式のスペシャリスト。

伊織は、香典泥棒騒ぎをスマートに解決しただけでなく、万里江ちゃんが生前に輪花へ贈ろうとしていた想いも見抜いてしまう、名探偵でもあった――。

残された人の悲しみに寄り添い、亡くなった人の想いを掬いあげる伊織の仕事ぶりにあこがれて、
輪花は調剤薬剤師の仕事から一転、葬儀業界へと飛び込んでいく。

「小町」と評判だった妻の戒名(かいみょう)をつけたがらない夫の真意とは……、顔出しNG・配信OKのYoutuberのお葬式では怪現象が起きたり……ひと筋縄ではいかない葬儀は、謎とドラマだらけで……!?

敏腕スタッフ・伊織の謎解きと、新米スタッフ・輪花の奮闘を描いた、お仕事ミステリー。

「謎を残したまま、ご出棺はできませんから――」

お葬式には事件がつきもの⁉ 

お葬式のプロフェッショナルと新米ヒロインがおくる、お仕事ミステリー

大好きな叔母の万里江(まりえ)ちゃんが亡くなり、
悲しみにくれていた西宮輪花(にしみや・りんか)が出会った、「なごみ典礼」の葬儀スタッフ・伊織永汰(いおり・えいた)はお葬式のスペシャリスト。

伊織は、香典泥棒騒ぎをスマートに解決しただけでなく、万里江ちゃんが生...


出版社からの備考・コメント

校了前のデータを元に作成しています。 レビューなどでお話の真相やオチについて本文を引用する際には、発売後の製品版をご利用ください。 (発売までの改稿で差異が生じる可能性があります)

校了前のデータを元に作成しています。 レビューなどでお話の真相やオチについて本文を引用する際には、発売後の製品版をご利用ください。 (発売までの改稿で差異が生じる可能性があります)


おすすめコメント

・亡くなった人と、残された人たち。それぞれの「想い」が絡み合うことで生まれる謎と、人間ドラマ。

・謎が解けたときのほっこり泣ける読後感

著者は元葬儀スタッフ。経験者だからこそ描けるリアルな現場の様子、お葬式の知識や業界あるあるを盛り込みました

・スマートで紳士だけど実は裏の顔がある⁉ 謎多きイケメン敏腕葬儀スタッフが探偵役

未知の業界へ転身したヒロインが、仕事に恋に奮闘

・個性的な仕事仲間たち

・装画はおかざきおか先生

・亡くなった人と、残された人たち。それぞれの「想い」が絡み合うことで生まれる謎と、人間ドラマ。

・謎が解けたときのほっこり泣ける読後感

著者は元葬儀スタッフ。経験者だからこそ描けるリアルな現場の様子、お葬式の知識や業界あるあるを盛り込みました

・スマートで紳士だけど実は裏の顔がある⁉ 謎多きイケメン敏腕葬儀スタッフが探偵役

未知の業界へ転身したヒロインが、仕事に恋に奮闘

・個性的な仕...


出版情報

発行形態 文庫・新書
ISBN 9784867162484
本体価格 ¥700 (JPY)

閲覧オプション

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NetGalley会員レビュー

寄り添うための心もち。
当人にとっては人生の総まとめであり、遺された者からすると区切りの場ともいえる葬儀を舞台に、繰り広げられる謎仕立ての人間模様。
哀しみが漂う中で他人として場を仕切る葬儀に関わる人々の眼は、厳かで凛としながらも優しく穏やかな気持ちになれる。謎要素、憧れ要素、恋愛要素を含みながらも広がる光景は生き方の縮図のようにも感じた。
「生」のゴール地点を扱いながらも、それまでの「経過」にも気を向けさせる染み入る作品。

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葬儀にまつわりお話、11月末に突然父が亡くなったと連絡を受けた私にとって他人事とは思えませんでした。西宮さんの転職動機が若干不純で、薬剤師から?と思いましたけど(笑)
準備をしてから亡くなる人ばかりではなく、また、亡くなり方によってはすぐに葬儀もできず、葬儀社さんは、様々な対応をしなくてはなりません。
私も今回とてもお世話になり、このお話と違って伊織さんに謎を解いてもらわなければならないこともなかったのですが、謎解きと言う内容で、葬儀のことを知れるきっかけになるストーリーだと思いました。
突然やってくる身近で必要な内容であるに関わらず、ほとんど知らない葬儀の話。
これを読んだからと言って、葬儀に詳しくなる訳ではないけれど、重くなりすぎず読めてとても言いと思いました。

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面白かったです!
この作品を読んで葬儀にはいろいろな形があると知ることができました。
でもどの形を選んでも、故人を悼み、生きていてほしかったと願う気持ちは同じなのかもしれません。
葬儀を機に故人と向き合い、新たな関係を結びなおす、そのお手伝いをするのが葬儀屋さんの仕事なのだと思います。
輪花の失敗も成長も、すべてが微笑ましく、応援しながら読みました。

叔母の葬儀をきっかけに葬儀業界へ飛び込んだ輪花と、謎解き探偵のイオリ。これからも二人の活躍を楽しみにしています!

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最期の別れ。もう会えないその人との別れの場。そこで何も思い残すことごないように、故人を愛おしく偲ぶ気持ちだけにして送り出す。それは素敵なサポートだ。笑顔で、とは言えないその場を少しでも心軽く、穏やかに過ごせるように心を砕く様は心温まる。辛いひとときだからこそ、なおさら温かい。

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前職薬剤師が、新米葬儀屋さんとは異色の経歴。転職のきっかけにも驚きました。ストーリーに関係あるとはいえ、葬儀の手順が細く書かれていたりして、お仕事小説ならでは、ですね。謎解き自体も面白いですが、探偵役の伊織さんの謎も見どころです。

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事件を解決するのではなく犯人を見つけるのでもなく、「想い」を紐解く新しいミステリ。どの話も読み終わったあとは、あたたかい気持ちに包まれました。大切な人を亡くしたときは喪失感ばかりがやってきてしまうけれど、その人が残した想いまで失わないよう、しっかりと受け止めることの大事さに気づかせてくれた素敵な物語でした。

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今までお葬式って私の中ではなんだか怖くて寂しいものだという認識があって、物語だとしてもあまり触れたくないなと思っていました。
でもタイトルと内容紹介が気になって読み始めると、悲しくも心温まるお話ばかりでびっくりです。故人との最後のお別れを大切に、大事にしようというイオリさんの優しい謎解きに感動しました。
主人公が成長してゆく姿も良かったです。
そしてあまり馴染みの無い葬儀屋さんのお仕事が詳しく描かれていて、私は昔ながらのお通夜と告別式にしか参加したことがないのですが、今は顔を出さなかったり自由葬というのもあるんだな。とか勉強にもなりました。
読んでよかったです。素敵な作品をありがとうございました!

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葬儀屋さん、何となく大変な仕事と思いながらも、あまり良いイメージがなかったのですが、ご遺族に寄り添う気持ちを持っていないと出来ない仕事なのだなあと思いました。
主人公が専門職に就きながら、あっさり転職してしまったのには違和感がありましたが、謎解きも身近な謎を解くことでほんわかとした気持ちになれるようなものでした。

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家族の最期のお別れの時、とても親身になってくれた葬儀屋さんを思い出しながら読みました。

葬儀屋に転職した薬剤師。お葬式の知識も織り込まれていて、謎解きをしながらのお仕事小説でした。
様々な形のお葬式が描かれていました。
最期のお別れを大切にしてくれる素敵な葬儀屋さんのお話。またイオリさんの謎解きのお話を読みたいです

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お葬式は今までの関係がギュギュッと凝縮されて現れる気がするので揉めると決定的に壊れてしまうなと感じています。それは悲しみの中、故人の意思を確かめられずに色んなことを決めなければならないストレスと冷静になれない感情が大いに関係して噴出するのでしょうね。そんなときに双方の機微から助言してくれる葬儀屋さんがいたら気持ちよく送り出せたか親戚との消えがたい蟠りが少し減って明日を気持ち良く始められたかもしれないなと思いながら読み終えました。

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派遣でお葬式の受付をしている友人がこう言っていました。「最初の頃は泣いてしまうことが多かったけれど、何度も場数を踏むうちに泣くことはなくなったけれど、若い人の葬儀はやっぱり辛いわね」

 いくつになっても身近な人が亡くなるのは悲しいことです。長いこと患っていた人も、ずっと元気だった人も、みんないつかは死にます。そして、ほとんどの人が葬儀社のお世話になります。

 一旦この仕事についても、やめてしまう人が多いと物語の中でも語られていましたけど、とても大事なお仕事です。輪花さんは、この仕事をどれだけ極められるようになるのでしょうか?そして、伊織さんとの関係は?きっと続編があるのでしょうね。

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薬剤師から葬儀屋へ転職した主人公。
葬儀屋って悲しい場面立ち会う辛さがあると思っていたけど、それだけじゃなくて亡くなった人を送り出す残された人達に冷静に温かく寄り添っていく難しい仕事だとつくづく感じた。
リンカが仕事うまくいくようになり、イオリが自分とともに残された人と上手く向き合えるようになるといいな。という終わり方でした。続巻希望。

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薬剤師からそんな理由で転職??と思いましたが、亡くなった方への思いやりや
遺族と一緒になって感情を出してしまうほどその人への思いを共感っしているところが
”なるほどだから葬儀屋さんにね”と納得させられました。
葬儀の詳細等知れてよかった。

表紙も可愛いですね。
続編希望します!

#謎解き葬儀屋イオリの事件簿
#NetGalleyJP

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思いを繋ぐ珠玉の物語

私は、元葬儀屋で納棺士を10年くらい生業としてきた。
本書を読んでいると、口上を含めた所作まで、かつての自分を鮮明に思い出すことができる。
お寺様との関わりや、葬儀において、ましては人の死と生において、とてもリアルで丁寧に描かれている。
住職の車のナンバーが「76ー76=南無南無」など、葬儀屋あるあるに思わず笑ってしまった。
登場人物それぞれの人生観が、葬儀形式や形態を通して見えてくる。
タイトルも非常に秀逸で、物語への想像を引き立てるようだ。
おそらく著者さんは葬儀関係者に近い立場にいるのでしょう。
「葬儀」は人生において「フレームワーク」作りである。
そんな私の葬儀感にも見事に合致する内容だった。
伊織さんの活躍に、かつての自分を照らし合わし、謎解きに向き合う姿に胸が熱くなる。
「謎を解くまで出棺はできないー。」
悲しみや後悔、喜びや楽しみ、そして感動と、全ての感情が反応する珠玉の物語がここにあった。

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葬儀というのは誰しも生きていれば関わるもの。故人との最後のお別れ。
この作品を読んで思ったことは、世の中様々なお葬式というのがあるということ。
人それぞれ宗教、宗派、事情が違うので、その場で全てに対応する葬儀社の方々の大変さを垣間見た。
そんな大変なお仕事の最中に謎解きまで!!すごいの一言。西宮ちゃんが惚れてしまうのも無理はない。
伊織と西宮ちゃんがどうなっていくのかとても気になる。

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