漆花ひとつ

この作品は、現在アーカイブされています。

ぜひ本作品をお好きな書店で注文、または購入してください。

出版社がKindle閲覧可に設定した作品は、KindleまたはKindleアプリで作品を読むことができます。

1
KindleまたはKindleアプリで作品を閲覧するには、あなたのAmazonアカウントにkindle@netgalley.comを認証させてください。Kindleでの閲覧方法については、こちらをご覧ください。
2
Amazonアカウントに登録されているKindleのEメールアドレスを、こちらにご入力ください。
刊行日 2022/02/28 | 掲載終了日 2022/02/27

ぜひ次のハッシュタグを付けてSNS等へご投稿ください:#漆花ひとつ #NetGalleyJP


内容紹介

必死に足掻いて生き続けるのさ。たとえこの国の政がどうあろうとも――。

移り行く平安京で健気にもたくましく生きた市井の人々を、
直木賞受賞作家が流麗な詞藻で紡ぎ出した人間賛歌

収録作5篇
●「漆花ひとつ」…それまで女を見たことのない男は女を描くために上皇気に入りの遊女を訪ねるが。
●「鴻雁北」…琵琶の二大流派の一つ桂流。その継承を巡る騒動は国をも巻き込む騒動となり――。
●「薄月離」…荒廃した京の都で獄門に晒される夫の首を取り戻した女が出くわしたものとは?
●「月影照」…愛する女を得るため忍び込んだ男は誤って夫の代わりに、女を殺してしまうが――。
●「白夢破」…平安時代にも女医がいた? 意外な処方箋の正体とは――。

必死に足掻いて生き続けるのさ。たとえこの国の政がどうあろうとも――。

移り行く平安京で健気にもたくましく生きた市井の人々を、
直木賞受賞作家が流麗な詞藻で紡ぎ出した人間賛歌

収録作5篇
●「漆花ひとつ」…それまで女を見たことのない男は女を描くために上皇気に入りの遊女を訪ねるが。
●「鴻雁北」…琵琶の二大流派の一つ桂流。その継承を巡る騒動は国をも巻き込む騒動となり――。
●「薄月離」…荒廃した京の都で...


出版社からの備考・コメント

★校了前の仮データを元に作成しています。刊行時には内容が若干異なる場合がありますがご了承ください。

発売前の大切なゲラをご提供させていただいております。弊社では、下記のような方からのリクエストをお待ちしております。
○発売に向けて、一緒に作品と著者を応援していただける方
○NetGalleyへレビューを書いてくださる方
○自分には合わない内容だった際、どういったところが合わなかったかなど、建設的なご意見をくださる方

下記に該当する方のリクエストはお断りさせていただく場合がございます。
ご理解のほど、宜しくお願いいたします。

○お名前・所属などに詳細な記載がなく、プロフィールにてお人柄が伺えない方
○作品ごとに設けました外部サイトへのレビューのルールをお守りいただけない方
○フィードバック率の低い状態が長く続く方
-----------------

※※リクエストの承認につきましては現在お時間をいただいております。

★校了前の仮データを元に作成しています。刊行時には内容が若干異なる場合がありますがご了承ください。

発売前の大切なゲラをご提供させていただいております。弊社では、下記のような方からのリクエストをお待ちしております。
○発売に向けて、一緒に作品と著者を応援していただける方
○NetGalleyへレビューを書いてくださる方
○自分には合わない内容だった際、どういったところが合わなかったかなど、...


販促プラン

読み終わりましたら是非NetGalleyへレビューを投稿ください!
著者・担当編集共に楽しみにお待ちしております。

発売前作品のため、ネタバレや、読書メーターやブクログなどNetGalley以外の外部書評サイトで発売前にレビューを投稿することはお控えください

ご協力の程、何卒宜しくお願い致します。

★★★★★

作品の拡材や指定配本をご希望の書店様は
恐れ入りますが<講談社 第五事業販売部>まで直接お問合せをお願い致します。

★★

読み終わりましたら是非NetGalleyへレビューを投稿ください!
著者・担当編集共に楽しみにお待ちしております。

発売前作品のため、ネタバレや、読書メーターやブクログなどNetGalley以外の外部書評サイトで発売前にレビューを投稿することはお控えください

ご協力の程、何卒宜しくお願い致します。

★★★★★

作品の拡材や指定配本をご希望の書店様は
恐れ入りますが<講談社 第五事業販売部>まで...


出版情報

ISBN 9784065266618
本体価格 ¥1,800 (JPY)

閲覧オプション

NetGalley Shelf App (PDF)

NetGalley会員レビュー

時代は平安時代末期なのか、貴族社会と台頭してきたばかりの武家たちが登場します。それらを背景に、懸命に生きる庶民や、彼らと関わる貴族・武人の物語です。
5つの短編(中編)からなりますが、どれも皆切ないながら、見事だなと思ったり(「薄月雛」)、その淡い関係性と物語中の出来事にやるせなくなったり(「月影照」)、蔑まされるだけでは済まさない女主人の見事さを恐ろしく思ったり(「白夢破」)、いろいろな感想を持ちながら読み終えました。
儚さと同時に、強さも感じさせてくれる作品です。

このレビューは参考になりましたか?

栄枯盛衰という言葉が頭をよぎる。時の移ろいと世の儚さ。一夜の夢の如く立ち消えるもの。手にしたと思った途端に離れていくもの。時の流れにのり身を委ねて舵を取る。着いた先が極楽ならば上々。そんな不安定な平安期をゆるゆると描く短編集。

このレビューは参考になりましたか?

どの章の主人公も己の不遇を呪うことなく、かと言って強い意志をもってというわけでもなく、逆境にひょうひょうと立ち向かう姿勢に普通の人間の強さを感じました。
自分達の境遇に不平不満の学生達にこの本を薦めたいです。

このレビューは参考になりましたか?

平安時代の終わり、武士が徐々に力を持ち始め、雅さよりも血生臭い事件が起きる頃。天皇を取り巻く力有る者達の争いが、下々にも影響を与え、日々の暮らしにも影を差す。
描かれるのはそんな中でも腐らず、強かに生きる人々。特に女性のひたむきな強さ、なりふり構わない程の懸命さはとても人間臭く、今も昔も人とはそういうものなのだなも感慨深く感じた。
貴族の世から時代が動こうとしていた時の人々の息遣いが感じられるようでゾクゾクしました。

このレビューは参考になりましたか?

舞台は平安末期、平氏と源氏による武士の台頭が顕著になる時代。
不安定な世情を生きる、中流階級以下の男女を描く。
5つの物語は、それぞれ時を同じくして少しずつ違う場所、違う立場の者たちの心情が見事に描かれている。
どれももう少し先を知りたい、と思うところで終わっており、最終章でまとまるのかと思ったが、そうではなかった。
どの章でも、現代にも通じる女性たちの生き辛さのようなものが根底に流れている。

平安時代頃からの日本史は、名前が覚えられず苦手なため、人物相関図があればより一層物語が楽しめたかな、と思う。

このレビューは参考になりましたか?

歴史に名を残した人だけが生きていたわけでなく、当たり前だけど描かれなかったたくさんのひとの人生が存在している。
移ろいやすい政権に振り回されながら、生き抜くため、身を任せながらも強かに。
日常があり、生活があり、そうして生き抜いた名もなき人達の人生を知った気がした。

このレビューは参考になりましたか?

ちょうどアニメ「平家物語」や大河ドラマ「鎌倉殿の13人」と時代的にもかぶるところがあるので、
この時代の人々の暮らしを多角的に眺めることができて楽しかったです。
歴史に名が残る人々の周囲で、翻弄され、賢明に生きた人たちの物語

このレビューは参考になりましたか?