女の子の昔話えほん マーヤのさるたいじ

日本のおはなし

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刊行日 2022/02/24 | 掲載終了日 2022/02/27

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内容紹介

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昔話の主人公は男の子ばかり?そんなことありません!

世界と日本で語りつがれてきた女の子と、

大きくなった女の子たちの昔話を絵本にして、おくります。

いろいろな女の子が主人公の絵本シリーズです。

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へこたれない女の子が主人公!

川でひろったもものたねから、大きなももの木をそだてたマーヤは、

ずるいさるにだまされて、おいしいももをとられてしまいます。

マーヤはおこって、おにぎりをつくり、さるたいじにでかけます。

とちゅうで出会った、ハト、ハチ、うす、うしといっしょに、さるをこらしめることはできるでしょうか。

沖永良部島につたわる昔話が、たのしい絵本になりました。


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昔話の主人公は男の子ばかり?そんなことありません!

世界と日本で語りつがれてきた女の子と、

大きくなった女の子たちの昔話を絵本にして、おくります。

いろいろな女の子が主人公の絵本シリーズです。

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出版社からの備考・コメント

【ご注意下さい】 ここに掲載している作品データは刊行前のものです。刊行までに内容の修正があり、仕様の変更がある場合もございますが、ご了承下さい。

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おすすめコメント

あなたが知っている昔話の主人公は、男性が多いのではないでしょうか。女性が主人公の場合も、ひかえめでおとなしい女性ではないでしょうか。絵本になるのはそういう昔話が多いのですが、語り伝えられてきた昔話はもっと豊かで、へこたれずに自分なりの幸せをつかむ、いろんな女性たちが登場します。これまで知られてこなかった、そんな主人公の昔話を絵本にして、これからの世界を生きるこどもたちに贈ります。

あなたが知っている昔話の主人公は、男性が多いのではないでしょうか。女性が主人公の場合も、ひかえめでおとなしい女性ではないでしょうか。絵本になるのはそういう昔話が多いのですが、語り伝えられてきた昔話はもっと豊かで、へこたれずに自分なりの幸せをつかむ、いろんな女性たちが登場します。これまで知られてこなかった、そんな主人公の昔話を絵本にして、これからの世界を生きるこどもたちに贈ります。


販促プラン

【著者紹介】

再話 中脇初枝(なかわきはつえ)

徳島県に生まれ高知県で育つ。高校在学中に坊っちゃん文学賞を受賞。筑波大学で民俗学を学ぶ。創作、昔話の再話・語りをする。昔話集に『女の子の昔話 日本につたわるとっておきのおはなし』『ちゃあちゃんのむかしばなし』(産経児童出版文化賞JR賞)、絵本に「女の子の昔話えほん」シリーズ、『つるかめつるかめ』など。小説に『きみはいい子』(坪田譲治文学賞)『わたしをみつけて』『世界の果てのこどもたち』『神の島のこどもたち』などがある。


絵 唐木みゆ(からきみゆ)

イラストレーター、美術家。東京藝術大学デザイン科修了。装画・挿絵を手がけた作品に『女の子の昔話 日本につたわるとっておきのおはなし』『金魚のことば』などがある。本作が絵本デビュー作。本作を機会に沖永良部島に取材した。「島の色は何もかも強いのに澄んでいて、『竜宮城に行ってみれば 絵にも描けない美しさ』とはいいますが、作為を寄せつけないむずかしさ、自然の活気とその美しさといったらありませんでした。」

【著者紹介】

再話 中脇初枝(なかわきはつえ)

徳島県に生まれ高知県で育つ。高校在学中に坊っちゃん文学賞を受賞。筑波大学で民俗学を学ぶ。創作、昔話の再話・語りをする。昔話集に『女の子の昔話 日本につたわるとっておきのおはなし』『ちゃあちゃんのむかしばなし』(産経児童出版文化賞JR賞)、絵本に「女の子の昔話えほん」シリーズ、『つるかめつるかめ』など。小説に『きみはいい子』(坪田譲治文学賞)『わた...


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784039604309
本体価格 ¥1,700 (JPY)

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NetGalley会員レビュー

沖永良部島に伝わる昔話だそうだ。マーヤというのは「島の言葉でお姉さん」という意味で名前ではない。ここに島の女性像のひとつが象徴されている。
読みながら、「桃太郎」と「猿蟹合戦」をミックスしているという印象を受けるが、細部に宿るマーヤの意志は俄然強い印象だ。マーヤが育てた桃を、騙して持っていった小狡いサルに意趣返しをするという決意と行動。
さるの家で、お供に誘ったはと、はち、うす、うしたちを差配するのもマーヤ。作戦は彼女の胸のうちにあった。
たくさん拵えたおむすびをちゃんと彼らのに振る舞ったのも約束を守り、果たすという尊い行い。
マーヤ、かっこよかったよ!

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花をさかせたがらない小さなキャベツ(フランスのおはなし)
と同時に発行の中脇さんの再話によるもの。
「かわのそばにあねさまがいて、ホーヤのマーラとよばれていた(ホーラは河原、マーヤはおねえさんのこと)」
とはじまる。日本のどこのお話なんだろう・・・と思って読み始める。奄美諸島の沖永良部島だった。そしてこのお話も不思議な展開。あれあれ、これはなんだ・・・となる。ネタバレになるのでどう面白いのかはぜひ情報抜きで読んでみてほしい。

今回の二作品ともに、絵本作家としてのデビュー作。
新しい才能に活躍の機会を与える意味合いも大きいのかもしれない。この本のために沖永良部島に足を運んで取材したという。
中脇さんの巻末の解説は、いつも深くて示唆に富み、これを読む面白さも期待して読んでいる。

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女の子の昔話絵本のシリーズの一冊。「かにむかし」と同じ流れのお話だけど、退治のきっかけは親の敵討ちではなくて食べ物を独り占めした制裁!厳しいようだけど、食べることは生きることなので、これは退治されてもしょうがないですね。このシリーズは女の子が主人公なんだけど、みんなお姫様然としておらず、能動的でエネルギッシュ!とても元気が出る絵本のシリーズだと思います。とは言え、男の子が読んでも、きっと違和感はないでしょう。そこがまた素晴らしい。ぜひぜひ、子供たちと一緒に楽しく読み合いたいです。ありがとうございました。

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あとがきにあるように、「さるかに合戦」と「もも太郎」をひとつにしたような内容でした。ストーリーに新鮮さは感じませんでしたが、色鮮やかなイラストに目を奪われました。いきいきとした緑色が美しくて、南国の空気を感じます。あとがきで、奄美のむかしばなしだと知り深く納得しました。読み聞かせするなら、あとがきまで紹介したい一冊です。

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いくつかの昔話がミックスされて、パワーアップした感じです。いろんか昔話のいいとこどりみたいなストーリーも面白いのですが、注目すべきは、主人公が女の子なところ! ミックスされてしまったもともとの昔話の主役は、全て男の子だからです。
ぜひ、女の子に読んでほしい本。

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