女の子の昔話えほん おだんごころころ

日本のおはなし

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刊行日 2022/03/01 | 掲載終了日 2022/03/06

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内容紹介

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昔話の主人公は男の子ばかり?そんなことありません!

世界と日本で語りつがれてきた女の子と、

大きくなった女の子たちの昔話を絵本にして、おくります。

いろいろな女の子が主人公の絵本シリーズです。

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おだんごがころがる先にいたのは?

ころがるおだんごをおいかけて鬼の家にきてしまった女の子。

おだんごを気にいった鬼たちにもっと、たくさんつくるようにいわれますが……!

宝をもちかえる女の子の昔話が刺繍と布でえがかれた絵本になりました。


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昔話の主人公は男の子ばかり?そんなことありません!

世界と日本で語りつがれてきた女の子と、

大きくなった女の子たちの昔話を絵本にして、おくります。

いろいろな女の子が主人公の絵本シリーズです。

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出版社からの備考・コメント

【ご注意下さい】 ここに掲載している作品データは刊行前のものです。刊行までに内容の修正があり、仕様の変更がある場合もございますが、ご了承下さい。

【ご注意下さい】 ここに掲載している作品データは刊行前のものです。刊行までに内容の修正があり、仕様の変更がある場合もございますが、ご了承下さい。


おすすめコメント

あなたが知っている昔話の主人公は、男性が多いのではないでしょうか。女性が主人公の場合も、ひかえめでおとなしい女性ではないでしょうか。絵本になるのはそういう昔話が多いのですが、語り伝えられてきた昔話はもっと豊かで、へこたれずに自分なりの幸せをつかむ、いろんな女性たちが登場します。これまで知られてこなかった、そんな主人公の昔話を絵本にして、これからの世界を生きるこどもたちに贈ります。

あなたが知っている昔話の主人公は、男性が多いのではないでしょうか。女性が主人公の場合も、ひかえめでおとなしい女性ではないでしょうか。絵本になるのはそういう昔話が多いのですが、語り伝えられてきた昔話はもっと豊かで、へこたれずに自分なりの幸せをつかむ、いろんな女性たちが登場します。これまで知られてこなかった、そんな主人公の昔話を絵本にして、これからの世界を生きるこどもたちに贈ります。


販促プラン

【著者紹介】

再話 中脇初枝(なかわきはつえ)

徳島県に生まれ高知県で育つ。高校在学中に坊っちゃん文学賞を受賞。筑波大学で民俗学を学ぶ。創作、昔話の再話・語りをする。昔話集に『女の子の昔話 日本につたわるとっておきのおはなし』『ちゃあちゃんのむかしばなし』(産経児童出版文化賞JR賞)、絵本に「女の子の昔話えほん」シリーズ、『つるかめつるかめ』など。小説に『きみはいい子』(坪田譲治文学賞)『わたしをみつけて』『世界の果てのこどもたち』『神の島のこどもたち』などがある。


絵 MICAO(みかお)

 アーティスト。兵庫県に生まれる。神戸大学経営学部卒業。刺繍、布絵の制作を行う。ボローニャ国際絵本原画展(2019年)入選。雑誌「スタイルアサヒ」「うかたま」の表紙をてがけるなど、幅広く活躍する。装画・挿絵を手がけた本に『ひぐれのお客』『ひぐれのラッパ』(作 安房直子)、絵本に『たいくつなにちようび』がある。

【著者紹介】

再話 中脇初枝(なかわきはつえ)

徳島県に生まれ高知県で育つ。高校在学中に坊っちゃん文学賞を受賞。筑波大学で民俗学を学ぶ。創作、昔話の再話・語りをする。昔話集に『女の子の昔話 日本につたわるとっておきのおはなし』『ちゃあちゃんのむかしばなし』(産経児童出版文化賞JR賞)、絵本に「女の子の昔話えほん」シリーズ、『つるかめつるかめ』など。小説に『きみはいい子』(坪田譲治文学賞)『わた...


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784039604507
本体価格 ¥1,700 (JPY)

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NetGalley会員レビュー

偕成社さんが定期的に出してくださる、中脇初枝さん再話の各国の、女の子が主役の昔話。数ある絵本の中でも、新しいシリーズ。お話の面白さもさることながら、いつもながら中脇さんの解説が秀逸。重く鋭いものをかく小説家としてしか存じ上げなかったが民俗学の専門家の専門家だったのだ。

今回は日本。昔話とは口伝で各地方に伝わる伝説なのだろうから、さまざまなバリエーションががあるのも当然。どこかで聞いたようなエピソードが色々組み合わさっているのもいつものこと。

このお話もそう。転がるお団子。鬼。打出の小槌的な、不思議な力を持ったおしゃもじ。

おかっぱの女の子がかわいい。

データ;
万十川の上流域、高知県と愛媛県の境に位置する旧西土佐村で伝の境えられてきました。このあたりでは、もち米の粉でおだんごを作って食べます。「とんとんそれまでと」というのは、昔話が終わったことを伝えるこの地域の言葉です。

下記より再話
原題 「鬼のお玉」/場所 高知県幡多郡西土佐村/話者松田サダエ/書名『高知・西土佐村昔話集』
編著 立命館大学説話文学研究会/出版者同会/出版年 1983年

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楽しみなシリーズ、「女の子の昔話えほん」。今度は旧西土佐村(高知県と愛媛県の境に位置する)に伝わるお話。
昔話の舞台は土地の由来がお話の味付けにもなるのでだいじだと思う。
MICAOさんの刺繍やアップリケによる布絵の味わいがいい。
ひとりの娘が山から延々転がるだんごを追いかけて、入り込んでしまった鬼の世界。食い意地が勝って図らずも鬼が渡してしまった魔法のアイテム、おたま。このおたまを使いこなし、娘は鬼から逃げ切る。
何が幸せか?この娘の選んだ暮らしぶりは、きっぱりと自分の幸せを示して小気味いい。

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刺繍で作られた挿絵が繊細で美しい。子どもにもじっくり読んでほしい。昔話の絵本はたくさんあるが、女の子が主人公の昔話はあまり無いのでこのコンセプトはありがたい。場面転換が早いので飽きさせない。読み聞かせで使いたい。

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高知は山の多いところ。太平洋から四国山地の屋根に向かってグングン駆け上がるような坂の国。
これは、そんな高知のむかしばなしです。
昔話の例にもれず、山へ 「しばかり 」に出かけた むすめさん。
お弁当には、おむすびならぬ「おだんご」です。これも土佐の山間の作物事情が反映しているのでしょうね。
その大事なお弁当のおだんごを、うっかり、ころりと落としちゃう。一つ、ならまだ余裕。ころがったものはしかたがない。でも、なんとまあ、最後の3つ目のおだんごまでがぽろり、ころころ!
この時のむすめさんの表情ときたら・・・もう、おいかけるしかないですよねぇ。
やがて、お話のクライマックス。展開は、やはり、予想外、奇想天外。鬼の「魔法のおたま」を持って船に乗って川に逃げ出しちゃった娘。そうはさせじ、捕まえようとした時の、鬼の手段が、これまた、なんともまあ、鬼ですねえ、めっちゃ怖い・・・(ちょっと、お間抜け?にも見えちゃうけどね)。
語り部としては、なかなかノリノリになれる、お話かも。
MICAOさんのパッチワーク的な作風が、ぱっつん前髪の娘さんにピッタリです。鬼の表現もおもしろい!
絵本の原画展に行って、「絵本っていろいろあっても、い~んだぁ!」と、よく感動します。これも、もちろん、その感動作の一つになりました!ありがとうございます。

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女の子の昔話絵本、5冊目です。丸い食べ物がコロコロして、異界に赴き、宝を持ち帰るおむすびころりんタイプで、福音館の「だごだごころころ」と近い話です。が、あちらはばあさんが主人公で、こちらは女の子が主人公。MICAOさん(ファンです)の刺繍がとっても可愛いんですが、女の子がなんとなくクールでかっこいい!新しいタイプの昔話絵本だと思います。私は好きです。子供達と読み合うのが楽しみです。ありがとうございました。

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#おだんごころころ
#中脇初枝

おだんごを3個持って食べようとしていたのですが、3個とも落としてしまいます。

さすがに全部食べれないのは、悔しいので最後の一つを追いかけます。

そしたら、鬼がいてだんごを食べていました。

だんごをもっと作るように要求します。

材料が足りなくなって、鬼がものを増やすスプーンを取り出します。

鬼から逃げるために、寝ている間に逃走するという話でした。

昔ばなしで面白かったです。
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昔話でおだんごを追いかけていくのは、たいていおじいさんかおばあさんなのだが、この絵本では女の子。追いかけていった先は、向こう山の鬼がたくさん住む家。
 布に刺しゅうをしたこの絵本は、柔らかくあたたかな色合いで、女の子だけでなく、鬼たちも愛嬌があってかわいらしい。
 でも、女の子が逃げ出してからは、同じ色合いなのに、ほんわかした雰囲気が一転して緊迫感がます。赤い着物をきて、白い肌に黒髪、きりりとした目の女の子は、りんとした意志の強い少女に見えてくる。逃げて行く危機一髪の場面は、動きがあり迫力満点だ。そして、ハッピーなラストは、ふっと息がつけてほのぼのと安心できる世界にもどる。
 テキストも擬態語がたくさんあってリズムよく、年中さんぐらいからの小さな子への昔話の読み聞かせにおすすめ。

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女の子がおべんとうにおだんごをもって、山にしばかりにいきました。いざおだんごを食べようとすると、つぎからつぎに落としてしまい、とうとうみんなころがっていきました。そしておだんごは鬼の家の前まで。女の子は、すっかりおだんごが気に入った鬼たちのために、おだんごを作ることになります。その時に出てきたのが、何でも増やすことができる不思議な「鬼のおたま」。結局女の子は、鬼の隙をついて、そのおたまを持って逃げ出します。いくら鬼のものでも泥坊をしてはいかんだろうと突っ込んではいけません。昔話では、鬼のものを盗むのはいいというのはお約束のようなものです。ツッコミどころの多さに、読んだ人は愉快な気持ちになれるでしょう。

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「昔話の主人公が男の子ではなく女の子」ととい内容にひかれて読んでみました。
お話自体は「おむすびころりん」なのでなじみがあり、楽しんで読むことができました。
絵本に出てくる女の子の表情にもう少しバリエーションがあればいいのかなと思いました。

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食べようとしたお団子を3つも立て続けに落としてしまう、とんでもないドジっ子。かと思いきや、機転を利かせてピンチを乗り切るたくましさもある。
結末が「結婚して家族に囲まれていつまでも幸せに暮らしましたとさ」ではないというのも、興味深い。自由に自分の人生を歩んだんだろうなと想像させてくれるラスト。
文章のリズムも楽しくて、読み聞かせとの相性も良さそう。

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