毛布 - あなたをくるんでくれるもの

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刊行日 2022/03/30 | 掲載終了日 2022/11/04

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内容紹介

※一部抜粋版です。


これまで言葉と絵で「物語」を表現してきた作家、安達茉莉子の初エッセイ集。日々の出来事や感情を丁寧に瑞々しく掬い上げた文章と、心に明かりを灯すようなイラストレーションで確実にファンを増やし続けてきた彼女が満を持して送り出す本書はきっと多くの人に自分自身を真っ直ぐに見つめるきっかけを生み出す、毛布のようにあたたかな1冊です。

装丁:惣田紗希

校正:牟田都子


【著者について】

安達茉莉子 adachi mariko

作家。言葉と絵で「物語」を表現する。大分県日田市出身。東京外国語大学英語専攻卒業、サセックス大学開発学研究所開発学修士課程修了。政府機関での勤務、限界集落での生活、留学など様々な組織や場所での経験を経て、言葉と絵による作品発表・エッセイ執筆を行う。著書に『消えそうな光を抱えて歩き続ける人へ』(ビーナイス)、『何か大切なものをなくしてそして立ち上がった頃の人へ』(MARIOBOOKS)、『私の生活改善運動 THIS IS MY LIFE』(本屋・生活綴方出版部)他。

Web:mariobooks.com

Instagram:andmariobooks

Twitter:andmariobooks

※一部抜粋版です。


これまで言葉と絵で「物語」を表現してきた作家、安達茉莉子の初エッセイ集。日々の出来事や感情を丁寧に瑞々しく掬い上げた文章と、心に明かりを灯すようなイラストレーションで確実にファンを増やし続けてきた彼女が満を持して送り出す本書はきっと多くの人に自分自身を真っ直ぐに見つめるきっかけを生み出す、毛布のようにあたたかな1冊です。

装丁:惣田紗希

校正:牟田都子


【著者について】

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出版情報

ISBN 9784768316030
本体価格 ¥2,200 (JPY)

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NetGalley会員レビュー

毛布というタイトルに惹かれて、軽い気持ちで読み始めたのですが、、、すごいです。今まで自分の中にあったもやもや、うまく言葉にできない感情を丁寧に表現されていて、心が軽くなるようなふわっとした気持ちにさせてもらいました。
腑に落ちた。という言葉がぴったりなのかわかりませんが、気持ちが落ち着きました。
自分だけではないんだという気持ちと、こんなにも自分をわかってケアすることができるんだ!と、新しい発見と気付きがたくさんありました。
一番驚いたというか、すとんときたのは、「記憶の中は温かい」です。本当にその通りだと思いました。
本当に毛布のように温かい作品でした。素敵な作品をありがとうございました。

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安達茉莉子さんの言葉は、とても心にひびくなあと思いました。読むのももちろん良いのですが、もしかしたらラジオで聞きたいエッセイかもしれないとも感じました。
心がとても疲れてしまい、立ち上がる力が落ちてしまった時に読んだら、少しだけ勇気づけられそうです。ただ、そんな時は、きっとこの本の良さや、この本にある言葉を必要としていることを思いつかないだろうから、そうなる前に、手元に置いておきたいと思いました。
誰か大事な人との「記憶」は、私たちがちょっと疲れた時に、毛布のように暖かく、柔らかく、弱ったところを包んでくれるから大切にしていこうと、この本を読んで思いました。

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I care.
あなたが、色もなく、音もなく、ひかりも、ぬくもりもない、そんな世界でいる時、
あなたには、もう、「あたらしいなにか」なんて訪れないだろうと思う時、
あなたは、喪失の中で自分を許せないでいるのかもしれない、自分の尊厳を見失ってしまっているのかもしれない
そんな時、どうか、うずくまって何処へも動けないでいる自分を、せめないでください
簡単に、「だいじょうぶだよ」なんていわない
でも、そんなあなたのことを、私は、どうでもいいなんて思えない
あなたの、動けない今を、無意味だなんて決して思えない
あなたの、心の奥底では、再生に向けて魂を癒やすことに集中している、そんな時期なのかもしれないよ
どうか、自分のために、大切な時間を使ってください
寒いなら、毛布をまとって、何気ない瞬間に心満たされた”綺麗な空”や、”笑った犬の顔"を思い出してください
どうか、あなたがあなたを否定しないでください そして、本当のあなた自身とひとつになってください
I care you・・・安達茉莉子さんの言葉は「毛布」そのものです。
どうか、この一冊が、今、寒さの中にいて「毛布」を求める人の元へ、届きますように。

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表紙に惹かれて読みました。とても優しい文章を書かれるんですね。本のタイトルや音楽などもたくさん出てきて、それらにも興味を持ちましたし、安達さんの詩集も読んでみたくなりました。ライナスの毛布のように、安心を与えてくれて、読む人に寄り添ってくれる作品かもしれませんね。

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表紙のイメージどおり、安達さんの人柄が伝わるような暖かく優しいエッセイでした。特に、宇多田ヒカルさんのインスタライブのエピソードが心に残りました。「誰かとの別れを乗り越えるのが痛いのは、元々既に痛みがあって、その誰かの存在が痛み止めになっていたから」という宇多田さんの配信と、「別れの悲しみに寄り添ってくれるのも、その人との記憶の光」という安達さんの考え方に、心が柔らかく解れるような気持ちになりました。春に発売されるのがぴったりの作品だと思います。こちらは抜粋版だったので、全編読んでみたいです。

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始めて「足立茉莉子」さんの文に接します。児童図書の関係本かなとリクエストしました。
素敵な文章で「なるほど、なるほど」うなづいている自分に笑ってしまいました。
本文中に登場する「音楽」も聴いてみました。「傷をいやす、過去の怒りを許す」が印象的です
結局「毛布」とは人との出会い、別れそしていろんな事の経験などが、あなたの心を「毛布」の
ように包み込んでいるということでしょうか。最後まで読めないのが残念です。
機会があれば「消えそうな光を抱えて歩き続ける人へ」を読んでみたいと思います。

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読者の毛布になりたい、という想いがとても伝わりました。
今の世の中は異常なくらいわたしたちを不安にさせます。いつあの人に会えなくなってしまうかわからない。その頃まで自分が生きているのかわからない。わたしだけではないのではないでしょうか。
序盤にあったinstaライブの引用にはずんときました。人と別れてしまう事はとても悲しい。綺麗事にしてでも受け入れなくてはいけない。そんな時に、その人と引き離された事で悲しくなったと思うのではなくて、もとから持っていた悲しさをその人が一時的に癒してくれたと思う。その考えを学ばせてもらったのはとても大きいです。ありがとうございました。

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事前に抜粋を読んで発売日に即購入しました。そのくらい惹き付けるものがあった作品だと思います。
これまで自分が経験したつらいことや傷ついたことを丁寧に丁寧に言葉で労って癒してもらっているような気がして、いつの間にか静かに涙が落ちていました。
許しても許さなくてもいい、と書かれている部分が特に印象に残っています。
何度も読み返して大切にしたい本です。

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溜息なくしては語り始められない。そんな本です。
静かに、優しく、でも心の奥底まで沁み込んでくる言葉たち。今、特に何かを抱えているわけでもないのに、心の奥底の何かと結びついて響いているような感覚がして、ふいに涙がこぼれ落ちそうになりました。
揺さぶられすぎるので、一気に読むのではなく、傍においておいて、少しずつ読む本だと思います!

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