六四五年への過去わたり

平城の氷と飛鳥の炎

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刊行日 2022/06/07 | 掲載終了日 2022/05/31

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内容紹介

『日本書紀』のラストピースを求め、平城京から大化改新が始まる飛鳥へタイムスリップする歴史ファンタジー!

平城京に置かれ、占い・天文・時・暦にたずさわる部署、陰陽寮。天文博士のもとで星図をかく星読みの青年、言祝にはとくべつの秘めた務めがあった。

大化の改新がはじまる直前まで、飛鳥の地には、『日本書紀』をまとめるために欠かせない書物があったという。蘇我氏が滅びる乙巳の変によって、一族とともに焼失したそれを探しだし、炎にまかれる直前に持ちかえってくるようにとの命を受けた言祝。ありかをつきとめるため、蘇我の邸にまぎれこませる女の子として、言祝が見こんだ少女、沙々。

平城京と飛鳥、およそ70年離れた時をこえて過去わたりをする二人に訪れた結末は……。

『日本書紀』のラストピースを求め、平城京から大化改新が始まる飛鳥へタイムスリップする歴史ファンタジー!

平城京に置かれ、占い・天文・時・暦にたずさわる部署、陰陽寮。天文博士のもとで星図をかく星読みの青年、言祝にはとくべつの秘めた務めがあった。

大化の改新がはじまる直前まで、飛鳥の地には、『日本書紀』をまとめるために欠かせない書物があったという。蘇我氏が滅びる乙巳の変によって、一族とともに焼失したそ...


出版社からの備考・コメント

【著者プロフィール】
著・牧野礼
愛知県生まれ。小学生のころより小説を書きはじめる。南山大学人文学部日本文化学科卒業。『滝まくらの君』(岩崎書店)で第6回ジュニア冒険小説大賞を受賞、デビュー。ほかの作品に『夢見の猫 風の犬宮』(くもん出版)、『ユニコーンの乙女』シリーズ(講談社青い鳥文庫)がある。

絵・七原しえ
青森出身のイラストレーター。書籍装画・TCG・ソーシャルゲーム中心に活動中。おもな経歴に、『戦国無双5』(株式会社コーエーテクモゲームス)、『FGO』(株式会社ラセングル)、『マジック:ザ・ギャザリング』(Wizards of the Coast LLC)、『逃げ上手の若君』(松井優征/著 集英社)カラー装画など、多数。

【著者プロフィール】
著・牧野礼
愛知県生まれ。小学生のころより小説を書きはじめる。南山大学人文学部日本文化学科卒業。『滝まくらの君』(岩崎書店)で第6回ジュニア冒険小説大賞を受賞、デビュー。ほかの作品に『夢見の猫 風の犬宮』(くもん出版)、『ユニコーンの乙女』シリーズ(講談社青い鳥文庫)がある。

絵・七原しえ
青森出身のイラストレーター。書籍装画・TCG・ソーシャルゲーム中心に活動中...


おすすめコメント

大化の改新『日本書紀』編纂。およそ70年離れた二つの時をつなぐ、タイムスリップ、冒険ファンタジー!

はらはらドキドキの展開を楽しみながら、読者に歴史に親しむ機会を提供します。

読み応えのある長編ですが、SNSで感想をつぶやいていただけたら嬉しいです。尚、表紙、本文ともに製作段階のものですので、SNSでの画像公開はご遠慮ください。

大化の改新『日本書紀』編纂。およそ70年離れた二つの時をつなぐ、タイムスリップ、冒険ファンタジー!

はらはらドキドキの展開を楽しみながら、読者に歴史に親しむ機会を提供します。

読み応えのある長編ですが、SNSで感想をつぶやいていただけたら嬉しいです。尚、表紙、本文ともに製作段階のものですので、SNSでの画像公開はご遠慮ください。


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784774332949
本体価格 ¥1,500 (JPY)

閲覧オプション

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NetGalley会員レビュー

歴史に詳しくない私ですが、ものすごく楽しめました!ファンタジー作品が好きで、歴史ファンタジーという一文に惹かれて読ませていただきました。
遥か昔の想像するのも難しいような時代で、さらにそんな時代でもタイムスリップが行われていたなんて夢があってすごく面白いです。
そんな素敵な内容にピッタリな表紙やイラストがとても綺麗で、さらに物語にのめり込ませてくれました。
そして沙々の健気で一生懸命なところもすごく良くて、応援しながら読んでいました。途中からは沙々と一緒になってひやひやしたり胸が苦しくなったり、最後も息を止めて一気読み。
まるで私も沙々達の時代までタイムスリップしたような気分を味わえました!
ラストはみんなのがんばりが繋がったと実感できて、幸せな気持ちになりました。
とても素敵な作品をありがとうございました!

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とても面白い作品でした。以前からこの時代(大化の改新~平城京)は、マンガなどで読んで好きな時代でしたが、まさかこの時代の中で、過去へとさかのぼるお話が読めるとは思いませんでした。先が気になり、一気に読んでしまいました。
大化の改新で消失されたとされる書物を探すために繰り返す”過去わたり”、そのために必要な場所がとても神秘的な様子で描かれています。主人公の沙々と言祝、また玉虫や仲丸も、皆とても素敵な人物たちで、読み進めるにしたがって、かれらが成長していく様を追っていくのも楽しかったです。
身分の違いによる考え方の相違や、それのやり過ごし方、もしくはかかわり方なども徐々に変化していき、楽しみながらも考えるきっかけになる部分も多く、いろいろな要素の詰まった小説でした。
ラストは、この小説ならでは。大化の改新が70年ほどまえの時代の出来事であるからこそのもので、なるほどなあと思いながら、読み終えました。

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最近、ファンタジー作品にハマっていたので読んでみました。
ただ、歴史が得意ではなかったので読みきれるか心配でしたが面白くて読み始めたらすぐに読んでしまいました。
私のような歴史苦手な方に読んでほしい作品でした。
この作品、シリーズ化してほしいです。時代ごとのシリーズがあったら時代背景など勉強じゃないのに作品読むと自然と学べてファンタジーも楽しめるかなと、、、。
表紙のイラストも作品にとても合っていたように感じました。

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ジャンルは歴史ファンタジーでしょうか……?様々な歴史人物も出てきて面白かったです。
時渡りの雰囲気や制限など、作者のこだわりが伝わってきていいな、と思いました。度々出てくるイラストも可愛くてよかったです。
沙々の心の成長や言祝の人間味あふれる優しさに癒やされました。変えたくても、変えてはいけない過去があり、きっとそれが今の自分を作り上げているのかもしれない……そう考えさせられる作品でした。
歴史小説が好きな方は楽しく読めると思います。

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子供の頃聖武天皇の歴史まんがが大好きで何回も読み返したその時代のお話しでグイグイ引き込まれました!沙々と言祝の関係もすごくよかったです!
タイトルの過去わたりの意味も分かりやすく読みやすかったです!歴史ファンタジーの傑作だと思いました!続きを希望です!

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時間跳躍系のSF作品やファンタジー作品が好きな私には十分に楽しめる作品でした。
現在や未来の時間軸から過去に飛ぶ作品は多いですが、舞台が平城京の時代で、そこからさらに過去に飛ぶという状況を、史実に登場するような実在した人物を絡めながら納得させる設定や展開の上手さと、それがすんなり頭に入ってくる説得力やわかりやすさがとても良かったと思います。
自分はまったく詳しくない時代の話でしたが、文章は読みやすくわかりやすかったので、あまり長さを気にすることなくすらすらと読めました。
登場人物も無駄なく覚えやすい人数で、感情の機微や変化についていきやすく、特に主人公である沙々のもどかしさや怒りや悲しみ、それから喜びに共感できて夢中になってしまいました。
子供から大人まで幅広く楽しめる作品だと思います。

個人的に唯一の難点といえる部分は、これがゲラ版だからなのか、一切のルビがないことでした。
ルビがないので固有名詞の読み方がわからず、特に沙々と言祝は何度も出てくるのにその言葉の響きが何かを理解できる部分がくるまで「ささかな?しゃしゃかな?」「こといわい、とは読まないよね?ことほぎっていう人名ある?」と悩んでしまいました。
ささは序盤で本人から紹介がありましたが、ことほきはかなで呼びかけるシーンがなければ最後まで難しかったです。
「漏剋」は結局最後まで読めずじまいでした……。

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ファンタジーの要素が多いものの、それぞれの時代の雰囲気や人々の生活も垣間見れて、解説での補足なども知識を補ってくれるため、小学校高学年あたりから楽しめる小説だと思います。最初は息をひそめるように生きていた主人公が、誰かのために強くなろうとし、誰かに大切にされることで自分を認められるようになり、終盤に向けて、どんどんたくましく成長する姿に心を打たれました。作者の、歴史に名を残した人物だけでなく日々日常を支えていた名もなき人々の存在があったからこそ時代が繋がっていくのだという思いも素敵です。沙々は毛嫌いしてたけど、仲丸が可愛らしかったです。

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奈良時代の日本書紀変遷を背景としたお話ですが、この時代の陰陽寮で過去へのタイムリープが行われるといったファンタジー的展開がちょっと新鮮でした。 沙々と言祝を通して乙巳の変を外から眺める視点も面白いですね。皇族、貴族の感性と普通の人々の思いの違いがサラリと書かれていて、当時の状況の理不尽さが感じられます。小学校高学年~中学生くらいが対象かと思うのですが、日本史の授業を受けるのが楽しくなりそうです。最後に、沙々にからんでくる仲丸くんが典型的男子なカンジで微笑ましいです。

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奈良時代が舞台の本格的ファンタジー、しかも歴史上の人物がガンガン登場するYAの範疇を超えた面白さです!タイムスリップして大化の改新へ。そして、タイムスリップものに必須の歴史改変禁止ルールにはらはらどきどき。歴史上の史実をエッセンスとして、過去わたりが行われる舞台は、神秘的で心ときめきます。

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