にごりの月に誘われ

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刊行日 2022/04/19 | 掲載終了日 2022/04/19

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内容紹介

余命半年、IT企業会長の最後の自伝が、企業存続の大きな鍵を握る。取材で続々と判明する新たな事実に隠された陰謀とは何か? 吉川英治文学新人賞作家が描く、渾身のミステリ。

余命半年、IT企業会長の最後の自伝が、企業存続の大きな鍵を握る。取材で続々と判明する新たな事実に隠された陰謀とは何か? 吉川英治文学新人賞作家が描く、渾身のミステリ。


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出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784488028572
本体価格 ¥1,800 (JPY)

閲覧オプション

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NetGalley会員レビュー

エンターテイメント系だと思っていた著者がこんなミステリー調の作品を描くとはまず一つ目の驚き。ネタバレになるので詳しくは記せませんが終幕のオチも2段構え、3段構えになっており、読者は「まだこんな仕掛けがあったの」と二つ目の驚きとなかなかワクワクさせられました。主人公のフリーライター上阪傑さんはなかなか知的な魅力的なキャラクターですね。

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記される真実と記されない真実。
余命いくばくもないIT企業の創業者が自叙伝の執筆を因縁のあるゴーストライターに依頼する。取材を続ける中で明かされていく隠されてきた過去。違和感を残しつつも取材は進むのだが・・
着地点の想像がつかないまま物語が進み、違和感が喉元にひっかかりながら次々と何か喉を通すかのようです。
そしてようやく喉元を過ぎ目的が明かされてからの急展開。そしてもう一つの・・・と多重に明かされ繋がる真実は驚きの連続です。
企業の現実と紛れてしまいそうな微かな感動も呼び起こす物語。

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IT企業のカリスマ会長から自叙伝の代筆を頼まれた主人公上阪。会長は余命半年、以前トラブルを起こした自分に代筆を頼むのはなぜか…そして次々と明らかになる偽りの過去。ミステリと思って読んでいると企業小説のような、最後になってやはりミステリかと思わされる展開で飽きずに読める作品でした。

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