沈みかけの船より、 愛をこめて

幻夢コレクション

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刊行日 2022/05/20 | 掲載終了日 2022/04/28

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内容紹介

破綻しかけた家庭の中で、親を選択することを強いられる子どもたちの受難と驚くべき結末を描いた表題作ほか、

「時間跳躍機構」を用いて時間軸移動をくり返す驚愕の物語

「地球に磔(はりつけ)にされた男」など全11編、

奇想と叙情、バラエティーにあふれた「ひとり」アンソロジー。

破綻しかけた家庭の中で、親を選択することを強いられる子どもたちの受難と驚くべき結末を描いた表題作ほか、

「時間跳躍機構」を用いて時間軸移動をくり返す驚愕の物語

「地球に磔(はりつけ)にされた男」など全11編、

奇想と叙情、バラエティーにあふれた「ひとり」アンソロジー。


おすすめコメント

「メアリー・スーを殺して」に続く「ひとりアンソロジー」第2弾!

収録作品は全11編!!

「小説トリッパー」2022年春季号に掲載予定の最新作も、早くも収録。

表紙イラストには、今年1月に急逝された人気イラストレーター・もの久保氏の作品を起用!

「メアリー・スーを殺して」に続く「ひとりアンソロジー」第2弾!

収録作品は全11編!!

「小説トリッパー」2022年春季号に掲載予定の最新作も、早くも収録。

表紙イラストには、今年1月に急逝された人気イラストレーター・もの久保氏の作品を起用!


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784022518231
本体価格 ¥1,800 (JPY)

閲覧オプション

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NetGalley会員レビュー

「ひとりアンソロジー」とても面白かったです。

ホラーが苦手で、乙一は一冊読んだきり手に取ることもありませんでしたが、別名義だと知らずに読んだ 中田永一の「くちびるに歌を」を読んだときの驚きを思い出しました。

読まず嫌いだったなと思いながらも、アンソロジーのお気に入りは「無人島と一冊の本」「地球に磔にされた男」と中田永一作品でした。名義による見事な書き分けに再び驚かされました。
著者自らの解説も面白かったです。

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元は一人から生み出されたとは思えないような様々なタイプの短編が収められているが、どの作品も心に残るものがある。
宗教的な考え方がいくつかの作品に感じられる。友情や愛や祈りが根底にあって、心の奥をそっと切なく撫でていく。『東京』は特にその色が濃く感じられ、聖なるものの存在を信じてみたくなった。切ないけれどあたたかい、不思議な話だった。
読んでいて爽快な気分になる『パン、買ってこい』は思わず笑みがこぼれてしまうような妙な前向きさが心地よく、ブラックな要素のある『電話が逃げていく』も癖になる。どれか1つを選べない。
現実と空想と感情がうまく溶け合って共感を呼ぶアンソロジーだった。

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ペンネームを使い分けられているとは知らず、てっきり4人の作家さんの作品を集めた短編集だと思って読み始めました。
友情ものもあればミステリー、ホラー、ファンタジー染みたもの等など、ジャンルの幅が広く、次の話はどうくるか?こうきたか!と1話1話をワクワクしながら読みました。
ただ、ゾンビを扱った「カー・オブ・ザ・デッド」は個人的にはキツかったです。
ゾンビものが苦手なので映画も見ることがないのですが、この作品はまるで映画を観ているかのように情景が浮かび、読みながら心拍数が上がりました。
映画監督もされるだけあっての描写でしょうか。
一番苦手なジャンルが一番印象に残ってしまいました。

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この先どうなるのだろう?と思いながら読んでいくと思いがけない結末が。切なかったり、ゾッとしたり、あれっ?と思ったり。
『五分間の永遠』と『パン、買ってこい』にでてきた、少し歪んだ関係の2人の独特のやり取りが面白かったです。

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乙一さん好きならみんな知ってるはず。
別名義の作品があるって話。
もちろん私も「メアリー・スーを殺して」は持っている。(まだ温め中)
様々なジャンルの作品を読めて解説は本名名義。
なんてなんて贅沢なんだ。
誰が書いているなんてこの際どうでもいい。みんな大好きだし、すぐに忘れてしまうから。(そもそも覚えられない)
それでも見返したくなって、著者名を見るとあれ?ってなることもある。この人はこのジャンルだったはず、って先入観が覆されたり不思議と納得したりする。
じーんとしたりぞわぞわしたり。ドキドキしたりクスッとしたり。先が気になって仕方がない。
美味しい料理を一口ずつ食べるような、贅沢な本。短編集だけれど結構なボリュームもあって読み終えるのが勿体ないけど、これだけ楽しませてくれたからなぁって渋々終わりを受け入れる。
色々な楽しみ方の出来る本だと思う。

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乙一、中田永一、 山白朝子、安達寛高は同じ作家の別名義。雰囲気が似ていたので納得。初めに作品のテーマが短く記され、次に本編がある短編集。いずれも描写が丁寧で、読み応えあり。ゾンビや人面瘡などホラー要素もあるが、怖いだけではなく味わい深い。

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11編から成る短編集。文芸誌などに掲載された作品ばかりなので、何処かで読んだものもあるかもと読み始めたが全て初読だったのでものすごく得時代気分。作品冒頭の解説を読むと『お題』が与えられての執筆の作品が多く、作家の才能に驚く。乙一氏以外は初読みの作家だったのも嬉しい。SFあり、ホラーあり、ミステリーありで楽しく読んだ。

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ひとりアンソロジー。
お名前を使い分けていると聞いてはいたけれど、作品をたくさんよんでいたわけではないので、改めて、これはそう言われなければ同じ人物とは思えない!
ホラーや血が出るのは苦手なのでその辺は未読だったのですが、読んでいてすごく怖くてリアルに夢に出てきそうだったので、ホラー好きな人にファンが多いというのはうなづけます。その系統は自分は無理かも、と思うものの、人の心の揺れ、やるせなさ、機微を盛り込みながら、筋で読ませる、謎解きもある、多彩な方でアイディアの豊富な作家さんですね。電子版ゲラなので細部までみられていないのが残念ですが表紙の、たくさんのクジラ?と犬をつれた人?の絵が綺麗。

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乙一さん他、氏の別名義の作品を集めた「ひとりアンソロジー」第2弾。一人でこれだけ様々な雰囲気の作品を書ける才能は本当に素晴らしい。今回の11編もひとつ読み終えると「次はどんな感じなんだろう」とワクワクさせられる。作品の冒頭にプチ解説があるのも作品にすんなり入り込めて嬉しい。中でも、パシリの意地をコミカルに描く『パン、買ってこい』、タイムリープを繰り返す男の『地球に磔にされた男』、猫殺しの犯人を捜す女子高生と人面瘡『二つの顔と表面 Two face and a surface』が特に好みでした。

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大好きな乙一さんの新刊を発売前に読ませてもらえるなんて!

「メアリー・スーを殺して」に続いての一人アンソロジー第二弾!

中田永一さん名義の「パン、買ってこい」がとっても好きです。「走る」をテーマに『Number』に寄稿するのがパシリでパンを買ってくる話、というところも大好き!
如何に満足させられるかという超ポジティブ変換されたパシリ行為。そして反復によって体力がついて走ることの気持ちよさを知る。なんともすがすがしい青春小説に仕上がっているではないですか!流石です中田永一さん!

そして、乙一さん名義の「カー・オブ・ザ・デッド」もまさかのゾンビネタですが、乙一さんが書くとこんなにも頭の中に世界が広がるものなのか。
グロいのに抵抗なく読めちゃう乙一ワールドの不思議。最後の〆まで抜かりなくグロ感満載です。

一冊で何度も美味しいアンソロジー。楽しく読ませていただきました!

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いくつか名前を使い分けているとは知っていましたが4つもあるとは知りませんでした。アンソロジーに寄稿した作品を集めた短編集なので一冊で色んなジャンルがあって特に「無人島と一冊の本」「地球に磔にされた男」「沈みかけの船より、愛をこめて」「2つの顔と表面 Two faces and a surface」が面白かったです。

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乙一さんが名義を複数持っていらっしゃることを、恥ずかしながら初めて知りました。
全く別の4人の作家が書いたと言われても信じてしまう、それくらい多彩な短編集。
少しゾクゾクと鳥肌を立てつつ読んだ『無人島と一冊の本』が好きです。もしかしたらあり得るんじゃない?と想像できるギリギリのところで紡がれる物語。
実際にはイジメじゃないかという状況なのに、ちょっとクスッとなったり何故か後口爽やかな『パン、買ってこい』も良い。
『カー・オブ・ザ・デッド』はゾンビの話だけどあまり怖くないな…と思っていたら、ラストにゾクっとなる。どうするんだ、その後…。
逆に本当に怖かったのは『背景の人々』。しっかりとホラーで、ホラーが苦手なのにこの本の半ば過ぎですっかり油断していた私にはきつかったです。
アレもこれもと様々な味わいがする一冊。とてもお得な気持ちになりました。

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この短編、めちゃくちゃ好き……!
という作品をどんな方でも2〜3個は見つけられるのでは。そんな傑作短編集。

どの作品でも、悲しさや、やるせなさの中に、嬉しさや希望があった。
悲劇だと思っていたものの姿が変わっていき、物語が終わった後も続いていく人生を考えさせられた。

悲しいことが起こるから、悲しい物語なのではない。人生も同じ。そんな事をひしひしと感じた。

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乙一さんの作品は怖いイメージがあり、読まず嫌いのようになってしまっていたが、ひとりアンソロジーに惹かれ読んでみたところ、予想以上に楽しめた。一人の作家さんが全て書いていることを未だに信じられない!!ゾンビ系の話は、やはりヒィーと叫ばずにはいられず、夢にも出てきてしまうほどだったが、とにかくバラエティーに富んだ作品たちを堪能。勇気を出して読んで本当によかった。お気に入りは中田永一さん名義の「パン、買ってこい」と「地球に磔にされた男」。誰もがお気に入りの作品に出会えること間違いなしのひとりアンソロジー。ひとりアンソロジー第1作目もぜひ読んでみようと思う。

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同一著者によるひとりアンソロジー第二弾。第一弾はまだ積んでいますすみません…。乙一『五分間の永遠』『電話が逃げていく』『東京』『カー・オブ・ザ・デッド』『沈みかけの船より、愛をこめて』『二つの顔と表面 Two faces and a surface』中田永一『無人島と一冊の本』『パン、買ってこい』『蟹喰丸』『地球に磔にされた男』山白朝子『背景の人々』こうして分けると一番ライトなイメージがあったが中田永一名義に好みの作品が多いか。使い分けがイマイチ分かりづらいが…。映画も制作しているからかすんなり映像がイメージできる。

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