リトル・ゾンビガール

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刊行日 2022/06/28 | 掲載終了日 2022/06/27

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内容紹介

昔のこと、ゾンビと人間が生き残りをかけて戦争をして以来、お互い別々に暮らしていた。それから200年余りたったある日、ゾンビの少女・ノノが森で遊んでいると、森にショッピングモールを造ろうと、人間たちが視察にやってきた。事情を探るため、スパイとして街の市長の部下の家に忍び込んだノノは、人間の少年・ショウと出会う。二人は気持ちを通わせ合い友だちになるが、周囲は彼らが仲良くなることに猛反対。「人間は冷酷だ」とののしるゾンビたちと、「ゾンビは恐ろしい」と怖がっている人間たち。果たして二人の友情の行方は? ゾンビと人間はわかり合えるのだろうか?

世界中で分断が進み、多様な生き方が問われる現代。子どもも大人も読んではっとして、自分を見つめ直す。読後には、じんわりと温かい気持ちが残るハートフルストーリー。


著者紹介:德野有美(とくの・ゆみ)

構成作家、脚本家。主にテレビのバラエティー番組、またYouTubeにて構成作家として活動。NHK「となりのシムラ」で脚本家デビュー。趣味は昆虫を育てたり、貝殻を集めること。


昔のこと、ゾンビと人間が生き残りをかけて戦争をして以来、お互い別々に暮らしていた。それから200年余りたったある日、ゾンビの少女・ノノが森で遊んでいると、森にショッピングモールを造ろうと、人間たちが視察にやってきた。事情を探るため、スパイとして街の市長の部下の家に忍び込んだノノは、人間の少年・ショウと出会う。二人は気持ちを通わせ合い友だちになるが、周囲は彼らが仲良くなることに猛反対。「人間は冷酷だ...


おすすめコメント

~著者、德野有美より~

「物語の舞台は、隔てられたゾンビと人間の世界。2019年の暮れから2020年の春にかけて書いたこの小説は、ファンタジーとして書き始めたものでしたが、現実はどんどん物語に近づいてきている気がします。閉じられた小さな世界は居心地がよく、けれど息苦しい。そんな時代を生きる子どもから大人まで、すべての人に読んでほしいです。」

世界中で分断が進み、多様な生き方が問われる現代。子どもも大人も読んではっとして、自分を見つめ直す。読後には、じんわりと温かい気持ちが残るハートフルストーリー。NHK「みんなのうた」ミュージカル「リトル・ゾンビガール」の副読本や、夏休みの読書にもおすすめです。


~著者、德野有美より~

「物語の舞台は、隔てられたゾンビと人間の世界。2019年の暮れから2020年の春にかけて書いたこの小説は、ファンタジーとして書き始めたものでしたが、現実はどんどん物語に近づいてきている気がします。閉じられた小さな世界は居心地がよく、けれど息苦しい。そんな時代を生きる子どもから大人まで、すべての人に読んでほしいです。」

世界中で分断が進み、多様な生き方が問われる現代。子ど...


販促プラン

NHKみんなのうたミュージカル「リトル・ゾンビガール」の脚本家が、その世界観をさらにひろげて描くオリジナル小説。

分断が進むこの社会で、“他者を知ること”の意味を伝える心温まる物語。

【公演情報】

日生劇場ファミリーフェスティヴァル 2022 NHKみんなのうたミュージカル『リトル・ゾンビガール』

日生劇場×NHKエンタープライズ×東宝による初の共同企画・制作。 人里離れた森で暮らすゾンビの女の子・ノノと街で暮らす人間の男の子・ショウの小さな友情の物語です。 NHK「みんなのうた」から選ばれた、世代を超えて愛される名曲とともにお届けする、大人から子どもまで、みんなで楽しめるオリジナル・ミュージカル。2022年8月20日(土)より上演開始予定。


NHKみんなのうたミュージカル「リトル・ゾンビガール」の脚本家が、その世界観をさらにひろげて描くオリジナル小説。

分断が進むこの社会で、“他者を知ること”の意味を伝える心温まる物語。

【公演情報】

日生劇場ファミリーフェスティヴァル 2022 NHKみんなのうたミュージカル『リトル・ゾンビガール』

日生劇場×NHKエンタープライズ×東宝による初の共同企画・制作。人里離れた森で暮らすゾンビの女の子・ノノ...


出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784140057254
本体価格 ¥1,100 (JPY)

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NetGalley会員レビュー

🧟‍♀️ゾンビのような
🧛‍♀️ヴァンパイアの様な不思議なお話。
血は欲しがらないという意味では
ヴァンパイアではないですし
知性があり人の10倍時間をかけて
成長するという意味ではゾンビではない。
頭を打たれると死ぬという意味ではゾンビで
治癒能力が高く永遠の命を持つという
意味ではヴァンパイア。
組み合わせの妙ではありますが
噛まれてゾンビになると人間だった時の
記憶を失ってしまうという設定が
上手く生かされていて良かった👍
展開が読み易すぎるのはしょうがないかな⁉️😅

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家族、友だち、仲間との関係の中で起きる葛藤と、どう向き合っていくかを考えさせられるお話でした。
人間とゾンビの関係だけでなく、同じ人間同士、ゾンビ同士でも分かり合えないことがある。家族同士でもそう。
でも、分かり合えないからといって逃げてるだけでは、何も変わらない。むしろ悪化していくだけかもしれない。勇気を出して向き合うことの大切さを教えてくれた。
あと、お母さんが息子を気遣って「がんばらなくていいよ」というシーンは反面教師として胸に残った。実は息子の方は「がんばりたかった、がんばる姿をお母さんに認めてほしかった」と思っていた。子どもの気持ちを思いやっていたつもりが、自分の価値観を押し付けていただけかもしれない。子どもの表情や態度を見ながら、親として伝える言葉を選ぼうと思った。

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児童書なのに大人にも大切なものを思い出させてくれるような優しいお話でした。
挿絵も素敵で人間、ゾンビと人間の住む世界が広がり、ゾンビの少女ノノと人間の少年ショウの声が聞こえるようでした。 

ショウがクラスメイトに「だれかのすきなことを馬鹿にしないでください」と言った場面が印象に残りました。素直な気持ちを伝え相手と分かり合うことの大切さが伝わって来ました。

ゾンビと人間は心を通わせる事は出来るのか。
親子で楽しみながら、ノノやショウたちの言葉から相手の気持ちを思うことや、大切なものを守ることなどのメッセージを受け取ってほしいです。

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大人にも読んで欲しい児童書!
分かり合えないのは人間とゾンビだけではなく、家族や友達とだってきちんと話し合わなければ理解し合って受け入れることはできない。
話し合う事の大切さ、暴力や争い事では何も解決しないことなど、子供にもわかるように優しい言葉ではっきりと書かれています。
自分とは違う相手を知る事は大変なことで、信じるとなるともっと大変で。でも勇気を持って歩み寄ろうとするゾンビのノノと人間のショウの姿がとても良かったです!
周りのお友達や大人達も結局はみんな良い人達で、読んでいて温かい気持ちになれました。
素敵な作品をありがとうございました!

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戦争が起こる理由を、街の開発や人間とゾンビの対立に置き換えた物語になっていて、人間の利己主義や無理解、恐怖心や疑心暗鬼も、とても身近な感情として受け止めることができました。それは誰にでもある感情で、でも今に生きる私たちは、誰かから奪うのではなく、工夫したり助け合うことで生活を豊かにしたり、情報を得たり、直接交流したりすることでお互いを理解したりすることを知っているはずです。本当に、この物語のような幸せで平和な世界になることを願うばかりです。

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ゾンビはむやみに人間を襲わない。一方が一線を越えることで保たれていた平和が崩壊する、まさに今世界で起こっていることをあらわす寓話。相手を知ること・理解しようとすることが必要な現代社会で、相手と対話することなく悪と決めつけるのでは戦争は終わらない。こういった作品のテーマを物語やミュージカルの形で未来を担う少年少女に訴えかけるのはすばらしい。

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愚かしい戦争が毎日のように報道されている今、他者を理解することの意味を考えさせられました。暴力によっては何も解決しないことがここでもはっきりと描かれています。ゾンビの少女ノノと人間の少年ショウの、ぶつかり合い、信頼を揺らがせ、相手を憎むその過程の心の動きがリアルで、わたしたちの日常にも誤解や独り合点で、相手をまともに見ていない状況が散見されることに気づきました。葛藤を超えて、話し合うこと、わかり合うこと、認め合うことの大切さを感じました。人間もゾンビも、共に生きるものとしてお互いの立場を尊重するというところに着地できたのは、みんなが角度を変えて、お互いを責める気持ちを見直したから。大人たちを巻き込んだノノたちのパワーがいじらしく、熱く迫ります。

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ゾンビと人間は共存できるのか?
絶滅したはずのゾンビたちは森の奥でひっそりと人間に見つからないように暮らしていた。
その森が開発のために伐採されてしまうことに。

多様性をどう受け止めるか感がることができる一冊。
ゾンビを別の何かに置き換えてみたい。

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