裏切り

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刊行日 2022/06/30 | 掲載終了日 2022/06/30

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内容紹介

〈上巻〉

元警部の父親が惨殺され打ちのめされたロンドン警視庁女性刑事の悲しみ。最後の最後まで読者は裏切りの数々に翻弄されることになる。ドイツで160万部超の大ベストセラー! 


〈下巻〉

人里離れた農場で起きた監禁事件と、元警部殺しはどう関わるのか? 10月発売にもかかわらず、その年の年間売り上げ第1位に輝いた、ドイツミステリの女帝による傑作! 

〈上巻〉

元警部の父親が惨殺され打ちのめされたロンドン警視庁女性刑事の悲しみ。最後の最後まで読者は裏切りの数々に翻弄されることになる。ドイツで160万部超の大ベストセラー! 


〈下巻〉

人里離れた農場で起きた監禁事件と、元警部殺しはどう関わるのか? 10月発売にもかかわらず、その年の年間売り上げ第1位に輝いた、ドイツミステリの女帝による傑作! 


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出版情報

発行形態 文庫・新書
ISBN 9784488211103
本体価格 ¥1,200 (JPY)

閲覧オプション

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NetGalley会員レビュー

世界最大級の警察組織・ロンドン警視庁で爪弾きにされている冴えない女性刑事が、定年後も慕われる元警部である父の惨殺事件を追及するクライムミステリー。
被害者と近い存在だからこそ意識が向かない登場人物たちの心理を利用し、巧妙に鏤めた糸口から目を逸らすよう誘導する展開に何度も裏切られる。正しさを求めるあまり息苦しくなる人間模様がとても印象的。

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次は次は、と休む間ももどかしくなる一冊に出会えた。ノン・ストップの緊迫感が麻薬のように気分を高揚させるとはこのことか。警察グループ、被害者関連、子供の1日の気分の変調まで、どの階層の生活も丹念に書き上げられて、雲のような微かな手がかりが少しずつ垣間見えたと思ったら、また雲に隠れてしまう焦燥感が終始続く。膨大なページ数が全く気にならない新たな名作。

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吐露できない気持ちのほとんど全てを共有しました。表に出すことをあきらめていた気持ちばかりです。自分にはどうしようもない渦に巻き込まれて、気づいたら大切な家族まで巻き込んでいて、全力で抜け出そうとしたのに精一杯心を尽くしたのに、また選択を間違えたことに絶望する……その気持ちを、行動を、自分自身では言語化することができなかった部分まで詳らかに書き込まれていました。
そして、その全てが集約された最後の文。
そうだ、私の手に、私の人生は、今、ある。そう思わせてくれる小説でした。

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初めて読む作家の作品でしたが最初から引き込まれました。
主人公ケイトはスコットランドヤードに勤務する刑事でありながら友人も恋人もいない孤独な私生活。自己肯定感も低く見た目も冴えず、彼女の心の安らぎは実家の父親だけ。
その父親が無残な方法で斬殺されたことからストーリーが動き出すのですが
最後までスリリングな展開に目が離せず、タイトルの「裏切り」も言い得て妙だと思いました。
傷心のケイトが立ち直っていく様に応援したくなりました。

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上下巻と長かったが、あっという間に読んでしまった。
翻訳が素晴らしい。すごくすっと頭に入る訳し方で普段どうしても翻訳本は日本語がなんとなく翻訳っぽさがあり読みにくく避けがちなのですが、すごくわかりやすく自然ですごく良かった。
あとがきを見るとどうやらこの物語はケイトを主人公にしてまだ続きがあるとのこと。浅井晶子さんの翻訳ならばまた読みたいと思いました。
特にサミーとその養父母が閉じ込められてしまうシーンは本当にこっちものどがからからになるほど緊張した。
犯人を推理することは難しいけれど、面白い物語でした。
イギリスの地理にあまり明るくないので、時々地図を検索しながら読んだ。裏表紙もしくは最初の方のページに地図が書いてあるともっとわかりやすいなと思う。

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