サイレント・アース

昆虫たちの「沈黙の春」

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刊行日 2022/08/30 | 掲載終了日 2022/08/29

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内容紹介

昆虫がいなければ、世界は成り立たない!

地球上のあらゆる生き物は、昆虫なしでは生きられない。もちろん人間も例外ではない。この100年足らずの間に昆虫の75%が減少したと言われている。DDTなど、農薬の生物に与える毒性を訴えたレイチェル・カーソンの『沈黙の春』から半世紀、人間はより毒性の強い薬物を地球に振りまいている。昆虫の減少は、虫好きの人にとっての悲しみであるだけでなく、虫嫌いの人を含む全人類の豊かな暮らしをも脅かす。作物の受粉、他の生物の栄養源、枯葉や死骸・糞の分解、土壌の維持、害虫防除など、様々なかたちで昆虫は人間の生活を支えているのだ。そして今、昆虫たちは私たちの助けを必要としている。私たちひとりひとりができる、危機を食い止める具体的な行動指針を示す、現代人必読の書!

昆虫がいなければ、世界は成り立たない!

地球上のあらゆる生き物は、昆虫なしでは生きられない。もちろん人間も例外ではない。この100年足らずの間に昆虫の75%が減少したと言われている。DDTなど、農薬の生物に与える毒性を訴えたレイチェル・カーソンの『沈黙の春』から半世紀、人間はより毒性の強い薬物を地球に振りまいている。昆虫の減少は、虫好きの人にとっての悲しみであるだけでなく、虫嫌いの人を含む全人類の豊...


おすすめコメント

多くの人は虫が嫌いでしょう。都会の人の身近にいるのが、ハエ、ゴキブリ、蚊などであることを考えるとわからなくはありません。でも、昆虫たちをよく見れば、その生態の不思議、形や色の美しさ、並み外れた能力などに圧倒されるでしょう。そして彼らが地球の命すべてを支えていることを知れば、神々しささえ感じるはず。著者はそれでも、みんなが虫を好きになるべきだと強要することはありません。「好きにならなくてもいいから、せめて自分が大切に思っているものと同じくらい、昆虫を尊重してほしい」と静かに、でも強く、昆虫への愛を表明しています。読後は昆虫が愛おしくなり、彼らのために何かしたいと思うようになっていることでしょう。

多くの人は虫が嫌いでしょう。都会の人の身近にいるのが、ハエ、ゴキブリ、蚊などであることを考えるとわからなくはありません。でも、昆虫たちをよく見れば、その生態の不思議、形や色の美しさ、並み外れた能力などに圧倒されるでしょう。そして彼らが地球の命すべてを支えていることを知れば、神々しささえ感じるはず。著者はそれでも、みんなが虫を好きになるべきだと強要することはありません。「好きにならなくてもいいから、...


販促プラン

注文書が下記よりダウンロードできます。

https://shoten-pr.nhk-book.co.jp/news/n48187.html

「今、昆虫たちはあなたの助けを必要としている」

昆虫がいなくなれば、世界は動きを止める。

人類の暮らしを守るための、現代人必読の書!

注文書が下記よりダウンロードできます。

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「今、昆虫たちはあなたの助けを必要としている」

昆虫がいなくなれば、世界は動きを止める。

人類の暮らしを守るための、現代人必読の書!


出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784140819104
本体価格 ¥2,500 (JPY)

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NetGalley会員レビュー

昆虫が大嫌いな私でしたが、あらすじに惹かれ読んでみました。
昆虫がいかに重要な存在であるかということが分かり勉強になりました。あっ、嫌いから苦手くらいにはなりました(笑)
確かに最近、昆虫が少なくなったなと作品読んで思い出しましたが、それだけ環境が崩れている現実をそろそろ真剣に向き合わなくてはいけないと思いました。昆虫が生き延びる事ができなければ、いずれ人間も生き延びる事が困難になる日がくるということですものね。
読んで良かったです。

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研究者である著者の昆虫愛がひしひしと伝わってきました。
どのページからも。。
昆虫が大事な理由も、データとともに熱く書かれていて共感します。
危機的状況が語られますが、著者の考え方や姿勢が爽やかな読後感を与えてくれました。
時間をゆっくりかけて、もう一度じっくりと読みたい本です。
日本の生物多様性対策に尽力される五箇公一さんの「あとがき」が秀逸でした。

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NHK「昆虫すごいぜ!」で、カマキリ先生こと香川照之氏が「人間よ、昆虫に学べ!」と毎回訴えているけれど、NHKスペシャル「昆虫やばいぜ!」で紹介された昆虫減少の状況には、背筋が寒くなった。
本書はNHKスペシャル「昆虫やばいぜ!」の内容を裏付けるデータがグラフや表で明示され、専門家による解説も丁寧で、地球環境にとっていかに昆虫が必要か、よくわかる内容となっている。
加えて、豊富な図版や写真、昆虫好きにはたまらないマニアックな情報満載で、昆虫の豊かな世界を堪能できる。ツノゼミのユニークな姿、光キノコバエの作る幻想的な光景を見たら、虫嫌いな人でも思わず見入ってしまうこと請け合い。
虫の羽音がしない「沈黙の春」がくる前に、全人類が読むべき一冊。

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筆者の言葉が、まっすぐに届く感覚のある本だ。
沈黙の春のその先、深刻で愚かで腹立たしく、でもどうしようもなく身に覚えのある人の振る舞いの数々を糾弾し警告しているにもかかわらず、絶妙なユーモアが織りまぜられていて、耳に痛いのに受けとめやすいのだ。
マジメに論じながらも、ところどころで呟かれる心の声が、重たい話を軽やかに彩る。
読む力のある生徒なら、中学生から興味をそそられながら読めると思う。興味の幅を広げる余地のある学校の図書館でこそ、おすすめしたい本だ。

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筆者の昆虫愛がひしひしと感じられる一冊です。
 フィクションは好きになれないという人におすすめです。
 昆虫は苦手だけど、いなくてはだめなんだと改めて感じさせられました。少しはおおらかな目で彼らをみることができるようになるといいな。

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ここ、NetGalleyにて拝読した、ノルウェーの昆虫学者、アンヌ・スヴェルトルップ=ティーゲソンの『昆虫の惑星』でも、北アイルランドの若きナチュラリスト、ダーラ・マカナルティの『自閉症のぼくは書くことで息をする』でも、再三、昆虫の急激な減少による生物多様性が崩れつつあることを訴えていた。ダーラなどは腹に据えかねる憤りをストレートにぶちまけていた。
本書もまた細かなデータをもとに、世界中で昆虫が危機的状況にあることを憂え、警告を鳴らす。集約的農業による農薬の危険性、残留することであらゆる生き物にそれが及ぶことの恐ろしさに筆を割く。昆虫、この愛らしい生き物の未来を守れるのは人間だけだというのに。
なんとも背筋の寒くなる現実に目を向けなければならないのに。
開発と発展という名の破壊が憎い。

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一般的には嫌われ者である虫にフォーカスした本作を読んで、何一つとして必要でない存在はいないのだと改めて実感しました。
著者がコラム中で紹介する虫の生態はどれもユニークで個性に溢れていて、面白いです。
農薬部分の記述は、食生活に興味がある人も必見だと感じました。
データに基づいて紹介される事例の数々は、予想はできてもそれを上回るほど深刻なもので、些細なことからでも行動を変えていきたいと考えさせられます。
読む前後で虫への見方、ひいては世界への見方が変わる本でした。

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沈黙の春Silent Spring
が世に出たのが1962年。
なぜこれほどまでにレイチェル・カーソンと彼女のこの本(それ以外の著作も)のことを頻繁に聞くのか、を考えるとそうか、何周年、という節目なのか。
しかしもちろんそれだけではない
「DDTを始めとする殺虫剤や農薬などの化学物質の危険性を訴えた作品」とwiki
には出ているが、まさにこのこと、が今話題になる必然性は十分に誰しも感じられることだろう。
タイトルからして既にオマージュだとわかる。
相当分厚い本で、著者は生物学の教授で、特に昆虫が専門。
英語からの翻訳。ドイツ語版もあるStumme Erde: Warum wir die Insekten retten müssen。
言葉の声を超えられたら、読んだもの同士で話ができる。
否、読んだものどうしでなくても、関心がある人がいれば話ができる。
そんなことを感じさせてくれる本だった。
長いが、説得力も(詩的な)表現力もあり、引っかかるところがなく読める。わかりやすい。興味関心さえあれば、非常に面白く読めることだろう。
以下に友人たちに宛ててのつもりで最初に書いた文章をあげる。
「今読んでいる本が、昆虫をテーマにした本なのだが、そこで何度も挙げられる研究として、ドイツでの観測で、とある場所での昆虫の数の明らかな減少を示すデータがあげられているのだが」
と問いかければ、そのテーマに興味のある読者は即座に
「Krefelder Studie のことだな
と言われました。
この話から始まって身近なところ、ここだとホームセンターでラウンドアップ大量に並んでいるよ、EUではどうなってる?規制されてる?と言う話にも発展します。
そんな「綺麗事でもない勉強でもない、身近な差し迫った話」として捉えるべきこと、が沢山書かれている良書です。
長くなりましたが良書です。


参考‘
The Entomologischer Verein Krefeld (EVK) is an entomological society based in Krefeld, North Rhine-Westphalia, Germany. Founded in 1905, it keeps meticulous records and specimens of the area's insects, a collection curated since 1987 by entomologist Martin Sorg.[1][2]
The EVK is known in particular for a study it conducted, published in PLOS One in 2017, that demonstrated a 75 percent decline in flying insect biomass in 63 nature reserves in Germany between 1989 and 2016.[3][4] The paper became the "third most frequently cited scientific study" of 2017 in the media, according to The Economist.[5]


欧文でも感想をメモしました。興味のある人のところに届きますように。
Ein sehr umfangreich informatives Buch!
Neulich habe ich mit einem deutschen Bekannten über das Thema gesprochen, dabei habe ich das Buch erwähnt, das ich gerade las. Darin befinden sich mehrere Angaben bezüglich einer Studie in Deutschland, die deutlich auf den Rückgang der Anzahl der Insekten in einer bestimmten Gegend in Deutschland hinweist.
Der Gesprächspartner, der sich mit dem Thema sehr gut auskennt, erwidert sofort. Da es hierbei glücklicherweise sehr schön zusammengefasst ist, erlaube mir, im Nachfolgenden ein bisschen zu zitieren. Ja, wir haben über Pestiziden geredet, die bei uns erstaunlicherweise sehr einfach erhältlich sind. Das Thema geht darüber hinaus, alles hängt zusammen. Der Autor dieses Buchs ist Biologieforscher, Professor von der Sussex Uni, GB, sein Thema ist u.a. Insekten (siehe Auszug aus dem WIKI).

(Zitat) „Du hast Recht, die Menschen wurden über solche Mittel nie umfassend aufgeklärt, dazu kommt, dass unsere Gesellschaft in der Regel eine so große Distanz zur Natur, den Zusammenhängen des Ökosystems (Nahrungsketten, Bestäubungsleistungen, ...) hat, dass man es sich selbst kaum erschließen konnte. Ich habe Dir ja vor einiger Zeit schonmal die Krefelder Studie genannt - u.a. dort wird klar, dass der Einsatz von Pestiziden (z.B. Glyphosat/ Roundup) neben dem Entfall von Lebensräumen eine der schwerwiegendsten Gründe für das Insektensterben sind. Vermutlich wirst Du diese Zusammenhänge kennen, bzw. in Deinem Buch erläutert bekommen“
Besten Dank.

Die Erklärung ist mir immer verständlich, wir dürften dann darüber gemeinsam nachdenken, und, mir ist wichtig, dass ich darüber mit meinen Kindern sprechen kann, ganz locker.
Ich sage oft, meine deutschen Bekannten sagen neulich so, was haben wir hier in Japan, denken wir nach, ein interessantes Thema!
So läuft meistens unsres Gespräch beim Essen.
Ganz locker, nicht zum Lernen, sondern zum Spass.
Meine Kinder sprechen kein Deutsch, aber ich will ihnen natürlich gern erzählen.
Dabei achte ich immer: Das ist ein Beispiel. Wahrscheinlich sagen Eure Lehrer hier etwas anderes (in Japan), das ist immer gute Gelegenheit, vergleichen zu können. Schließlich kann man damit viel Gedanken machen. Es geht nie darum, nie, richtig oder falsch.
So sage ich zumindest meinen Kindern. Und das macht Spass!

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昆虫をないがしろにしてはいけない。
人間よりもはるか昔から存在し、人間よりもはるかに数も多い、そんな昆虫を邪魔ものだなんて思っていたら、人間が痛い目に合う。
食料危機も救ってくれるかもしれない昆虫についてもっともっと知っていきたい。

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