あくまとけしのみ

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刊行日 2022/10/24 | 掲載終了日 2022/10/24

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内容紹介

スロバキア在住の作家が、地域につたわる言い伝えから想像を大きくふくらませて創作した、楽しい物語。

ページを開けば、子どもも大人もわくわくする、真夜中の冒険の始まりです。


「真夜中12時ぴったりに、教会の十字架のまえで、鉄のくぎを1本もつかっていない3本足の木のいすにのると、あくまがあらわれる。そのとき、あくまの大好物のけしのみをまきながら逃げると、あくまはけしのみを拾うのにむちゅうになって、追いかけてこない、という話だ。」

おじいちゃんからこんな言いつたえを聞いたぼくは、夜中にこっそり家を抜けだして、教会へむかった。いすにのって、12時の鐘の音を待つと——なんと、本当にあくまがあらわれた! でも、このあくま、なんだかちょっとへんなんだ。「うえーん、まってよぅ、けしのみいっぱい食べたいよぅ」なんて、泣くんだもの。

それでぼくは、あくまにもっといいものをごちそうするために、とっておきの場所へ案内してあげたんだ。

村の家並みやこぢんまりとした教会などが丁寧に描きこまれ、中欧の雰囲気がたっぷり味わえます。

スロバキア在住の作家が、地域につたわる言い伝えから想像を大きくふくらませて創作した、楽しい物語。

ページを開けば、子どもも大人もわくわくする、真夜中の冒険の始まりです。


「真夜中12時ぴったりに、教会の十字架のまえで、鉄のくぎを1本もつかっていない3本足の木のいすにのると、あくまがあらわれる。そのとき、あくまの大好物のけしのみをまきながら逃げると、あくまはけしのみを拾うのにむちゅうになって、追いかけて...


出版社からの備考・コメント

【ご注意下さい】
ここに掲載している作品データは刊行前のものです。刊行までに内容の修正があり、仕様の変更がある場合もございますが、ご了承下さい。

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ここに掲載している作品データは刊行前のものです。刊行までに内容の修正があり、仕様の変更がある場合もございますが、ご了承下さい。


販促プラン

【著者紹介】

作・絵 洞野志保(どうのしほ)

1977年北海道生まれ。スロバキア在住。女子美術大学美術学科洋画・版画コースを卒業後、2004年から2006年までスロバキアのブラチスラヴァ美術大学に留学し、ドゥシャン・カーライ教授のもと版画学科サプリメンタルコースで学ぶ。2010年に、スロバキア民話を再話した初めての絵本『まるきのヤンコ』(福音館書店「こどものとも」)を出版。自作の絵本『ターニャちゃんのスカート』『いぶくろ』(どちらも「こどものとも」)『きつねどん』(ビリケン出版)のほか、絵を担当した作品に、童話『せなかのともだち』(萩原弓佳・作、PHP研究所)、絵本『キツネくんとツルくん』(木坂涼・作 PHP研究所)がある。


【著者紹介】

作・絵 洞野志保(どうのしほ)

1977年北海道生まれ。スロバキア在住。女子美術大学美術学科洋画・版画コースを卒業後、2004年から2006年までスロバキアのブラチスラヴァ美術大学に留学し、ドゥシャン・カーライ教授のもと版画学科サプリメンタルコースで学ぶ。2010年に、スロバキア民話を再話した初めての絵本『まるきのヤンコ』(福音館書店「こどものとも」)を出版。自作の絵本『ターニャ...


出版情報

発行形態 ハードカバー
ISBN 9784033502403
本体価格 ¥1,300 (JPY)

閲覧オプション

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NetGalley会員レビュー

イラストもお話も、悪魔が出てくるとは思えない、とても可愛らしく優しい絵本です。
外見や立場、評判などで人を判断せず、きちんと本質を見つめて向き合うという、大切なことを教えてくれる一冊です。

ただ、読んでいて悲しいことに感じてしまったのは…
安易に信用するのは危険。ということ。
このような絵本で子どもたちにきれいな心を育んでもらっても、違うところでは、そういうことも教えなくてはならないような世の中であることが悲しいです。

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つくづく思う。出会いというものは何かを変える力を持っているものだと。
好奇心から悪魔を呼び出しに行ったぼく。ことばを交し、いっしょに遊んで心を通わせる。密やかな夜の時間。
幻想的な絵がその秘密をいっそう匂い立たせる。再会の約束はぼくと悪魔を繋ぐ糸。
楽しかったという記憶がぼくをこの先の時間にきっと向かわせる。緩急自在な展開にどきどきさせられました。

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怖そうなタイトルと表紙の絵で、どんな内容なんだろう?とドキドキしました。読んでみると絵はとても優しくてきれいで心があたたかくなるようでした。本の内容もびっくり。全然怖くないんですね。やさしい友達に会えてよかったね!と笑顔で終われるお話しでした。

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ブルーがかった絵がとってもいい。この雰囲気が好きです。
悪魔がわるいやつじゃなくて、こどものあくまで、なんだかほっとして、楽しくなってしまいます。
ラストにひとひねりがほしかった気もするけど、楽しいひとときは、あんがいこんなものかもしれませんね。
外国の作家さんが描いた絵本みたいで、この作家さんは、これから、もっともっといい絵本を描いていくんだろうなあと思いました。

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ダメなことをすると痛い目にあうぞ、
という感性からいうことを聞かないとという前提で読み始めると、
なんだか怖い本が、だんだん楽しく優しい感じになってくる。
センダックの本を読んでいると、暗くて因果応報の感じだけれど、
そういった雰囲気で読み進めるものの楽しくてやさしい。
あくまの好きなものと交流楽しさの共有。
分かり合える悪魔が現実でも多くいるといいのになあっていう希望ももらえる本です。

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けしの実ケーキ
と検索するとこの絵本の最初に出てくるようんな、渦巻き模様のケーキが出てくる。美味しそうだ。食べてみたい。
著者はスロバキア在住でそこで美術を学んだ方。
いろいろいわくがありそうな、ケシ、表紙を飾るポピーの花。
美味しそうなケーキ。そしてあまり怖くない悪魔。
けしの実と悪魔の伝説はきっと当地に語り伝えられてきたものなのだろう。
楽しいお話でした。

幽霊の正体見たり枯れ尾花
という言葉をも思い出した。

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