影と踊る日

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刊行日 2022/12/05 | 掲載終了日 2022/12/15

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内容紹介

おまえは出来は悪いが、うちの娘だ

認知症の高齢女性を助けた青年が水死体で発見された。
鈴山澪は事件の背後に悪名高い刑事の存在を探り当てる。
不審な動きを見せる刑事は何を追っているのか?
特殊詐欺の闇を抉り出す渾身の警察小説!



思いつめたら突き進む“跳ねっ返り”女性警察官の真情。

新潟県警に勤務する鈴山澪は地元のテレビ番組で、特殊詐欺対策啓蒙コーナーを担当している。共演者の麻子は、恋人を詐欺被害で亡くしていた。ある日、麻子は生放送で、未だに捕まらない犯人への憎しみを口走って炎上する。
一方、澪の友人で、大雪の日に認知症の高齢女性を保護して表彰された青年がいなくなる。その件に絡んで謹慎となった澪は行方を探し、富山の海岸で変わり果てた姿を目にする。辿り着いた防犯映像には暴力団との交際が噂される刑事が。警察組織に背を向けて事件を追う澪は、いつしか、封印した自らの過去に踏み込んでいくことに――。

新潟を舞台にした新たなる警察小説。




おまえは出来は悪いが、うちの娘だ

認知症の高齢女性を助けた青年が水死体で発見された。
鈴山澪は事件の背後に悪名高い刑事の存在を探り当てる。
不審な動きを見せる刑事は何を追っているのか?
特殊詐欺の闇を抉り出す渾身の警察小説!



思いつめたら突き進む“跳ねっ返り”女性警察官の真情。

新潟県警に勤務する鈴山澪は地元のテレビ番組で、特殊詐欺対策啓蒙コーナーを担当している。共演者の麻子は、恋人を詐欺被害で亡くしていた。...


出版社からの備考・コメント

★校了前の仮データを元に作成しています。刊行時には内容が若干異なる場合がありますがご了承ください。

発売前の大切なゲラをご提供させていただいております。弊社では、下記のような方からのリクエストをお待ちしております。
○発売に向けて、一緒に作品と著者を応援していただける方
○NetGalleyへレビューを書いてくださる方
○自分には合わない内容だった際、どういったところが合わなかったかなど、建設的なご意見をくださる方

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おすすめコメント

企業の危機管理や情報工作を担当する女性を主人公に現代のビジネス界の闇を描いて江戸川乱歩賞を受賞した『ノワールをまとう女』の神護かずみさんの新作は、新潟という地方都市を舞台にした警察小説となりました。
特殊詐欺対策のキャンペーンを担当する女性警察官が、失踪した友人の青年の行方を已むにやまれぬ思いで組織の意向に逆らっても探り続けるうちに、思いがけない背後関係を知って否応なく自分の過去に向き合うことになり、さらなる事件にぶちあたるという息も継がせぬミステリーです。
もがき苦しみながら成長していく新たなヒロインを描いた物語を、どうかご一読いただければ幸いです。

企業の危機管理や情報工作を担当する女性を主人公に現代のビジネス界の闇を描いて江戸川乱歩賞を受賞した『ノワールをまとう女』の神護かずみさんの新作は、新潟という地方都市を舞台にした警察小説となりました。
特殊詐欺対策のキャンペーンを担当する女性警察官が、失踪した友人の青年の行方を已むにやまれぬ思いで組織の意向に逆らっても探り続けるうちに、思いがけない背後関係を知って否応なく自分の過去に向き合うことになり...


販促プラン

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著者・担当編集ともに楽しみにお待ちしております。

発売前作品のため、ネタバレや、読書メーターやブクログなどNetGalley以外の外部書評サイトで発売前にレビューを投稿することはお控えください。

ご協力の程、何卒宜しくお願い致します。

★★★★★

作品の拡材や指定配本をご希望の書店様は

恐れ入りますが<講談社 第五事業販売部>まで直接お問合せをお願い致します。

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出版情報

ISBN 9784065291788
本体価格 ¥1,850 (JPY)

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NetGalley会員レビュー

初読みの作家さんでした。主人公澪は新潟県警に勤務する警察官。地元のテレビ番組で特殊詐欺対策を市民に呼びかける啓蒙活動をこなしている。この番組で共演している老齢の女性に係わる詐欺事件と、澪の知り合いで認知症の老人を保護して、警察に表彰された青年が行方不明になり、事件性を感じる澪がその行方を探し始める。
2つの事件を手繰り寄せたときに、展開がスピードアップとなり俄然面白くなりました。澪自身の秘密は前半から予想できていたので、最後の驚きはなかったです。あと一捻りがあればなぁと、欲張ったことを思いました。

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この本で出会った作家さんです。一昔前によく読んだ昭和の硬派な推理小説のようで(表紙も昔よくあったような感じです!)、読んでいてその先に何が待ち受けているのか、サスペンス風味も存分にあり、ワクワクしながらの読書タイムでした。次作を楽しみに待ちたいと思います。期待以上の力作でした。

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過去も含めた人間関係が複雑に絡み合っていて、読み応えのある作品でした。
女性警察官の鈴山澪が自ら封印している過去、特殊詐欺の被害に遭った人たちのその後、警察関係者の動き、中でも、コワモテの桑島や澪の上司の森田、市来、同僚の廣田、新潟県警のメンバーも現し方は違えど、澪への思いやりがあって、仲間っていいなあと思えました。友人の舞との仲も元に戻って一安心でした。
自分の過去と決着をつけた澪の活躍に期待します!

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冒頭のシーンで、主人公の女性警察官     澪がショートカットのうなじをがりがりと掻いて、後輩に「ワイルドな癖、いい加減にやめましょうよ」と言われる。このような身体感覚に根ざした描写が巧みで、夢中になって読み進めた。そして読み返して、緻密な伏線のはりかたに驚かされる。
「人は誰しもひとつの顔で生きているわけではない」
 表の顔、影の顔。表が偽りというのではなく、表裏一体となって人というものがある、そんなことを考えさせられるミステリーだった。
 ストーリーについて語りだすと一時間でも語れそうだが、一切ネタバレなしでまずは読んでほしい。

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新潟を舞台にしたミステリ。地名が頻繁に出てきて、新潟の中でも地域ごとの特色も絡めながら物語を展開されているのが緻密な筆だなとまず感じた。著者は新潟の出身なのかと思ったらそんなことはなかったのだが。新潟に土地勘があったらもっと情景が思い浮かんだろうな、と思った。
人物描写が丁寧なので話に入りやすく、登場人物たちのそれぞれに背負う過去が透けて見え始めてからの疾走感。
江戸川乱歩賞を受賞した、神護(じんご)かずみ氏。
力作でした。本作が出会いなので、存じ上げなかったのですが、読後に少し検索をして初めて男性だと知りました。

読ませていただき、ありがとうございました。

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新潟県警の生活安全課の女警が主人公。かつて徘徊した老女を助けた知人が失踪。女警ならではのやっかみや苦悩と並行して、自身の生い立ち(影)が随所に描かれる。よくある謹慎中の独力での捜査だが、後半に入ると事態は急展開。特殊詐欺の主犯と従犯の設定や、マル暴との対峙、遺書のところなど盛り込み過ぎて終盤の着地がやや強引に感じられた。星4.5

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読み応えがある作品でした。報道にも頻繁に出てくる詐欺事件を題材にしていた事もあり、重たい話しにも関わらず結末が早く知りたくて熱中して読みました。
過去のトラウマが消えることなく今だに苦しんでいた澪、麻子に対して心苦しかったです。どちらも逃げれない小さな子どもだったから。
結末は予想してなかった(麻子の行動)けど、幼少期の時に澪の家に手紙を置いた人物あたりの話のくだりのときに大西怪しいとなっていました。麻子が温泉行くと言ったときに、澪にかけた言葉を読んだ時は「麻子自殺するんだな」と思って読み進めていたので後半の手紙で色々驚きました。
私的に欲しかった内容があって、澪と桑島とのその後を描いて欲しかったです。入院後、複雑な関係がどうなったのかなどあると更に読み応えあったなと感じました。

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どんな結末を迎えるかと最後まで手に汗握って読みました。澪のように痛みを知る人間の方がきったなよい警察官になってくれると思う。上司や同僚、友人に恵まれていて良かった。どの道を選んでもこの先澪はめちゃくちゃ頼りになると思う。命を手放すラストでなくてホッとしました。

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神護かずみさんはお初の作家さんです。

新潟県警の生活安全部に勤務しテレビでは特殊詐欺対策啓蒙コーナーを担当する鈴山澪。
恋人を詐欺被害で失った麻子はその番組上で犯人への恨みを叫ぶ。
澪の友人で認知症の高齢者を保護して表彰された青年が失踪、富山の海で変わり果てた姿で発見される。
澪は真相を追い…という警察小説。

刑事が主人公というのは多いけど警察官が主役というのは珍しい。澪も何やら複雑な過去を持っているというのは序盤から匂わせるが…。
それにしても恋人でもない青年が変死したからとここまでやるか?という感はある。そしてここまで思い付きと推測だけでは本来上手くいく筈もないがまぁそこは小説のいいところという事で。

澪の友人の舞が最後にいい仕事してくれました。

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初読みの作家さんだったがとても読みやすく、面白かった。高齢者を狙った詐欺を土台に『地獄』を経験した様々な登場人物達。あまりに不幸の連続に気持ちが塞いでくるが、主人公である跳ねっ返りの女性警察官の周囲の人達がとても暖かい。いかにも『嫌な奴』的な人程実は優しいのかも。主人公の抱える闇を何とか明るい場所へ導こうという作者の思いにも感じる。年配者や子供が餌食となる犯罪や虐待は本当に許し難い。被害者本人だけでなく近しい人たちをも不幸にしてしまうのだから恐ろしい。

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はじめて読む作家さんだから少し構えてしまったが、文体というのか読みやすくてサクサク。高齢者の問題は大切。しかし、これはあまりにも定番というのかありがちというのか無難というのか、中盤かぎからは速読で流した感じでした。

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ヒロインである女性刑事の友人が行方不明になり、その捜索を始めたことから特殊詐欺事件へと繋がってゆく。
特殊詐欺事件に巻き込まれた人たちの悲劇の連鎖がとてもリアルに描かれている。本当にどうしてこんな事件が次々と起こり、騙される人が後を絶たないのか?切実な問題なのに全く解決しないもどかしさを感じてしまう。
また、ヒロインも悲惨な過去を背負っている。組織の論理に絶望しながらも、複雑に絡み合った事件と人間関係を紐解いてゆくヒロインの勇気に脱帽する。

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『影と踊る日』

高齢者を助けて表彰された青年が行方不明に…彼は以前、高齢者を狙う特殊詐欺に加担していた?生活安全課女性警察官の主人公が真相を追うが、水死体となって発見され…事件が思わぬ方向に、自身の過去とも向きあうことにもなり…

事件を捜査しながら、自分の重い過去にも向き合い成長していく姿がかっこよかった。誰しも表があれば裏もある。光が当たる場所には影が出来る。裏や影の自分に気付きどう闘っていくか。

著者の作品は物語の中で確かに人物が生きて生活している姿がしっかりみえる。魅力ある主人公で次回作も期待。

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テレビに犯罪防止の啓蒙コーナーを持つ女性警察官という設定がユニーク。一般の人に顔を知られていることが操作に有利に働くこともあり、不利に働くこともあるあたり、なかなか面白い。
ここのところ続けて女性警察官が主人公のミステリを読んだが、警察という男社会でなんとか生き抜く女性主人公は魅力的。なので女性警官もののドラマも多いのだろう。

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認知症の女性を助けて警察に表彰された青年は頑なにその写真の掲載を拒んだあと、突然失踪した。人は誰かと向き合うと自然にその人との関係性の仮面をつける。仮面の下が本当の自分に思えるがその一面だけだろうか。私は全ての仮面を繋げた球体的な感じで光が当たれば影もできるように良い面もあれば悪い所もあってその方が人間的で好ましいと思う。だけど、安易な一時の選択で足元が影で見えなくなったら明るい方へ戻りにくくなる一方だと一連の闇バイトとこの本を読んで思った。

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地元警察のアイドル的存在の澪は、実は人に言えない過去から目を反らして生きてきた。ある事件の真相を追ううちに、自分の過去と向き合わなければいけなくなる。出てくる登場人物たちの多くが影を内包しているので、その影の存在が物語の進行と共に明らかになっていくにつれて、重苦しさで胸が締め付けられそうになった。特殊詐欺やLGBTQ問題、虐待など、負の連鎖が続きすぎて、やや食傷気味に。それでも、自分の影の部分を認め、共存していく覚悟を決めた澪を応援せずにはいられなかった。

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