すきだらけのビストロ

うつくしき一皿

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刊行日 2023/03/13 | 掲載終了日 2023/04/03

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内容紹介

「Bunkamura」ウェブサイトにて連載され、<芸術×食>のドラマで話題を呼んだ作品が書籍化!

・・・・・

イルミネーションに飾られた小さなサーカステントにキッチンカー、お腹がぐうと鳴るいい香り。それらに出会ったあなたは運がいい。

そこは期間限定で現れる幻のビストロ「つくし」。

猫を思わせるギャルソンとシロクマのようなシェフが、あなただけのスペシャリテで迎えてくれる場所だ。

キッチンカーの赴くままに旅をする「つくし」だが、きまって芸術のある場所に現れる。ピアノの演奏が聞こえる野外劇場、映画が上映されている砂浜、能楽堂がある広場……。

素晴らしい芸術と味わう料理は世界で一番おいしい料理。すきなものにあふれた場所で心と体をふっくら満たし、どうぞ至福のひと時をお過ごしください。


「Bunkamura」ウェブサイトにて連載され、<芸術×食>のドラマで話題を呼んだ作品が書籍化!

・・・・・

イルミネーションに飾られた小さなサーカステントにキッチンカー、お腹がぐうと鳴るいい香り。それらに出会ったあなたは運がいい。

そこは期間限定で現れる幻のビストロ「つくし」。

猫を思わせるギャルソンとシロクマのようなシェフが、あなただけのスペシャリテで迎えてくれる場所だ。

キッチンカーの赴く...


おすすめコメント

<担当編集より>

冬森灯さんという作家をご存じでしょうか?

すでに読んでます!大好きです!というみなさん、お待たせしました。今回も幸せな読書の時間を保証します。

はじめて読む作家さんです、というみなさん、絶対に損はさせません。ぜひページを開いてみてください。手が止まらなくなること間違いなしです。

ろくでもない社会ですし、生きていると悲しいことや苦しいことばかりです。

そんな今こそ、優しさに満ちた冬森さんの作品が必要です。ぜひ、この小説をたくさんの人に届けて、少しでも明日を生きる後押しができればいいなと願っています。

そしてもっとたくさんの人に冬森灯さんという素晴らしい書き手を知ってもらえるといいなと願っていますし、一人でも冬森さんのファンが増えるといいなと願っています。

一諸に応援いただければ嬉しいです。

よろしくお願いします。

<担当編集より>

冬森灯さんという作家をご存じでしょうか?

すでに読んでます!大好きです!というみなさん、お待たせしました。今回も幸せな読書の時間を保証します。

はじめて読む作家さんです、というみなさん、絶対に損はさせません。ぜひページを開いてみてください。手が止まらなくなること間違いなしです。

ろくでもない社会ですし、生きていると悲しいことや苦しいことばかりです。

そんな今こそ、優しさに満...


出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784591177464
本体価格 ¥1,650 (JPY)
ページ数 288

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NetGalley会員レビュー

素敵な空間に包まれながら、目の前にはとびきりのお料理。
お腹が満たされれば、心の欠けていた部分が埋められていく。
おなかと心は不思議と連動しているのだ。
自分を大切にすることを、おなかを満たすことで思い出す。
そして、自分を大切にすることを思い出したら、誰かを大切にすることに、気付く。
好きなものだらけに囲まれながら、彼らの旅路は続いてゆく。
幸せのお裾分けをしたりされたりしながら。
穏やかであったかくて、目にも鮮やかでいい匂いがするお話。

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おいしい物語。
心もお腹も満足した。
カタカナの料理は知らないものもあったが、冬森さんの文は味を感じさせてくれた。
「翁」を探す旅
それと同時に一期一会で出会う人々の心を癒し、おいしい料理でお腹いっぱいにさせてくれる。
出てくるスペシャルな料理がたまたま出会ったその人の心に刺さる。
そして出会った人々のその後がチラリと見えるのもいい。
また、有悟のセリフや思いがとてもいい。
グッとくるものがたくさんあったが私が一番気に入ったのは」物語の最後の最後での有悟の気持ち。
「自分という器に溜まった「好き」は、いつか力になり、自分を内側からかがやかせてくれる光になる。」
私も私の「好き」を大切にしたい。
サーカステントが私の町にも開かれたらいいな。
冬森さんの作品をほかにも読んでみたいと思わせてくれる一冊だった。

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はじめまして、の作家さんです。気がついたら一気に読み終えていました。時々、文中の言葉にハッとして考えたり、共感したり。読後は気持ちが軽くなっているような感じでした。また、料理の描写が素晴らしく美味しそうです。そこに音楽や絵画などの芸術がプラスされたビストロの場面は、好きなものにかこまれる幸福感が目に見えるようでした。丁寧に生活してみようかな、と思いました。また2人の話が読めますように!

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おいしいものが食べたい。自分で作った料理ではなく、素敵なお店で誰かが心をこめて作ってくれたおいしいものを食べたい。がんばる自分にたまにはごほうびがほしい。
楽しそうに料理を作るシェフと、料理の説明が上手で、優しい言葉をかけてくれるギャルソン、非日常を演出してくれるサーカステント。本日のスペシャリテは訪れた人に合わせて作られる最高の一品。
ビストロつくし、なんて魅力的なお店。
料理の描写が丁寧で、実際には見たことも食べたこともないのに、絶対に全部おいしいに決まってる!と思った。
ふらりと入ったビストロでこんな出会いがあったら人生は変わるだろう。

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導かれるようにたどり着いたテントの中は、芸術と料理が融合する、ほわほわとした優しい空間でした。フルーツシャンパンから始まって、ナスの前菜、メインはあなただけの一皿。こんなビストロ行ってみたいですね。翁を探すためにたくさんのナス料理がでてきます。こんなに種類があったのか、と驚きます。マダムの小箱が結びつけた人との繋がり、その想いに感動しました。「すき」はわたしたちを動かす原動力。すきだらけ、なんて魅了的。たくさんの人たちの「すき」が詰まった素敵なお話でした。

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サーカステントに、キッチンカーで美味しい食事。そして、歌あり、演劇あり、能まで。なんて非現実的でファンタジーな舞台。お客様だけのスペシャリテは、ギャルソンも内容を知らないほど特別な料理。その料理を食べられる人たちは、なにかに悩み、人生で立ち止まっている人ばかり。その料理を提供しているギャルソンもシェフも、お客様と同じような状況にいました。登場する人たちと共感して、読んだ人の悩みも軽くなるような体験があるかもしれません。

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冬森さんの新作、待ってましたぁ!
目次だけで、美味しそうな香りがして、読む前から期待大。
サーカステントのキッチンカー、私も会ってみたいです。素敵な料理と芸術の融合。どのストーリーもじわじわ優しさに包まれました。
フランスの名言?ことわざ?みたいな言葉も、どれも素敵で心にメモしたくなりました。
翁探しのミステリー要素も交えながら最後まで飽きさせない内容でした。

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テレビ番組を作っていると、「グルメ」には流行り廃りがあると感じる。
バブル華やかなりし時代には高級食材を使ったとびきり贅沢な「高級料理」が流行った。一人数十万円とか、1日1組とか、予約は1年先まで取れないみたいなキーワードで番組を作った。
その後は、ラーメンとか、町の「孤独のグルメ」だとか、洋食店、町中華など、普段の生活に近いグルメから美味しいものを紹介する時代になった。
一方に「デカ盛り」とか「食べ放題」に振った番組もある。「ビックリ」系「お得」系のグルメ番組だ。
そして今の流行りは、「オモウマい」グルメ、つまり人情系・愛情系のグルメだ。
年とった料理人が安価で大盛りの料理を出す店が注目されている。その番組ではレポーターが食べるわけでもなく、シズル感のある美味しいカットにもこだわらない。ただひたすら料理人や経営者の人情にこだわっていく。
これもまた一つのグルメ番組の在り方で、これが今の貧困の時代のニーズなのだ。
この本は、今の時代のグルメの在り方に近い立ち位置にある。
料理は当然美味しそう。しかし、訪れる人を癒やしたり、慰めたり、元気付けたりする店の「何か」が料理をより一層美味しく感じさせてくれる。
その「何か」が感じられた時、気持ちがほっこりとしてくる。

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すごく美味しそうで美しいものがいっぱいの、幻想的な作品でした!
そしてとってもお腹が空きました!!でも心は満たされて穏やかな気持ちでいっぱいです。
登場人物達の食レポがお上手すぎて、読みながら涎が出そうでした。
心にもおいしい料理、私も食べてみたいです。
その他にも様々な心を動かされる芸術作品が出てきて、実際に見たわけではありませんが目の保養というか心の保養になりました。心のごちそうですね!
食べたことのない料理、出会ったことのないモノがまだまだたくさんあるので、私ももっと視野を広げて「好き」を見付けていきたいなと思いました。
普段は家と職場の往復なので、まずはもっといろいろなところへ出掛けます!
そしてこの作品のタイトル、すごく良いですね!!これ以上ない程のピッタリ感です。
冬森灯さんの作品は初めて読ませていただきましたが、大好きになりました!
素敵な作品をありがとうございました!

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