李の花は散っても

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刊行日 2023/04/10 | 掲載終了日 2023/05/31

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内容紹介

かつて後の昭和天皇の最有力妃候補と言われながら、自身の李王世子・李垠との婚約を新聞の紙面で初めて知り、梨本宮方子は頽(くずお)れた――皇族でありながら政策によって李王朝に嫁いだ李方子王妃の数奇な運命を縦糸に、また方子を半島から来た革命家と恋に落ち社会から転落していく女性・マサを横糸に、戦前・戦中・戦後の日本と朝鮮半島を舞台に描く、著者渾身の力作。

かつて後の昭和天皇の最有力妃候補と言われながら、自身の李王世子・李垠との婚約を新聞の紙面で初めて知り、梨本宮方子は頽(くずお)れた――皇族でありながら政策によって李王朝に嫁いだ李方子王妃の数奇な運命を縦糸に、また方子を半島から来た革命家と恋に落ち社会から転落していく女性・マサを横糸に、戦前・戦中・戦後の日本と朝鮮半島を舞台に描く、著者渾身の力作。


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作...


出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784022518170
本体価格 ¥1,800 (JPY)
ページ数 368

閲覧オプション

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NetGalley会員レビュー

皇族の方子、庶民のマサ。生まれも境遇も全く異なる2人の女性だが、朝鮮人に嫁ぎ、朝鮮人を友とし、波乱の人生を送る。
私たちが目を背けてはならない、差別。皇族の間であっても、巷であっても根深く存在している時代を描いている。それは、支配する側の、強者側からだけの思い込みと押し付けだ。関東大震災最中での虐殺、戦時中の創氏改名。戦後の混乱。
深沢さんの描きたかった過去の事実が時を変え、視点を変えながら私たちに突きつけられる。国って、なにじんかって、なんなのだろう。私たちは今もなお考え続けなければならない。

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