サエズリ図書館のワルツさん〈1〉

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刊行日 2023/05/31 | 掲載終了日 2023/05/31

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内容紹介

世界情勢の変化と電子書籍の普及により、紙の本が貴重な文化財となった近未来。そんな時代に、本を利用者に無料で貸し出す私立図書館があった。“特別保護司書官”のワルツさんが代表を務める、さえずり町のサエズリ図書館。今日もまた、本に特別な想いを抱く人々がサエズリ図書館を訪れる──。書籍初収録短編を含む、本と人の奇跡を描いた伝説のシリーズ第1弾、待望の文庫化。

世界情勢の変化と電子書籍の普及により、紙の本が貴重な文化財となった近未来。そんな時代に、本を利用者に無料で貸し出す私立図書館があった。“特別保護司書官”のワルツさんが代表を務める、さえずり町のサエズリ図書館。今日もまた、本に特別な想いを抱く人々がサエズリ図書館を訪れる──。書籍初収録短編を含む、本と人の奇跡を描いた伝説のシリーズ第1弾、待望の文庫化。


出版社からの備考・コメント

【ネットギャリーをご利用の方へ大切なお願い】
・多くのレビューをお待ちしておりますが、物語の核心をつくような、所謂「ネタバレ」はお控えください。
・ネタバレ行為はネットギャリーのみならず、読書メーター、ブクログ、Twitter 等の多くの方が目にする場でも同様にお控えいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
・本作は校了前の大切なゲラデータを著訳者よりご提供いただいた上で公開をしています。本作の刊行を楽しみにお待ちいただいている、多くの読者のためにも、ご理解、ご協力のほど何卒よろしくお願い申し上げます。

・多くのリクエストをお待ちしておりますが、過去のフィードバック状況やレビュー内容からリクエストをお断りする場合がございます。予めご了承ください。

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・多くのレビューをお待ちしておりますが、物語の核心をつくような、所謂「ネタバレ」はお控えください。
・ネタバレ行為はネットギャリーのみならず、読書メーター、ブクログ、Twitter 等の多くの方が目にする場でも同様にお控えいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
・本作は校了前の大切なゲラデータを著訳者よりご提供いただいた上で公開をしていま...


おすすめコメント

2012~13年に星海社より刊行され反響を呼んだ、近未来の図書館を舞台に本への愛を綴るシリーズが、この度創元推理文庫で文庫化します! 1作目の本書は、本と無縁の生活を送っていた会社員、娘との距離を感じる図書館常連の小学校教師、本を愛した祖父との思い出に縛られる青年などが図書館を訪れます。彼らがワルツさんと交流し、本を手にした時に起こる奇跡とは? 本を知らない子供たちが図書館を訪れる、書籍初収録の番外編「ナイト・ライブラリ・ナイト」も合わせてお楽しみ下さい。

2012~13年に星海社より刊行され反響を呼んだ、近未来の図書館を舞台に本への愛を綴るシリーズが、この度創元推理文庫で文庫化します! 1作目の本書は、本と無縁の生活を送っていた会社員、娘との距離を感じる図書館常連の小学校教師、本を愛した祖父との思い出に縛られる青年などが図書館を訪れます。彼らがワルツさんと交流し、本を手にした時に起こる奇跡とは? 本を知らない子供たちが図書館を訪れる、書籍初収録の番...


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出版情報

発行形態 文庫・新書
ISBN 9784488489120
本体価格 ¥780 (JPY)
ページ数 352

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NetGalley会員レビュー

祝!文庫化おめでとうございます。書籍未収録の番外編もついての文庫化で嬉しいです。単行本で読んだとき、感動のあまり、欲しかったけどずっと悩んでいた、1冊1万円弱する本を買ったことを思い出しました。本を愛し、読書を愛する人たちに刺さる物語です。

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著者の作品は実は初めて読みました。検索したら、うちの図書館にも数冊蔵書があったので、次に読んでみようかなと思いました。

この作品を読んで、1話目から3話目までは、ワルツさんのような司書であれたらと思い、
4話目で、この作品の設定に怖さを感じ(ワルツさんがなぜサエズリ図書館の司書となっているのかが分かるお話でもありますね)、
番外編では、数年前に一時期公共図書館で流行った、「ぬいぐるみのお泊まり会」を思い出しました。

ラノベかなと軽い気持ちで読み始めたら、思いがけず深い読書になり、面白く読み終わりました。
個人的には、紙の読書も、電子書籍による読書も、それぞれに良い部分があり、どちらもこれからの社会では大事なものだと思っています。
現に、こちらのネットギャリーは電子書籍があればこそのサービスですし。

でも、紙の本がなくなったら、それはそれでつまらないだろうなと、そんなことも考えながら読んだ作品でした。
(紙の本は、より五感を動員して体験するものなのだなと、電子書籍を読むようになってからより強く感じるようになりました)

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タイトルや装画からは、もっとほのぼのと明るいイメージを抱いていたが、生活も教育も全てがほぼ電子化された世の中で、貴重で高価な過去の遺物となった紙の本を貸し出す近未来の私設図書館が舞台のこの話は、何だか切ない気持ちと、実社会でもいずれこれと似た現実になるような、ちょっとそら恐ろしいような気持ちもした。
便利、効率化の過程で、取り残され失われていくものは、人間らしい感覚を体感出来る価値がある。一方で、いつまでも過去にこだわる向きは現社会で生きづらい。その間で人を繋ぐワルツさんの存在が、何が大切か教えてくれる。

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本がいつか高級な嗜好品になってしまうんではないかという不安は私もおぼろげに抱いていたので、この本で、具体的にそんな世界が描き出されているのを読んで、やっぱり本が家や教室の本棚にない世界は悲しいと感じました。
番外編の子ども達が夜の図書館にお泊まりする話が一番好きでした。

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未来が舞台。戦争によって地域によっては人が住みづらかったり、資源が限られていて不便だったり、少し暗めな世界。
私たち本読みには厳しい、紙が貴重で本は贅沢品な世界。
一部の富裕層のみが、美術品のようにコレクションしたりで、戦後の子どもたちは本を触ったことのない子がほとんど。
テクノロジーは発達していて、教科書などは学習用端末のなかに。

そんな時代に珍しい私立図書館。高価な本も誰でも無料で手に取れ、貸出しも行う。
サエズリ図書館の司書ワルツさんと、そこに集まる利用者たちとの交流。

誰かの特別な一冊。人との出会い。
ほっとする気持ちと、この厳しい世で生きていく人々の様子に切ない気持ちが混じります。
あなたもきっと図書館を取り巻く人たちを見守りたくなりますよ!

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こんな素敵な物語があったこと、初めて知りました。紙の本が手に入りにくくなって時代というなんとも特殊な舞台設定です。
最後の子どもたちの図書館お泊りのおはなしで、みんなで本を読み合っていたのがよかったです。共有も紙の本の醍醐味だと思います。
紙の本を読む、手にする、電子も素敵ですが、それもとても素晴らしいことなのだということが伝わってきます。

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近未来。世の中は紙の本がなくなり電子化された。紙の本はあったとしてもとても高価。そんな近未来、さえずり町の私設サエズリ図書館の司書ワルツさんは、自分の過去も含めて本を愛する人。過去には「本が活発に呼吸をしていた時代」があり、「愛する人がいる限り、本は死なない」。理由があってここを訪れる人、ふらりと立ち寄る人、常連さん、誰にでも開放されているこの図書館は本を愛する人がいます。紙と電子が共存する近未来を願って。

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