眠れない夜にみる夢は

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刊行日 2023/06/30 | 掲載終了日 2023/06/30

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内容紹介

三人は同じ日の夜に出会い、恋に落ちた。俺は彼女に。彼女はあの男に。そして、あの男が恋をした相手は俺だった。なぜ俺なのか、とあの男に訊いてみた。健やかな馬鹿がタイプなのだという。それって悪口じゃないのか? それはともかく俺たちの一方通行の三角関係は、しかしそれほど時間を置くこともなく、べつのものへと姿を変えていった(「明日世界は終わらない」)。せつなかったり、さびしかったり、困ったりしている愛すべき人たちが、右往左往しながら新しい人間関係を築いてゆく珠玉の五編を収録する。

三人は同じ日の夜に出会い、恋に落ちた。俺は彼女に。彼女はあの男に。そして、あの男が恋をした相手は俺だった。なぜ俺なのか、とあの男に訊いてみた。健やかな馬鹿がタイプなのだという。それって悪口じゃないのか? それはともかく俺たちの一方通行の三角関係は、しかしそれほど時間を置くこともなく、べつのものへと姿を変えていった(「明日世界は終わらない」)。せつなかったり、さびしかったり、困ったりしている愛すべき...


出版社からの備考・コメント

【ネットギャリーをご利用の方へ大切なお願い】
・多くのレビューをお待ちしておりますが、物語の核心をつくような、所謂「ネタバレ」はお控えください。
・ネタバレ行為はネットギャリーのみならず、読書メーター、ブクログ、Twitter 等の多くの方が目にする場でも同様にお控えいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
・本作は校了前の大切なゲラデータを著訳者よりご提供いただいた上で公開をしています。本作の刊行を楽しみにお待ちいただいている、多くの読者のためにも、ご理解、ご協力のほど何卒よろしくお願い申し上げます。

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出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784488028954
本体価格 ¥1,600 (JPY)
ページ数 272

閲覧オプション

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NetGalley会員レビュー

男二人と女一人全員が一方通行の三角関係、男を見る目のない姉に変わって弟が自分の家族になってほしい人という基準で姉の結婚相手を探す双子など、なかなか経験しないようなシチュエーションが多い。
にも関わらず、どれも登場人物の解像度が高く、その話に入り込んでしまう。
名前のつけられない関係性、はっきり言い表せない感情。言葉にすることが難しいものが、この作品の中には存在していた。余韻のある物語が好きな方へおすすめ。

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不器用ゆえにままならない日々を送る登場人物たちは、それでもかけがえのない相手を大切に思う気持ちが確かにあって、そんな彼らの優しさに気づいてくれる人がきちんといるそれぞれの結末にはじんわりと来るものがありました。これまでの青春小説も読んできていますが、著者さんの新境地を感じさせてくれる一冊です。

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