十戒

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刊行日 2023/08/07 | 掲載終了日 2023/08/06

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内容紹介

2022年のミステリ界を震撼させた『方舟』から約1年、

夕木春央、待望の最新作!!

----------------------

殺人犯を見つけてはならない。
それが、わたしたちに課された戒律だった。

浪人中の里英は、父と共に、伯父が所有していた枝内島を訪れた。島内にリゾート施設を開業するため集まった9人の関係者たち。島の視察を終えた翌朝、不動産会社の社員が殺され、そして、十の戒律が書かれた紙片が残されていた。

“この島にいる間、殺人犯が誰か知ろうとしてはならない。守られなかった場合、島内の爆弾の起爆装置が作動し、全員の命が失われる”。

犯人が下す神罰を恐れながら、「十戒」に従う3日間が始まったーー。


2022年のミステリ界を震撼させた『方舟』から約1年、

夕木春央、待望の最新作!!

----------------------

殺人犯を見つけてはならない。
それが、わたしたちに課された戒律だった。

浪人中の里英は、父と共に、伯父が所有していた枝内島を訪れた。島内にリゾート施設を開業するため集まった9人の関係者たち。島の視察を終えた翌朝、不動産会社の社員が殺され、そして、十の戒律が書かれた紙片が残されてい...


出版社からの備考・コメント

★校了前の仮データを元に作成しています。刊行時には内容が若干異なる場合がありますがご了承ください。

発売前の大切なゲラをご提供させていただいております。弊社では、下記のような方からのリクエストをお待ちしております。
○発売に向けて、一緒に作品と著者を応援していただける方
○NetGalleyへレビューを書いてくださる方
○自分には合わない内容だった際、どういったところが合わなかったかなど、建設的なご意見をくださる方

下記に該当する方のリクエストはお断りさせていただく場合がございます。
ご理解のほど、宜しくお願いいたします。

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-----------------

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★校了前の仮データを元に作成しています。刊行時には内容が若干異なる場合がありますがご了承ください。

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○NetGalleyへレビューを書いてくださる方
○自分には合わない内容だった際、どういったところが合わなかったかなど、...


おすすめコメント


◆◆編集担当者より◆◆

2022年のミステリ界を震撼させた、『方舟』。

発売直後から大きな話題を呼び、週刊文春ミステリーベスト10(「週刊文春」2022年12月8日号)国内部門、MRC大賞2022など4冠に輝き、その他数々のランキングにノミネートされました。

『方舟』から約1年、待望の現代ものの新作タイトルは、『十戒』。

舞台は、小さな無人島です。

夕木春央さんは、今作では私たちをどんな感情にさせてくれるのかーー。

ぜひご期待ください!



◆◆編集担当者より◆◆

2022年のミステリ界を震撼させた、『方舟』。

発売直後から大きな話題を呼び、週刊文春ミステリーベスト10(「週刊文春」2022年12月8日号)国内部門、MRC大賞2022など4冠に輝き、その他数々のランキングにノミネートされました。

『方舟』から約1年、待望の現代ものの新作タイトルは、『十戒』。

舞台は、小さな無人島です。

夕木春央さんは、今作では私たちをどんな感情...


販促プラン

読み終わりましたら是非NetGalleyへレビューを投稿ください!
著者・担当編集ともに楽しみにお待ちしております。

発売前作品のため、ネタバレや、読書メーターやブクログなどNetGalley以外の外部書評サイトで発売前にレビューを投稿することはお控えください。

ご協力の程、何卒宜しくお願い致します。

★★★★★

作品の拡材や指定配本をご希望の書店様は
恐れ入りますが<講談社 出版営業局>まで直接お問合せをお願い致します。

★★


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★★★★★

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恐れ入りますが<講談社 出版営業局>ま...


出版情報

ISBN 9784065326879
本体価格 ¥1,650 (JPY)

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NetGalley会員レビュー

犯人が天才すぎて震える…!そしてこんな作品を完成させる夕木春央さんに痺れます…!!
方舟を読み終えた時の衝撃がすごかったので、衝撃に備えて読んでいましたが…まさかそうくるとは!!!
登場人物は9人だけなので、犯人当てるぞ!と、意気込んで読みましたがこれは無理です。ネタバレになっては困るので上手く書けませんが、ずっと里英の視点で読んでいたので、最後はゾゾゾっと背筋が凍るような体験をさせてもらいました。
いや、もう本当に震えます。
おもしろいし読みやすいしで一気読みでした。読み終えた人と語り合いたいです!
他の人の感想も気になります!
今回もガツンとした衝撃をありがとうございました!めちゃくちゃ楽しめました!

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うわーーーーこういうことかーー
これを開放感と言うのだろうか、
開放感と言っていいのだろうか、
わたしは本当に、開放されたのだろうか。

夕木さんって「方舟」の時から今回までも
うちら読者が読了後に放心するのを
薄ら笑って楽しんでいるのだろうか?
犯人に身体的にも精神的にも
十の戒律で縛られて
読者のわたしまでも感覚がおかしくなってしまったのかもしれない。
犯人に従う…夕木さんの手のひらの上で
わたしって転がされていたのだろうか。

わたし多分読書してる間、無人島に居た。
大量な爆弾が仕掛けられた小さな無人島の別荘に。
明日は自分が殺されるかもしれないと 悶々としながら!
無人島というクローズドサークルに閉じ込められた9人の
誰かが、、連続殺人鬼だと疑いながら。

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方舟の衝撃、再び…!
殺されたくなければ、戒律に従うしかない。
あー、あー、まんまと犯人の思うがままに操られてしまう、そして操られていたことに気づいてしまった。
方舟の時も思ったけれど、この特殊な閉鎖環境で生き残ったその後の人生がわたしは恐ろしい。
読み終えた今も戒律に縛られている気がする。犯人が誰か知ろうとしてはならない。

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『方舟』の衝撃からこの最新作を待ちに待っていました。『方舟』のときはラストは叫び、身悶えました。今回さすがにそのようなことにはならないだろうと思っておりましたが、逆に直立不動で没頭していました。やはりネタバレ厳禁な作品なので多くは語れないですが、語りたい。「そんなことしちゃあ駄目だよね!」と夕木さんの両手を取ってブンブン振り回したい。大展開確定の面白さでした!

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あ、あぁ…うわぁぁぁぁあああ!
そういうことなのか!言ってしまいたい!
夕木先生!どこまで言ってもいいんですか!?
もう言っちゃいましょ。これみんなに言ってしまいましょ!!この衝撃を全世界に言いたい!聞いてほしい!

死にたくなければ、十戒を守れ。
犯人を推理してはいけないミステリーが果たして成り立つのか懐疑的になりつつも、『方舟』が私の人生に与えた衝撃を忘れるはずもなく、超楽しみに『十戒』を読みました。

大量の爆薬とともに島に閉じ込められた人々。誰が犯人なのか。この人怪しい…、いや、あの人か…もうずっとドキドキ、ワクワクします。
もう最高なんですよ。

ラストが真骨頂。圧巻です。強烈です。

どうにかシリーズ化してもらえないものでしょうか?ほんとに大好きです。
私の人生や価値観を良い意味で狂わせてしまう作品を生み続ける夕木さんに畏怖の念さえ抱きます。

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前代未聞!!
予測不可能、
そして、犯人捜し厳禁のミステリ。

あらゆる読者を震撼させた前作「方舟」とは真逆の、推理劇(その推理は、犯人に気づかれてはいけないし、犯人に結び付くものであってもいけない)
事件の当事者たちは、一刻も早く、真相を知りたいはずだ、しかし、知ることが死につながることだとしたら、、、
そのジレンマがこちらにまで飛び火し、歯がゆさ、恐怖が伝わってくる。

里英は、何となく、生きづらさを感じているイマドキの浪人生。
父と行動することをあまり好まない年代でもあるが、仕方なく、リゾート計画が持ち上がった、亡き伯父が所有していた枝内島を訪れた。集まった9人の関係者たち。そして島内で起こる殺人事件。
指示された十戒の謎。
ラストまで、この謎の重力に押しつぶされそうになりながらも、読むスピードは落とせない。

未来永劫、隠し通して、生きていかなくてはいけない秘密、、あなたにはありますか?
それは、人の人生をも変えるものだとしたら?

こう問いかけをしたくなるのは何故か、読めばわかります!!

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????…っ?!うわーーーーー!!うわっ!やられたぁ!勿論、今回も一切のネタバレ厳禁。もうホント、読んでみて!!
王道クローズド・サークルミステリだけど、普通じゃない。
二転三転する展開に頭の中は揺さぶられ続ける。読後、心地よい疲労感とそれを上回る開放感が湧き起こる。でも、油断するな!!

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島内リゾートで次々に殺されていく人々。
助かるためには、犯人が残した十の戒律を守らなければならない。
畳み掛けるような、スピーディな展開に息つく間もなく一気読み必至!
犯人の要求を吞まなければ、爆弾が爆発するという、
背筋が凍る危険な状況に、手に汗を握りました…!
そして、ラストで見た「真実」に驚愕と絶句が止まりません!
まさに、神聖さと邪悪さが表裏一体のPrecepts Mystery!
予想は完全に覆されました!完璧にノックアウトです!

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苦しかったー
最初から息苦しさの中
やっと緊張感から開放されたのに
よくぞ、耐えたと思ってたのに

身動きできない展開が
とにかく上手い
凄かった
読んでほしい!最初から最後まで
目が離せない

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期待を上回る面白さ!『方舟』が衝撃的すぎてそれを越えるのは正直難しいどろうなぁと読み進めましたが…最後はやっぱり驚かされました。今年読んだ中では今のところNo.1です。
年末のこのミスの順位にも期待大!

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殺人犯を見つけてはならない。
次々に起こる殺人、残った者の中に犯人はいるはずだという恐怖感の中で課された十戒。
『方舟』も衝撃的でしたが、これまた凄い。
夕木さんってば!?もの凄いことを考えてしまうのね。
物語が終わってからも恐ろしさから逃れられない。
ずっと抱えて生きていくの?!
ひょえええええーー!!

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これはすごい!
「方舟」が衝撃で、正直2作目どうだろう?と思ってましたが、衝撃再び!

何を言ってもネタバレになってしまいそうなので、
内容には触れられませんが、読後感がいい!

夕木さん天才です!

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さすがと言える完成度。「方舟」を読んだときの驚愕には叶わないもの、この作者ならこれくらいの衝撃を与えてくれるに違いない、というハードルをゆうに超えてくる極上の面白さだった。なによりも「この作者の作品に求めている」カタルシスを、残分に味わえたのがとても嬉しい。三部作最後となる次作も本当に楽しみです。

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前作の「方舟」があまりにもおもしろく、最後のどんでん返しに度肝を抜かれたので、
今作もとても楽しみにして、読み始めましたが、期待を裏切られませんでした!
推理物が大好きなので、この「十戒」もとても好きでした。
最後まで一気読みでした。
読みやすいし、はらはらするし、光景が目に浮かびました。

インスタグラム
@mariezombie

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孤島で起きた殺人事件。
容易に外界と連絡をつけることができる状況、のはずが、
島の外に出てはならない。
犯人を探してはならない。
ーー探ろうとすれば、島ごと爆破する。

犯人の目的は何なのか。
おかしい、嫌だ、とわかりつつ犯人の指示に従わなければならない心理的圧迫……まるで『1984年』みたい、と思っていたら、作中でも取り上げられていて。

正直に言えば犯人は途中で分かったのですが、分かった上でなお"読ませる"凄みがありました。

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『方舟』のときにも思った…この手があったか!!
所謂、孤島ものとは一線を画すこの手法。
常に爆発の緊張感を背負いながら、犯人の顔色を伺いながら過ごす3日間。
細かな伏線を回収された時に明らかになる真実。
油断した!!夕木春央がこのまま終わる訳がなかった!!

そして、私は『方舟』を再読しました。

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亡くなった伯父が残した無人島へ里英と父をはじめ9人で渡る。そこに残されてたのは大量の爆弾。そして殺人が起こり姿の見えぬ犯人の指示により島から出られなくなる。巻き込まれてしまった里英と同化しながら読んでいた。
やはり隠されていた事実はあったのだけれど、なんとなく察することができたのはこの作品がしっかり描かれているからだと思う。
推理したくて理詰めで読むことより感覚優先にしたから楽しめたのかもしれない

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見事に今回も騙されてしまった。
よくもこんなに難解なトリックを考えることが出来るものだと良い意味で呆れてしまう。
制限のかかった状況のほうが難しいはずなのだが、それを逆手に取って上手く利用する手腕は流石!

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初めて十角館の殺人を読んだ時のあの衝撃を、「十戒」を読んで久々に感じました。最後の15ページ。目を疑う、とはこのこと。見間違いなのではと、思わず3度見しました。里英がこの先の人生で抱えていかなければならないものの重さに、少し可哀想になりました。

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現代が舞台で無理なくクローズドサークルを作るのは結構大変だと思うのだけれど、こんなやり方があったのか!ミステリ好きのメンバーが集まっていたら、素人探偵になって犯人捜しを止められないだろうな。犯人の決めた戒律に縛られる期間、想像するだけで辛い。ネタバレになってしまうので、衝撃は読んで確かめてください。

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十戒/夕木春央 講談社

- 最後まで油断してはいけない、いや油断してなくても結果は同じかも知れない -

急死した叔父が残した個人所有の枝内島。
リゾート島にするため買取りたいと名乗りを上げた観光業者や不動産などの関係者と一緒に、
1泊2日の視察ツアーに行くことになった父について行く里英。
受験の気晴らしになればと思っていたら、惨劇の始まりだった。

朝起きると、9名の中の1名が殺害、そして犯人から十戒をなぞった10の戒律。
破ると島に隠されていた大量の爆弾で全員が死んでしまう。
犯人捜しも出来ず行動も制限される8人に、次の惨劇が・・・

読了して、感動や恐怖に浸ることはあっても放心するなんてのは中々にあるものじゃない。
それを、方舟と同じく、十戒でも・・・
想像を越えた先にある真実、衝撃とも違う、全身が震えるような放心を味わいました。

夕木先生の、新たなぞっとする傑作を楽しませていただきました。
素敵な物語をありがとうございます。

#フタバ図書 #読了 #NetGalleyJP

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『方舟』で話題の著者最新作。
"夕木春央ミステリー"が確立した作品。
クローズドサークルを巧みに利用して殺人を完成させている。
それだけなら誰かがやったことあるかもしれないが、注目すべきなのは、登場人物の顔の焦り、嗤いすべてが文章から伝わってくる。
ゾワゾワ、ドキドキ。
後味悪なのか疑問なのかとにかく消化不良な結末も作品のポイントととしてはクセになる人は多いと思う。

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キェーーー!!方舟のときはうぉーーー!!でしたが今回はキェーーー!!孤島で殺人が起きて、犯人探したら全員死ぬし、出られないしでどうなるかと思ったら…。気付くか気付かないか…この言葉ももしかしたらネタバレになるかもしれないのでもう何も言えません。おもしろかったです!!!

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十戒とミステリーがうまく融合されていて引き込まれた。
孤島というクローズドサークルと十戒がこんなにマッチするとは思わなかった。
前作同様、思わず叫びそうになるどんでん返しも健在。ストーリーに破綻がなく、よく練られているから映像化されても面白そう。

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昔からミステリが好きでそれなりの数を読んできた自負がありましたが昨年「方舟」を読んで久しぶりにとんでもない衝撃を受けました。
そして「十戒」正直前作を超えることが出来るのかと無駄な心配までしました。
ああ、夕木春央とは物凄い作家なのだと思い知らされました。
色々ありますが「クローズドサークル物」でありますが実際は電波も繋がるし本土との交信も可能な状態。
それなのに一切連絡をしてはいけないという設定にまず痺れました!
早くみんな読んで!感想を語り合いたいです!

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孤島に八人と、一つの遺体。
大量の爆弾。
よくあるクローズドミステリーなのかと思ったけれど、犯人によって定められた十の戒律が異彩を放ち、興味が湧くのが抑えられませんでした。

“犯人が誰か知ろうとしてはならない“という戒律が面白さを増していて、
犯人の意図への忖度をし、犯人の機嫌を損ねないようにしながら過ごす三日間を、
予測できない話の展開にドキドキしながら一気に読みました。

ラスト15ページで驚愕、
最後の1ページで戦慄。

方舟で衝撃をしっかり受けて、
十戒で第二波というわけなのですか…。
ネタバレ厳禁で、とにかく読んでもらうしかないですね。

この本の結末に関して、
私たちは“沈黙しなくてはならない”。

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殺人事件が起こったのに、犯人探しをしてはいけないなんてミステリ、今までありました?
脱出方法はあるけど出て行けない、外と連絡も取れるけど事情は説明できない、犯人が誰か知ろうとしてはいけない……「十戒」に縛られた特殊なクローズドサークル。
読者はもちろん推理するわけですが、私のような凡人に答えが導けるわけもなく……
前作『方舟』にも驚かされましたが、今作も唸らされました。夕木さんすごい!

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「方舟」「十戒」と来たらもう期待しかないじゃないですか。「方舟」で完全敗北を喫したので今度は警戒しながら読むわけです。お前か?お前か?と誰も彼もが怪しい気がしてしまうのですが、終盤、全然予期せぬところから真犯人が出てきて、地団駄を踏むはめになりました。2連敗。

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方舟に次ぐクローズドサークル

故人が所有していた離島へ親族と不動産関係の人達が訪れ、一泊だけのつもが、翌朝1人の他殺体と10の「遣るべきこと、遣ってはいけない事」を記したメモが見つかる。
殺人を黙殺し犯人捜しをしないで3日間島で過ごせば、船を呼んで脱出できる。
本当に生きて島から出られるのか?

完璧なる犯罪。
この一言に尽きる。

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なるほど、今回はそう来たか、と思わずにはいられないラスト。ネタバレしそうで多くを語れないのがもどかしいが、強いて言うならば、読後に感じるのは、前作の突き落とされるような衝撃ではなく、背後からじわじわと詰め寄られらるような怖さです。

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まさか、あなたに会えるなんて。最後の一行で驚かされるミステリーは数あれど、こんな形で仰天するなんて思いもしませんでした。
夕木春央らしく、犯人と被害者、探偵という、ミステリーの構造自体を揺さぶる読み応えのある作品でした。
一気読みまったなし!

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読み終わった後、何も言えなくなる。
「犯人を見つけてはいけない」
そんなミステリあるのか!?と思って読み始めたが、ここに存在した。十戒に縛られていなくても、この犯人は、この事件の真相は誰にも言えない。方舟といい十戒といい、夕木春央さんの生み出す物語は、終わってからも読み手の感情を振り回すところがすごく好きです。

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『方舟』で衝撃をかなり受けましたが、こちらもなかなか衝撃が大きかったです!
犯人から周到に口止め・不用意な行動を禁じられた状態で島に取り残された人々。『方舟』同様緊張感が凄かったです。そして安心したとき次の新たな衝撃が…。著者の夕木春央さんも犯人も、よくここまで考えられるな…と思ってしまいました。
また面白い読書体験をありがとうございます!

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大評判だった前作もあり、期待値がどうしても上がってしまうのを宥めつつ読みましたが、
結果、私としては前作より好きでした!

ミステリ好きならクローズドサークルはかなりの確率で通る道ですし、実際に名作も数多くあり、読者側としては、好物だけど斬新な新作はなかなか出てこないジャンルかなと思っているのではないでしょうか。私もです。

この作品は我々の先入観を打ち壊してきます。
クローズドサークル、犯人探すでしょ?人が殺されたらどんなふうに?とかどうやって?が気になるでしょ?
それを推理するのは禁止です。
それって、物語として面白い?
面白いんです!

作者の挑戦にはびっくりしましたが、皆さんにもぜひ同じ気持ちを味わって欲しいと思います。

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承認ありがとうございました。離島に閉じ込められ、この中に犯人がいるとわかっているのに犯人探しをしてはいけないこの状況。またしても神経が擦り減らされます。そしてラスト…。犯人がわかるとじわじわとその怖さが襲ってきました。人間のリアルかもしれない

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去年『方舟』でミステリーオタクを騒然とさせた夕木春央さんの新作、しかもクローズドサークルということでハードルが上がりまくっていたのですが、結論から言うと軽く超えてきました。
リゾート開発の下見のため小さな孤島に集まった9人の関係者達。翌朝関係者の一人の死体が見つかり、早速犯人捜しが始まるのかと思いきや、なんと犯人は島内の人間に10の戒律を課します。その内容は通報・抵抗・告発など...犯人の不利益になる行動をとれば.即爆死というさだまさしもびっくりの関白宣言(?)だったのです。
ミステリーでは必須だと思っていた現場検証やアリバイ探しが禁止された状況下にも関わらず伏線と捻りを仕込みまくり、カタルシスを味あわせてくれる前代未聞の凄えクローズドサークルでした。

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方舟の衝撃、再び。とまではいかなかったが、夢中になって読んだ。
ネタバレせずに感想を書くのが難しいし、これをどうやってお客様に薦めようか(いい意味で)悩む。
途中で犯人が何となくわかってくるのだけれど、最後いきなりそうくるとは……。
最後に行くにつれて、主人公と犯人の性格が冒頭の描写から想像できないものになっていくので、そこが少し置いてけぼりをくらった感じ。
しかし、夕木さんの小説は最初は『何が起きるのか楽しみ♪』で始まるのに、長く高い階段を上っていったと思ったら、最後にバンジージャンプさせられてる気持ちになる。この急転直下の展開が癖になりそう。

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何とも言えぬ読後感……
方舟同様、最後の最後まで気が抜けなかった。
孤島が舞台であるにも関わらず、WiFiは生きているという斬新さ。ただし、犯人の指示により助けを呼ぶことは出来ない。疑心暗鬼の中、主人公らは無事に帰れるよう努める。
ラストに明かされた事実に様々な思いを巡らせていると、その後、更なる衝撃に襲われた。
主人公が答えを得ることのない疑問に、読者である私は動揺した。

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無人島を舞台にしたクローズドサスペンス。連絡手段はなく、助けが来る前に犯人を見つけて連続殺人事件を止めなければならない……ではなく、連絡手段はあるが状況を外部に伝えてはならず、犯人探しもしてはならない。それが十戒のうちに刻まれた前提条件でたる。犯してはならない戒律。そう、一つでも破れば島ごと爆発させられるのだから。
最早特殊設定の名手と言っても過言ではないだろう。方舟では動機が状況にのみ依拠していて違和感を抱いた読者も多かったのではないかと思うが、十戒はそれをも遥かに凌駕する。油断なんてしていなかったはずなのに、最後にはまんまと術中に嵌ってしまっていた。
一つだけ言えるとすれば。方舟も凄いが、十戒も凄いぞ。

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衝撃を受けながらちょっと私には難しかった「方舟」と違い、今回はラストの衝撃はありながらも読みやすかった。

9人で島に入り最初に1人殺されました。
犯人はこの中にいますが探してはいけません。

今回は早い段階でなんとなく…でしたが、読み進めていくとわからなくなりました。
疑心暗鬼とはまさにこの事。
心臓に悪いー。
得体の知れない存在ってこわいですね…

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インターネットが普及してるし、誰でもスマホが使える現代だと孤島のクローズドサークルなんて、フィクションだとしてももう難しいのでは…?と思っていましたが…『十戒』を読んでその方法があったのか!と驚きました。
また、この『十戒』によって登場人物と一緒に苦しめられました…。
そしてラストは色んな意味で衝撃でした!
『方舟』を読んで夕木先生のファンになった方は誰でもこのラストは唸ると思います!

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まさか...まさか...うわーーそう来たか!!!

方舟の衝撃再び、です。

じわじわと追い詰められていく緊迫感、見事な伏線回収、説得力のある論理展開、さすがとしか言いようがないです。

これは読んだ方と共有したくなる、読後しばらくはこのドキドキを楽しみたくなる。
はやく知り合いに読んでほしい...そして話そう!そんな気持ちでいっぱいです。

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殺人犯を見つけてはならないという戒律を課されて、島内の爆弾に怯えながら指定された3日間を過ごす中で起きる殺人。限定された状況で犯人いかに計画的に犯行を重ねていったのか。振り返ると確かに首を傾げた箇所がいくつかあって、二人を中心に進めてきたストーリー構成や、用意周到に完遂させた犯行が最終的にひとつに繋がってゆくその結末はお見事でした。

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嵐の夜でもなく、外部と連絡がとれる状況で島に閉じ込められ、さらに犯人を探してはいけないという特殊な設定がおもしろかったです。前作の方舟よりもインパクトが少ないかなと思って読み進めていましたが、まさかのラスト!このなんともいえない読後感がクセになります。次回作も今から楽しみにしてます。

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前作 『方舟』の衝撃を受けたまま、この『十戒』も読破して欲しい。
すごい。
絶対こんな状況に巻き込まれたく無い。
ストーリーに入り込みやすいのは、どういった仕掛けなんですか?と思わずにいられない没入感。
読み返しくなるミステリーってのはなかなかないと思うのですが、犯人を知った上で、もう一度読み返したい。
中毒性のあるミステリー作品ですね。

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前作『方舟』が素晴らしかったため、新作は作家としてハードルが上がるかと思いますが、しょっぱなからそう来たか!の設定。クローズドサークルじゃない離島が舞台、連絡手段もある…なのに、外界から断たれざるを得ない。うまいなぁ、と思う。もう、この先どうするのだろうと結末が気になって仕方がない。ラストに至るとやはりどんでん返しが待っている。夕木さんを信じてラストまで一気に読んだ甲斐があるというものだ。衝撃が余韻を残しつつ幕を落とした。

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犯人を探してはならないとはどういう事なんだろうと思いながら読み始めましたが…なるほど、生き延びる為には絶対犯人を探してはいけませんね。確実に殺人犯がいて連続殺人が起きて、疑心暗鬼になり、黙認しないといけないストレス。これらを想像し、中々ない緊迫感の中読み進めました。

犯人探しというより、なんで殺人が起こったかが最後まで自力で分からず翻弄されました。

読んだ人と確認したい箇所があったりして、コレは人に勧めたくなりますね!「いいから読め!そして語り明かそう!」みたいな。面白かったです。

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島で起こる殺人事件。しかし王道のクローズドサークルとはだいぶ違う。犯人を見つけてはいけないというストーリーの発想が凄い!そして結末も。読み終わっても本当にそれが真実なのかと疑ってしまう。そうなのだとしたら、里英は今後大丈夫なのか心配です。もう一度じっくり読み直してみることにします。

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方舟の衝撃が忘れられず、おそらく本作も最後にどんでん返しがあるだろうと構えていたが、それを超える衝撃の事実に心が震えた。
犯人の目星は序盤でついてはいたが、その犯人の正体を知った時、思わず背筋に冷たいものを感じ、夕木春央先生にまたやられたと唸りました。
ぜひ多くの方々にこの衝撃を味わって欲しいです!

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『方舟』でやられた!と唸った人は必読です。
本当は殺人もの苦手なんです。それなのにまた手にしてしまった今回もやられました!

 今回も閉じ込められた空間で殺人事件が起こります。舞台は枝内島という無人島。叔父が事故で亡くなり、父はこの島を相続しました。父と浪人中の私、島をリゾート施設にしようと考えている不動産の人たち9人でこの島を視察します。とてつもない数の爆弾を見つけた翌朝1人が殺されていました。そして十の戒律が書かれた紙片も見つかり「犯人探しをしてはいけない」3日間が始まるのです…

 どうしても『方舟』に引きずられてしまって「この人が犯人かな?でも最後にはこうなっちゃうんじゃない?」と推理したことは全て違っていました…。
今回も途中で読み返し、最後まで読んで「ちょっと待った!」と再度読み返し。
やられたのにクセになるのはなぜでしょうか。

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そうきたか、、、
「まさかあの人が真犯人なんて」と恥ずかしいくらいにまんまと騙されました。
二転三転するよく練られたストーリーに
脱帽です。
ミステリーを思う存分楽しみたいと思う人は、ぜひこの作品をお勧めします。

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孤島に行った9人。犯人を探してはいけない。突きつけられた十戒。爆発で殺されるか。でも、ラストの推理と犯人の事はわかった。『方舟』同様に犯人がわかったうえで、再度読むとまた違った読み方ができるんだろう。

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『方舟』からの『十戒』。否が応でも高まるラストへの期待と犯人探し(騙されないぞ、謎を解いてやるぞという読者として)の意気込みは、「決して殺人犯をみつけてはならない」との禁の前で初っ端からへし折られました。初めからやられた…、これは新手の「探偵殺し」の幕開けだと居住まいを正してページを進めました。
作中に「即席ディストピア」という言葉が出てきます。作品はまさにこれで、すべては犯人の計画によって作られ、登場人物たちは犯人に逆らうことなく協力せざるを得ない状況を受け入れていきます。
その心理状態は淡々と語られていますが、秘密を保持し、事件の舞台から解放された後でも戒律を守り続ける暗黙のルールに浸っていく感覚が、「ラストの衝撃」というよりも終わらない余韻としてじんわりと締め付けてくる様な作品でした。
ルールを守らざるを得ない状況での選択と行動、という人間を試す舞台づくり、二作を通して凄いです。

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『十戒』

伯父が残した無人島の視察に同行することになった主人公。一緒に行った9人のうち一人が殺され、ある戒律が置かれる。それは、この島にいる間、決して殺人犯を見つけてはならないという。期間は3日間…残された8人はどう過ごすのか?そして、新たな殺人が起き…

誰が犯人で、島が何でこんなことになっているのか謎が多い展開。その中で、冷静に分析している人、家族の事情もあり取り乱す人、何かに追い詰められていく人に分かれていく…

最後は、こういうことだったのか?本当?なんでなんで?わぁーっ!!という展開だった。『十戒』という物語は一つだけれど、この犯人なら、あの時、誰かがこうしてしまっていたら…など無数に考えられてしまう。前作の『方舟』に続いてさすがでした。

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方舟からの期待値が高い中、よくここまでの本を書いてくれました。犯人を探してはいけない、という禁じ手はなるほどこういう抜け穴へと繋がるのか、、!と、この先どこに着地するか分からないゾワゾワと(下世話な)ワクワク感で、ともに孤島メンバーの一人として参加できたような、非日常感を、たっぷり味わえた1冊でした。

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亡くなった叔父の所有する無人島に訪れた主人公。そこで起こる殺人事件。しかし島にいる間、決して犯人を探してはいけない…
方舟に続いてよくこんな話しを思いつくなという感想です。
ラストの衝撃も方舟に劣りません。
読みやすくなった印象もあり、次回作も楽しみです♪

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陸の孤島で、大量の爆発物!
連続殺人に残された十戒……。
なぜこんな悪魔みたいなことが
思いつくのか…‥(褒め言葉です)
ハラハラしながら読み進め、
事件の行く末を見守った後の衝撃!

『方舟』がお好きだった方にはもちろん
ハラハラする作品が読みたい方にも、
ぜひともオススメしたい!

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