カチコチれいぞうこだいさくせん

韓国発。すんみさんは大好きな訳者さんです。
冷蔵庫の中は内緒の場所。ドアを閉めた時から、何やらヒトには見えない出来事が粛々と進んでいてもおかしくない。
ホヤパパのミスが引き起こす、冷蔵庫の食べ物たちの一晩の騒動がユーモラスに描かれます。
失敗に次ぐ失敗がおかしな騒ぎになって、ひらめきと遊びの中でだんだんまとまっていくおもしろさ。
案外、食べ物たちは主張が強いところが子どもみたいでかわいいな。
パパはどんな顔をしてホヤにことばを返すのでしょうか？

うまくいくことと失敗することは紙一重
誰かが失敗をしたとき、誰かが立て直そうとする

どういう意図で立て直そうとするのか
その場しのぎのことだけなのか
そういう違いはあるけれど
皆でこれより悪くならないように頑張ったり
仕方ないことと割り切ったり
色々考えることって大事だと思います

ただ、お父さんはもう少し
しっかりと丁寧に生きてほしいというところも感じさせてくれます

まずタイトルがいいですね。
どういうこと？　って一気に興味をひき、そして書影にはなんとあのメーカーを必ずや頭にえがくようなキャラクターたちが・・・。
もしやあのメーカーと協賛？　と思ったりしました（笑）
うっかりあけっぱなしの冷蔵庫というよくある設定のみごとさ。
ヨーグルズの活動が、なんだかジョジョにでてくるスタンド（セックスピストルズ）を思い出してしまい、にやにやしてしまいましたよ。
いろんな食材が協力していくところなんか、ほんと楽しいね！
そしてラストのみごとなオチには感動です。
日本も韓国も同じなんですね。働くパパさんのたいへんさも伝わってきて、じーんとしました。あ、もちろんママさんもたっくさん働いていますよね。
読ませていただきありがとうございました。

最初からなにやらおもしろくなりそうな予感。わくわくがどんどん膨らんで、最後は納得＆にっこりの着地点。
韓国ドラマを見ていると、日本とは異なる分かれ方をしている大きな冷蔵庫が目について、気になっていた。
なるほど、あの冷蔵庫なら内部でこんなドタバタが可能なのかとにんまり。