六色の蛹

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魞沢泉 第3巻
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刊行日 2024/05/31 | 掲載終了日 2024/05/31

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内容紹介

昆虫好きの心優しい青年・魞沢泉(えりさわせん)。行く先々で事件に遭遇する彼は、謎を解き明かすとともに、事件関係者の心の痛みに寄り添うのだった……。ハンターたちが狩りをしていた山で起きた、銃撃事件の謎を探る「白が揺れた」。花屋の店主との会話から、一年前に季節外れのポインセチアを欲しがった少女の真意を読み解く「赤の追憶」。ピアニストの遺品から、一枚だけ消えた楽譜の行方を推理する「青い音」など全六編。日本推理作家協会賞&本格ミステリ大賞を受賞した『蝉(せみ)かえる』に続く、〈魞沢泉〉シリーズ最新作!

目次

「白が揺れた」

「赤の追憶」

「黒いレプリカ」

「青い音」

「黄色い山」

「緑の再会」

昆虫好きの心優しい青年・魞沢泉(えりさわせん)。行く先々で事件に遭遇する彼は、謎を解き明かすとともに、事件関係者の心の痛みに寄り添うのだった……。ハンターたちが狩りをしていた山で起きた、銃撃事件の謎を探る「白が揺れた」。花屋の店主との会話から、一年前に季節外れのポインセチアを欲しがった少女の真意を読み解く「赤の追憶」。ピアニストの遺品から、一枚だけ消えた楽譜の行方を推理する「青い音」など全六編。日...


出版社からの備考・コメント

【ネットギャリーをご利用の方へ大切なお願い】
・多くのレビューをお待ちしておりますが、物語の核心をつくような、所謂「ネタバレ」はお控えください。
・ネタバレ行為はネットギャリーのみならず、読書メーター、ブクログ、Twitter 等の多くの方が目にする場でも同様にお控えいただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
・本作は校了前の大切なゲラデータを著訳者よりご提供いただいた上で公開をしています。本作の刊行を楽しみにお待ちいただいている、多くの読者のためにも、ご理解、ご協力のほど何卒よろしくお願い申し上げます。

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出版情報

発行形態 ソフトカバー
ISBN 9784488029036
本体価格 ¥1,800 (JPY)
ページ数 272

閲覧オプション

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虫を求めて事件を引き寄せる。傍若無人に見えて実はあたたかい青年が、慧眼を活かして事件を解決していく、本格ミステリ「魞沢泉シリーズ」最新刊。

登場シーンから唯一無二のインパクトを与えてくる魞沢。至って真面目でいながらも時々織り交ぜてくる冗談が逆に困惑を誘い、笑っていいのか反応に困る登場人物たちと全く同じ感情を味わえる、ちょっと不思議なエンパシーも感じられる作品。ここまでくると魞沢の存在だけで成り立つレベルの個性の塊。容姿を特に描いてはいないのに、確実に浮かび上がってくる魞沢像には圧巻。

命にかかわる事件からちょっとしたすれ違いまで、先入観がもたらす怖ろしさがこれでもかと詰め込まれていた。魞沢と息を合わせ、ゆっくり言葉を掬っていけば真実にたどり着ける、丁寧に設けられた伏線もとても良かった。
新たに謎を用意して巧みに繋げてきた描き下ろしが短編集の物足りなさを補い、更に希望も見えるラストに後味も良かった。今後も魞沢をもっと見たい。

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やっぱりこの魞沢泉のシリーズ最高です!!!
今回はいつもより魞沢くんが人間味(?)にあふれていたような?
最後の書下ろし部分で物語が繋がるのも良かったです。思わず「上手いな~」って声が出ました。
今後も追いかけていきたいシリーズです。

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シリーズの一作目からファンなのですが、今回はガツンと胸に響く作品が多く、どの短編をとっても粒ぞろいで本当に良い一冊でした。特に赤色と白色、どちらもラストにさらに繋がる追加の謎でひっくり返されるのが本当に見事。隅から隅まで完成度がとても高く、唸らされました。
ミステリ的な部分はもちろん、情緒的な面がすごく良くて、私の少ない語彙では「本当に良い短編集」としか表現できないのがもどかしい。もっともっと、この作者のこの主人公の作品が読みたいです。

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