あなたに
詩:谷川俊太郎/絵:ザ・キャビンカンパニー
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刊行日 2026/02/26 | 掲載終了日 2026/04/30
ハッシュタグ:#あなたに #NetGalleyJP
内容紹介
【本書は右開きの仕様です。閲覧の際は「本の開き方」の設定を右開き変更してください】
矛盾を抱えて生きるあなたへ──、人生をともに歩む詩、絵本化
・詩人・谷川俊太郎氏の母校で、1968年から卒業式で朗読され続けている詩「あなたに」を待望の絵本化!
・火・水、人間の持つ矛盾を通して、生きることの根源を描いた詩に、日本絵本賞受賞作家・ザ・キャビンカンパニーが新たな生命を吹き込む
・人生の節目や困難な局面で手に取るたび、前へ進む勇気と力を与えてくれる美しい一冊
詩人・谷川俊太郎氏の母校で1968年から卒業式で朗読され続けている詩「あなたに」が、待望の絵本化。火と水、人間の持つ矛盾を通して生きることの根源を描いた美しい詩に、日本絵本賞受賞作家・ザ・キャビンカンパニーが新たな生命を吹き込みました。人生の節目や困難な局面で手に取るたび、前へ進む勇気と力を与えてくれる一冊。矛盾を抱えて生きるすべての人に贈る、人生をともに歩む詩絵本。
※カバータイトル箔あり
出版社からの備考・コメント
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おすすめコメント
谷川俊太郎さんの都立豊多摩高校の依頼で制作され、1968年以降、卒業式で朗読され続ける、詩「あなたに」。
絵本作家・アーティストとして大人気のザ・キャビンカンパニーが挿絵を担当し、この詩絵本が誕生しました。
両者の作品が引き立て合うように装丁にもこだわり、アート本としても秀逸な作りです。
谷川俊太郎さんの都立豊多摩高校の依頼で制作され、1968年以降、卒業式で朗読され続ける、詩「あなたに」。
絵本作家・アーティストとして大人気のザ・キャビンカンパニーが挿絵を担当し、この詩絵本が誕生しました。
両者の作品が引き立て合うように装丁にもこだわり、アート本としても秀逸な作りです。
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出版情報
| 発行形態 | ハードカバー |
| ISBN | 9784418268122 |
| 本体価格 | ¥2,000 (JPY) |
| ページ数 | 40 |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
書店関係者 681228
何歳になっても、深く体中に染み渡ってゆくような美しく強い意志を感じる詩…それが「あなたに」。ザ・キャビンカンパニーさんの描かれた絵の持つ鮮やかさと力強さが、詩の持つ力を更に引き出してくれていました。何度でもハッとさせられ、何度でも人は1人だけど1人ではないのだと気づかされ、答えを見つけるのは自分自身しかいないのだと、何度でも励まされることでしょう。
レビュアー 946550
谷川俊太郎さんが母校の卒業生のために書き、長年朗読されてきた詩が、力強い絵と出会い、圧倒的な絵本になりました。
正直なところ、破壊や死といったネガティブな側面も並列して描かれている点は、少し難解で哲学的だと感じる部分もありました。
けれど、きれいごとだけではない清濁あわせ持った姿こそが「生きる」ことなのだと突きつけられます。
最後に「答」ではなく「問いかけ」を贈られることで、読んだ後もずっと心に残り続ける、人生の節目にふさわしい一冊です。
図書館関係者 603863
谷川俊太郎さんが乞われて作ったという詩にイラストが添えられた一冊。
詩の力がとても強いので、どのように描かれるのか興味を持って拝読しました。
抽象的な言葉を絵にするのは大変だったと想像しますが、なかなか素敵な仕上がり。
新たな読み方ができるように感じました。
ただ、詩の区切り方については、これがベストなのか少し疑問もあり、人それぞれのリズムや解釈があるので、なかなか難しいとも思いました。
レビュアー 529296
いかにも谷川さんらしい詩に思わずひきこまれてしまいます。詩の方がメインなのですが、絵もちょっと不思議な感じが漂ってきますが、谷川さんの詩によく合っていると思います。大きなくくりでは絵本なのでしょうが、子供向けと言うより大人が読んだ方がいいかなと思いました。
レビュアー 781279
ページを開くたびに、谷川さんの言葉が降り注ぐ。
そして、絵がその言葉のイメージを膨らませてくれる。
その言葉は決して甘いものではない。
人間の根本的な感情、矛盾を、突きつけられる。
「あなたに」というタイトル通り、私に、そして読者全員が問われている。
この詩が卒業式という節目の日に朗読されてきたということに納得する。
その詩が絵本化され、この詩を知らなかった私にも届いた。
何度読み返しても答えは出せない。だから私も矛盾を抱えながら生き、その問いと向き合うことの重要さを感じた。
この春、人生の節目を迎える人に送りたい絵本です。
図書館関係者 1038994
矛盾を壮大なスケールで表現している。
キャビンカンパニーの絵もいつも以上に語りかけてくる。
水が無ければ生きられないのに、洪水や津波として襲いかかってきたら敵わない。
火も取り扱いを間違うと大変なことになる。
深い。
答えが書いていないので想像力をかきたてる。
レビュアー 752611
ザ・キャビンカンパニーさんの絵が凄みを帯びて迫ってくる。
谷川俊太郎氏の刃のようなことばに負けない迫力で、読むものに熱量の高い印象を残す。谷川氏の母校の卒業生に向けての詩だったというが、卒業の言祝ぎというよりはこの先若者たちがこの世の荒波の中で生きていく厳しさを突きつけているようだ。
火と水と人間の有する矛盾と真実。迷いと決意。その覚悟を問うているように感じる。
そうだ。答えはひとりひとり違うし、だいたい答えがあるのかもわからない。自分の目と心で見極めながら、考えながら前を向いてゆけ!と背中を押される。
レビュアー 1604179
イメージは描くことで伝わる。そのひとつが絵本なのかもしれない。イメージは言の葉を紡ぐことで伝わる。そのひとつが小説なのかもしれない。水の流れ、炎の勢い、それぞれの感じ方によって心配にも安心にもなる。谷川俊太郎さんの詩は感性をくすぐる。「あなたに」という詩を絵本化した一冊。人間は争い、助け合い、どこへ向かうのか。ザ・キャビンカンパニーが描く。本をひらくと始まる物語も、閉じてしまえば消えていく。ここに存在はあるのにない。日常もそう。あったようでなかったようで。かたちはない。それはあなたが作っていくものだから。
書店関係者 787614
伝えたいことが明確にわかる絵本。谷川さんの思いや迫力のある絵が目に飛び込んできて一気に頭が冴えわたっていく。大切なものを伝える力が溢れまくってます。見応えたっぷりでまずは沢山の方に手に取って頂きたいですね。
図書館関係者 704885
谷川俊太郎さんの母校で卒業式に贈られている詩とのこと。人生の節目・門出で贈られる言葉として一生を共にしてくれることだろう。繰り返し繰り返し、世界の真理に、世の中の有様に、喜び悲しみ、疑問を感じ、絶望するたびに、この本を開いて、前に進むために自身の心に問い続けたい。ザ・キャビンカンパニーさんの画が凜として鮮やか、詩のイメージを素晴らしく広げてくれる。
図書館関係者 857625
谷川俊太郎氏の母校の卒業式で毎年朗読される詩。火と水と人間、それぞれのイメージを詠う。
美しく尊い存在である反面、残忍で無慈悲。その矛盾を突き付ける内容と、1ページ1ページの絵の熱量が絶妙にマッチしていて、心にズシンと響きます。
この詩を餞に贈るとは凄いセンスだな…
矛盾に満ちたこの世界を、未来をどう生きるのか?という問いかけは、足掻きながら強く生き抜きなさいという愛のあるメッセージにも思えます。
書店関係者 814855
この絵本は、注意が必要です。わたしは、何気なく手に取ってしまったことをすこし、いや、かなり後悔しています。
読むだけなら、ほんの数分で終わってしまうこの絵本。
パタンと閉じて、ハイおしまい・・・そうは行かないのが、谷川俊太郎さんの言葉の威力。
深く、鋭く、そして、重く心に突き刺さって、抜けなくなってしまった谷川俊太郎さんの言葉・・・
火と水と人間の矛盾にみちた未来のイメージを贈る
あなたに答は贈らない
あなたにひとつの問いかけを贈る
なぜ、谷川俊太郎さんは「イメージ」という言葉を使ったのでしょう?
なぜ、その「イメージ」の前に「未来の」とつけたのでしょう?
たしかに、答は送られてはいません。
しかし、いったいどこに「問いかけ」が書かれているのでしょう?
うかつに手にとって、言葉のイメージの世界に取り込まれて、もう数週間。
NetGalleyは55日のタイムリミット。これはちょっと無理なのでは・・・本気でそう後悔をしました。
しかし、出会ってしまった以上は現時点誠実に答えてみようとおもいます・・・間違っていたり、曖昧だったとしても・・・
まず、この、「あなたに」は確実に「わたしに」向けられたものだったということ。
きっと、現在、わたしは人間で、そして、火と水の世界に生きている。世界も自分も矛盾に満ち満ちた存在です。
そして、どうやら、答は、これからの未来の中にある・・・だからこそ、こうして生みだされた、この言葉たちなのでしょう。
谷川俊太郎さんの問はあなたが過去何を思い、世界があなたに何を語りかけたかは、あえていわない。
しかし、これからのあなたの未来をどういうものとするのか、ちゃんとあなたが決めなさい、そう言っているのかもしれないですね。
未来も、世界も、あなたも、あなたの選択で変わっていく・・・
あなたは、矛盾したイメージの中から、あえて、「あなたにとっての人間とは何か」を、「あなたにとっての火とは何か」を、「あなたにとっての水とは何か」を、自分で答えを見つけなさい・・・そういっているのかもしれない。破壊者としていきるのも、創造者として生きるのも、愛に生きるも憎しみに生きるも、自分で決めなさい。だから、普遍的なイメージが矛盾したものであっても、あなたはそのどれかを自分で必ず選びなさい。
つまりは、あなたはなぜこの世界に生まれたのかを自分で見つけて生きなさい・・・それが、あなたが見つける答え。自分で選んだ自分と世界。
そして、このメッセージを同世代の漠然と生きる同胞に、たとえ、うるさがられても言葉を紡ぎ出すのが谷川俊太郎という人の「答」だったのかもしれません。
ここで今、どうことばを選んでも、たとえしっくりこなくても、しかたありません。だって、まだまだ、これからの未来をわたしはこの問とともに生きていくのですから。常に修正しながら生きていくことになるのですから。
大変なプレゼントです。街路樹の中の机に付きこの絵本を読み終えた、これからの未来。
さあ、わたしはなんのためにこの世界に生まれ、何を残すのか・・・
ありがとうございました。