ポジション!
高田由紀子・作
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刊行日 2025/10/31 | 掲載終了日 2026/05/31
ハッシュタグ:#ポジション #NetGalleyJP
内容紹介
第72回青少年読書感想文全国コンクール
課題図書 小学校高学年の部
運動は苦手なのに「背が高いから」という理由だけでミニバスチームに誘われた小6の芽吹。
「なにかが変わるかもしれない」と期待し、入団を決意したものの、人数不足を救うはずの芽吹は一転、実力不足から戦力外の目で見られるようになり、自信を失ってしまう。
そんな時、数年ぶりに再会した4歳年上のルイが、車いすバスケで努力を重ねていることを知る。
その姿に勇気をもらい、「仲間の役に立ちたい、自信をつけたい」と、練習に励む芽吹。
しかし、チームワークを重んじる監督とキャプテン、とにかく試合に勝ちたいチームメイトとの間で、焦りはつのるばかり……。
さまざまな思いを抱えるメンバーそれぞれが、悩み、挑戦し、自分のポジションを探していく物語。
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もくじ
プロローグ
第一章 朝丘芽吹
第二章 百田晴
第三章 一条結人
第四章 末広サンライズ
出版情報
| ISBN | 9784265840670 |
| 本体価格 | ¥1,500 (JPY) |
| ページ数 | 288 |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
図書館関係者 612127
人数不足なミニバスケチームに誘われた芽吹。理由は背が高いから。でも、スポーツは苦手。真面目に頑張るけど、6年生でも一向に上手くならないし、自信もないし、チームにいてもいいのか悩む。車椅子バスケで頑張るルイに励まされて練習に励む。章ごとに語り手が変わるので上手い子のイライラも書かれていて読みやすい。最後の試合がいいな。高学年向き爽やかスポーツ小説。
図書館関係者 1067020
「バスケやってる男子の本ないっすか?」って聞いてたあの子に手渡したかった!もう卒業してしまった子には翻訳小説を薦めたのだけれど、この本も読んでほしかった!
章ごとに主人公が変わる最近の児童小説は本当にいい。本来、どの子も人生の主役なのだから。自分に重なる部分のキャラや気持ちをなぞるのもいいし、似たようなシチュエーションを重ねて、相手の目線でものを考えることもできる。「使えるもの、全部使って自分を出しきれ」の言葉を含めて、名言も沢山出てくる。自信がまだまだ確立できていない小学生にこそ、今の自分の置かれたポジションを楽しむ、自分がやりたいからする、誰かの許可はいらない、というメッセージに力を与えてくれる小説だと思う。早く、早く紹介したい!
図書館関係者 1219703
バスケを始めた理由が単純でも、続けていく事で大切な仲間との時間や努力が、自分が変わるキッカケになっていく。オンラインが普及し、対面での人との関わりが薄くなるこの時代、こんな体験を積み重ねて成長した人は、必ず誰にも負けない力を身につけていくだろう。
それぞれの目線で語られる各章は、みんなの気持ちを知れば知るほど、会話の大切さが身に染みてくる。今の時代、どれだけ友達と心の声を語り合えているのだろうか。
人を思いやる気持ちとチャレンジする行動に胸が熱くなる。ラストの試合は仲間との熱い思いが感動の涙となって、読み終えた時、温かい気持ちになる。心に響く一冊。
図書館関係者 497016
ミニバスケチームのそれぞれの子どもたちにも、それぞれの家庭環境や背景がある。運動音痴だけど、友達が欲しくて人数不足のチームに入った子、自分の実力でキャプテンになったと思っていたけど、ミニバス応援に熱中し過ぎる両親が自分を選ぶよう監督にねじ込んだのではと疑い始める子、両親の離婚後に強豪から移って来た子、そして車椅子バスケ選手との出会いでみんなが少しずつ変わり始める。
子どもたちはみんな、自分の家庭しか見えていないのでそれが普通だと思っているけど、こんないろいろな背景を持つ子どもたちの物語を読んでどう思うのかな?感想を聞いてみたいと思います。
教育関係者 751214
熱くなれた経験が人を豊かにしてくれると思います。
ミニバスクラブ「末広サンライズ」。人数不足のために誘われて入部した芽吹は、身長は高いけれど運動は苦手だった…
6年生でクラブのメンバー三人の視点で書かれた物語。
それぞれ事情があって、葛藤があります。
物語をおにぎりに例えると、具のような役割を果たしているのが、車いすバスケのルイ君。
芽吹の幼なじみです。彼の受け入れたくない現実を自分の中で消化して、チャレンジしている姿は人の心に訴えかけるものがあります。
使えるものは、全部使いたい。出しきりたい。失敗じゃなくて、次のチャンスにするために。
彼ら三人だけでなく、脇役の人たちの悩みも現実的なので、生き方に共感を覚えます。
名言の詰まった本作について、熱く語り合いたいと思いました。
レビュアー 946550
スポーツを通して少年たちがそれぞれの壁にぶつかりながらも成長していく姿が、とても清々しく熱い物語でした。
最初は自分に自信が持てず遠慮がちだったり、周囲の期待やプレッシャーに悩んだり、素直になれずに孤立してしまったりと、登場人物たちは誰もが等身大のリアルな葛藤を抱えています。しかし、少し違った視点を持つ競技との出会いや、周囲の人々との本音のぶつかり合いを通して、一人ひとりが自分なりの「役割」や「居場所」を見つけ出し、力強く前を向いていく過程がとってもいいです。
特別な才能が急に開花するわけではなく、不器用ながらも今の自分にできることに全力で向き合うことの素晴らしさに、今の子どもたちに気づいてほしいですね。