まだまだここから
宇佐美 牧子/作 酒井 以/絵
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刊行日 2025/05/07 | 掲載終了日 未設定
ハッシュタグ:#まだまだここから #NetGalleyJP
内容紹介
第72回青少年読書感想文全国コンクール
課題図書 小学校中学年の部
思い通りにいかないときに。あなたのがんばりを、応援する物語。
(あらすじ)
蓮は、小学4年生。運動はそんなに得意じゃないけれど、「水泳」だけはちょっぴり自信がある男の子。そんな蓮に、ある日スイミングスクールの「特訓生」になるチャンスが訪れます。これまででいちばん練習をがんばって、ついに迎えた検定の日。けれど選ばれたのは、がんばっていた蓮ではなく、弟の凛で……。
がんばったことが実らなかったとき、すべては「むだ」になってしまうのかな?
市民プールで出会った新しい友だちの陽太や海音、家族やコーチとの交流を通して、蓮は「がんばった」ことの先にある、本当の意味を見つけていく。
くじけそうなあなた、コツコツがんばっているきみへ贈る物語。
出版情報
| 発行形態 | ハードカバー |
| ISBN | 9784591185964 |
| 本体価格 | ¥1,400 (JPY) |
| ページ数 | 191 |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
レビュアー 1085581
頑張っても結果が出ないことは、大人でも辛いことで、子供にとっては何倍も苦しく感じるように思います。なんとなく頑張るのではなく細かく目標設定をしながら、自分を見つめていく姿がとても爽やかです。それぞれの気持ちを抱えながらスイカに参加する他のメンバーのストーリーもとても共感できます。弟や家族への気持ちもさりげなく織り交ぜながら進んでいくストーリーが素晴らしいと思いました。テーマが水泳なのも、子どもたちにとって身近で良いです。お勧めしたいと思います。
書店関係者 1829753
弟に抜かされても不貞腐れることなく、前向きに練習をしている蓮がかっこよかったです。
負けず嫌いな努力家でも結果が必ずついてくるわけではない。
でも、仲間がいるからしんどい時でも前を向く蓮の姿に勇気をもらえます。
書店関係者 571250
運動は得意じゃないけど水泳には自信がある蓮。ある日、スイミングスクールの特訓生になる検定を受けてみないか、とコーチから言われて挑戦してみることにする。今まで以上に練習をして挑んだけれど結果は苦いものに…。
小さい子の方がタイムがのびやすく有利らしい特訓生。小学四年生である自分にとってはチャンスはもう多くないと感じる蓮は市民プールで行われる“すいすい川原クラブ”に申込み、さらにステップアップをはかる!
頑張ったらがんばった分だけ報われる…わけではない。けど、挫けそうになりながらも頑張った経験が蓮にもたらしてくれたのはたくさんの複雑な感情とがむしゃらに頑張ったあとにキラリと心のなかでまたたく泳ぐ理由。
しなやかな心で頑張ることを楽しんだ先にある蓮の世界の広がりを一緒に感じることが出来る物語でした。
図書館関係者 497016
頑張って取り組んでも、報われないことはある。初めてその壁に突き当たって挫折を味わった男の子、蓮が、その後に出会った人たちや家族との関わりの中でその気持ちとしっかり向き合い、乗り越える様子を丁寧に描く物語。蓮が自分で見つけて通い始めるスイミングスクールのおばあちゃん先生の、子ども自身に考えさせ、躓きに対して絶妙な例えでアドバイスをする指導がとても良くはまっていて、一緒に蓮を応援したくなる。読書感想文は自分の経験から挫折とどう向き合ってきたか、蓮との共通点や違いを書けたらいいと思います。
図書館関係者 1219703
水泳を通して、ひとりひとりが成長する姿に温かい気持ちがわいてきました。「頑張っても上には上がいる」って思い知らされても、途中で努力を諦めない。小さなきっかけをヒントに少しずつでも前に進む姿。努力は裏切らない。
自分自身が強くなれる物語に、読み終えたらスカッとしました。
レビュアー 1666318
蓮、海音、陽太。3人の友情と成長を描いた爽やかな作品でした。水泳の泳法に対する春さんのアドバイスも的確で、思わず私もプールで試してみたくなりました。3人の少年たちが抱える悩みはそれぞれ共感できるものばかりで、それを克服しようと懸命に努力する姿にエールを送りたくなりました。
小学生の夏の読書にピッタリの作品だと思いました。
教育関係者 751214
主人公は四年生の蓮。弟の凛とスイミングスクールに通っています。
「特訓生」の検定を受けることになって、友だちと遊ぶことも我慢して練習したけれど、選ばれたのは自主練習をしていなかった凛でした。
「低学年のほうが特訓生になりやすいって」とお母さんの言う言葉も蓮の心には届きません。
でも蓮は自分をすてることなく、市民プールのスイミングクラブで練習をします。
コーチは小がらなおばあさんの春さん。今までにない練習法と仲間との出会いで蓮の平泳ぎのタイムにも成果が現れていきます。
蓮と凛のお父さんは、お仕事を頑張ったけれど勤めていた支店がつぶれてしまってべつの支店で働いています。
この物語では「がんばったら夢はかなう」わけではないかもしれない、という現実に登場人物たちが向き合っています。でも、本気で挑戦することの気持ち良さも書かれています。
題名もうなずける、読後感の良い作品と出会えました。
レビュアー 1193191
「がんばったけれど、結果が出なかった。でも、そこまでに重ねた努力は無駄にはならない。」そう思えるようになったのは、果たしていくつの時だったかなぁ、なんて懐かしく思ったお話でした。一緒に練習する2人との距離感がリアルで、でも心地よさもあり、読後感が良かったです。泳ぐ気持ちよさが文字から伝わってきたのも、爽やかさの正体だなぁと思いました。
図書館関係者 1067020
正直、出だしや設定はあまり引き込まれなかったのだが、読み進めていくうちに、水の中にぐいーっと引き込まれて水と溶け合っていくみたいな心地良さを感じた。冷たいガラス1枚に隔てられた差、兄弟間の嫉妬、厳然と存在する残念な現実。それらと向き合っていくことで知る、世界が単純にはできていないという事実。父親が仕事の話をしているところが、特にいい!この母親の在り方も、同じ親として共鳴する。今の頑張りは、必ずどこかへと続いている。読後にタイトルを見返した時、作者から子どもたちへのあたたかな光のようなエールを感じた。
図書館関係者 762785
ものすごく爽やかで面白い。スポーツでみせるこどもたちの成長、心にきました。誰とも揉めることもなく、競技と向き合うことで、それぞれが自分の問題と向き合い、解決していく……子どもながら大人より精神面でよくできています。読んでいてまったくストレスがなかった。
まず、主人公がものすごく素直。ここが一番読みやすかった理由です。
スポーツ小説としても、成長ものとしても、おすすめしたい一冊です。
レビュアー 946550
挫折を味わった主人公が、新しい場所で個性豊かな仲間や一風変わった指導者と出会い、少しずつ前を向いていく姿に心をうたれました。
まさに課題図書といえる作品でした。
それぞれが抱える悩みや葛藤を乗り越え、最後には晴れやかな笑顔で次の一歩を踏み出す展開に、読んでいるこちらまで「自分もまだまだこれからだ」と背中を押されるような爽やかな読後感でした。
図書館関係者 1428273
児童文学らしい作品。本筋とは違うがお父さんが自然に家事をしている姿が、今の子どもが違和感なく読めると感じた。頑張りが実を結ばない挫折感は誰もが経験することで、腐るか、乗り越えるか、の単純ではない答えが、子どもの生きるヒントになる作品。
図書館関係者 612127
いい話! 小学4年生の蓮はスイミングスクールで特訓生になれるチャンスがやってきた。でも、選ばれたのは頑張っていた蓮ではなく弟の凛。水泳で褒められていたのは自分なのにどんどん弟が中心になっていく。そんな中会ったのは短期水泳教室のスイカであった3人。その出会いを経ての一夏の話。なんでも頑張ればかなうってわけじゃないけど、頑張ったら絶対いいことがあるって思えるお話です。