平和のうぶごえ
「原爆の子」として生きた80年
早志 百合子
この作品は、現在アーカイブされています。
ぜひ本作品をお好きな書店で注文、または購入してください。
出版社がKindle閲覧可に設定した作品は、KindleまたはKindleアプリで作品を読むことができます。
1
KindleまたはKindleアプリで作品を閲覧するには、あなたのAmazonアカウントにkindle@netgalley.comを認証させてください。Kindleでの閲覧方法については、こちらをご覧ください。
2
Amazonアカウントに登録されているKindleのメールアドレスを、こちらにご入力ください。
刊行日 2025/06/26 | 掲載終了日 2026/06/01
ハッシュタグ:#平和のうぶごえ #NetGalleyJP
内容紹介
第72回青少年読書感想文全国コンクール
課題図書 高等学校の部
6歳で被爆、家は焼け、土手で掘っ立て小屋暮らし。原爆症、トラウマ、差別……
戦後80年が過ぎても被爆者の厳しい人生は続く。それでも決して平和を諦めない
「原爆の子」たちから現代の若者へ送る、生きるためのエール!
第72回青少年読書感想文全国コンクール
課題図書 高等学校の部
6歳で被爆、家は焼け、土手で掘っ立て小屋暮らし。原爆症、トラウマ、差別……
戦後80年が過ぎても被爆者の厳しい人生は続く。それでも決して平和を諦めない
「原爆の子」たちから現代の若者へ送る、生きるためのエール!
出版情報
| ISBN | 9784620328393 |
| 本体価格 | ¥2,200 (JPY) |
| ページ数 | 192 |
閲覧オプション
NetGalley会員レビュー
教育関係者 468529
子どものころ、夏になるとテレビや新聞、それから通っていた図書館で見かける戦争の話がこわかった。
原爆についても、黒焦げになってしまったとか、皮膚が・・・などの記述や絵、写真を見て眠れないほど怖くなったことが
何度もあった。
自分の成長とともに、子どもながらに「怖い」という感情だけではなく「戦争はだめ」という論理を考えるようになった。
幼かったころは、結果が怖くてたまらなかったのだと途中で気づいた。
そしてこの本。私と同じように「怖い」というイメージだけ先行している子どもたちもいると思う。
そんな子どもたちにぜひ読んでもらいたい。
高校生の部むけである。だからこそ読んでほしい。
なぜなら「戦争が終わっても人生が続く」ことが、早志さんの言葉、生き方すべてから得る学びのひとつだから。
広島に原爆投下されたとき小学3年生だった早志さん。その瞬間たまたま玄関にみながいて、家族全員がなんとか命はとりとめたけれど
そこからの何日間の記述はまさに地獄だ。また、思春期にアメリカによる放射能の影響を調べられるために、尊厳もない検査を何度も
受けさせられる。バスガイドとなってからは、仕事で歌う「原爆許すまじ」を最後まで歌いきることができない。当事者としての辛さは
文字で読むと「辛い」とわかるけれど、おそらくそれは想像した辛さであって、ご本人が時間をかけて受けた苦しみがわかるわけではない。
早志さんは、前向きで明るい、行動力もある方だ。
そして語り継ぐことの大切さと辛さを、ちゃんと伝えてくださっている。
戦後80年を過ぎた。第二次世界大戦からは80年過ぎたけれど、世界に目を向けると戦争は現在進行形だ。
観念的に「戦争反対」を冷笑する層も出てきてしまっているこの国だけど、学びの渦中にいる高校生・中学生などが
この本を読み、戦争を起こしてはならない、平和の尊さを実感してほしいものだ。
レビュアー 513020
被爆した経験を持つ「原爆の子きょう竹」の会の元会長による手記。
実際に経験した方々の生の声を聞くことが困難になってきた今、非常に貴重といえる。綴られた体験、感情は、体験時が幼児、少年少女期であるからが故か、幼くも非常に生々しくしかも痛々しく迫る。しかも艱難辛苦の中、前を向き生き抜く原動力が、自身の好きな事だったり、家族への想いだったりと今を生きる人々(未体験のひとびと)となんら変わりない想いであることが、安堵でありむごくもあるように感じ、いかに平穏が貴重であることを強調してくるようだ。
先達たちの想いとはうらはらになりつつある今の世界情勢に対しても非常に大切な証言の書。
レビュアー 1666318
誤解を恐れずに書かせていただくなら、原爆で亡くなった方々よりもむしろ生き残られた方々の方がお気の毒なのかもしれないと、改めて思いました。
「原爆の子」を読んだ時には、ものすごい衝撃を受けました。けれども、どこかで過去の遠い出来事だと思い込んでいる自分がいました。それが今回、早志さんのこの作品に出会って、原爆投下は決して過去の出来事ではないのだと強く感じました。悲惨な過去を背負いながらも明るく前向きに生きていらっしゃる早志さんを尊敬します。と同時に、被爆をひた隠しにして引きこもるように生きていらした多くの方々も心から尊敬します。
全世界の大多数の人が、ノーモアヒロシマと思っているはずなのに、核の脅威がなくならないのはどうしてなのでしょうか。
レビュアー 2090447
「原爆を許すまじ」を、著者はバスガイド時代に歌わなければいけないのに歌えなかった。歌詞を改めて読んで、初めて立ち止まった。小学の修学旅行で学んだこの歌を、当事者が歌う。そんな場面、想像したことがなかった。作詞したのは非被爆者の文学青年。外から見た原爆への詩(ことば)だった。被爆当事者の痛みを想像して作られた歌と、実際にその場を生き延びた人の気持ち。そこに隔たりがあったのかも知れないと、この本を読んで思った。
図書館関係者 601014
私がお話を聞いたことのある被爆者の方も、
長い間被爆の思い出を語ることができなかったと仰っていたことを思い出しました。
語る口も凍ってしまうような思い出。
でもそれを語らないことが原爆の被害を後世に伝わらないと、
同じ過ちが繰り返されてしまうかもしれないからと、
傷口を抉るように語ってくださることにどれだけ真剣に耳を傾けられるか。
不穏な世界になってきている今だからこそ、
より広く読まれ、繋いでいくことが大事だと考えさせられました。
図書館関係者 612127
"原爆の子の手記から、原爆の子として生きて来た著者。その仲間に声をかけ続けて何度も本を出すなんてすごい。
そしてそれぞれが辛い思いとその後の楽しい体験と入り混じっているのが生きている実感として感じられた。
書店関係者 681228
小学校の時に図書室に置いてあった原爆の写真集を見たときの衝撃は忘れられない。人の体がこんな風になってしまうのか、という恐怖はふとした時に脳裏に浮かぶほどのむごさでした。それから数十年、今回課題図書という形で本書が選ばれたことは素晴らしいことだと心から思います。子どもだった頃の私は「もしも私がこの立場だったら」と想像していたものですが、今の私は「もしも大切な家族が、子が」と想像して息を呑みます。そんなこと、想像したくもないし考えたくもありませんが、それは実際に被爆された方々だってそうだったのです。そのことを忘れてはいけない。それまでは穏やかで楽しい日々をおくっていたいたのに、あの日あの瞬間から日常がひっくりかえってしまった。知らなければならない、伝え続けなければならない。きっと次世代を生きる高校生の読者の方々もそう感じるのではないでしょうか。